残留目指すニュルンベルクと優勝目指すバイエルンの一戦は痛み分け!《ブンデスリーガ》

2019.04.29 03:16 Mon
Getty Images
ブンデスリーガ第31節、ニュルンベルクvsバイエルンが28日に行われ、1-1で引き分けた。ニュルンベルクのFW久保裕也はベンチ入りも出場しなかった。
PR
前節レバークーゼン戦を敗戦した17位ニュルンベルク(勝ち点18)は、残留プレーオフに回れる16位シュツットガルトに暫定6ポイント差とされた中、久保がベンチスタートとなった。
一方、前節ブレーメン戦を10人となった相手に苦戦しながらもジューレ弾で辛勝した首位バイエルン(勝ち点70)は、4日前に行われたブレーメンとのDFBポカールでは3-2と競り勝って決勝進出を決めた。そして、前日の試合でドルトムントがシャルケとのダービーに惨敗したことで勝利すれば4ポイント差となる中、ニャブリがベンチスタートとなってゴレツカを起用した。そして、5カ月戦列を離れていたロッベンがベンチ入りした。

積極的な入りを見せてきたニュルンベルクに対し、徐々にポゼッションを高めて流れを引き寄せていったバイエルンは、23分に最初の決定機。ボックス手前右で得たFKをアラバが直接狙うと、シュートはバーを直撃した。

その後もバイエルンが押し込む流れが続いたが、ニュルンベルクは35分にマテウス・ペレイラが際どいシュートを放つと、40分にもイシャクがボックス内からGKウルライヒを強襲するシュートを浴びせ牽制する。
結局、前半のうちにゴールをこじ開けられなかったバイエルンは迎えた後半、ミュラーに代えてニャブリを投入。

しかし後半開始3分にニュルンベルクが先制する。ルーズボールを拾ったボックス手前右のマテウス・ペレイラが左足でゴール左へミドルシュートを流し込んだ。

まさかの失点を喫したバイエルンは60分に同点のチャンス。ゴレツカがスルーパスを受けてボックス右からシュート。だが、GKマゼニアの好守に阻まれた。

続く69分にはボックス手前右で得たFKをハメス・ロドリゲスが直接狙うと、シュートはバーを直撃した。それでも75分、バイエルンが同点に持ち込む、右サイドからカットインしたコマンの浮き球パスを、ゴールエリア左に侵入したニャブリがボレーで押し込んだ。

しかし、終盤にかけてはバイエルンの攻勢が強まることなく時間が経過すると、89分にニュルンベルクにPKが与えられる。ボックス内でマルグリッターがアルフォンソ・デイビスのヒジ打ちに遭った。しかし、キッカーのリーボルドはシュートを右ポストに直撃させてしまった。

助かったバイエルンはラストプレーに逆転のチャンス。カウンターからコマンがGKとの一対一となったが、シュートはマゼニアに止められてしまった。直後にタイムアップとなり、両者にとって痛い引き分けとなっている。

PR
関連ニュース

町野修斗が直近7戦3G4A! 奥抜侃志出場のニュルンベルク撃破に貢献の2戦ぶりゴール

ホルシュタイン・キールFW町野修斗が快勝に貢献した。 2.ブンデスリーガで昇格圏の2位につけるホルシュタイン・キールは6日の第28節で10位のニュルンベルクとアウェイで対戦。ニュルンベルク側で林大地がメンバー外の一方、奥抜侃志が先発したなか、町野もスタートから出場した。 そんな町野は12分の相手に退場者が出て、1-0でリードの34分に2戦ぶりの一発。敵陣左深くで味方が相手のスローインをカットすると、ボックス左の町野が流れたボールを拾って中に切り込み、右足でゴール右に突き刺した。 町野の今季リーグ戦5ゴール目で突き放したホルシュタイン・キールは43分にダメ押しに成功すると、79分にもトドメの一発が生まれ、4-0で勝利。奥抜がハーフタイムでピッチを後にしたなか、町野はフル出場し、4連勝に貢献した。 なお、町野は今季のここまで5得点6アシスト。直近の7試合では3得点4アシストと好調だ。 2024.04.07 10:50 Sun

林大地は夏にニュルンベルクを退団? ケガに苦しみ今季16試合で3ゴール3アシスト…買取OP行使は無しか

ニュルンベルクに所属するFW林大地(26)が退団する可能性があるようだ。 サガン鳥栖でプレーしていた林は、東京オリンピックにも出場。その後、シント=トロイデンに完全移籍した中、今シーズンからニュルンベルクにレンタル移籍で加入した。 2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)に挑戦した林は、ここまでリーグ戦13試合で2ゴール2アシストを記録。DFBポカールでも3試合で1ゴール1アシストに終わっている。 ドイツ『ビルト』がニュルンベルクの今夏の動きについて特集。その中で、攻撃陣4人について「わずか8ゴールしか決めていない」と不発に終わっていることに言及し、夏に大きな変化が訪れるとした。 林は開幕直後にアシストを記録するなど良いスタートを切ったかに思われたが、アキレス腱を痛めており離脱。今年に入っても1試合でプレーしたのを最後に、アキレス腱のケガで試合に絡めていない。 『ビルト』は林について「アキレス腱の問題のため、日本人は公式戦30試合中16試合にしか出場できていない。ゴールとアシストはそれぞれ3つだ」とし、クリスティアン・フィエル監督の言葉も伝えている。 「これまでのところ、彼にとっては非常に残念なことだ」と評価。期待して獲得したものの、ケガで半分しか稼働できていない状況を語り、シント=トロイデンからの買い取りオプションも付帯したレンタル移籍だったが、獲得は見送られる方向に進んでいるようだ。 東京五輪の後にステップアップを果たし、更なるステップを求めたものの、予想外の状況に陥っている林。アピールできないままシーズンを終えてしまうのだろうか。 2024.04.05 12:30 Fri

フランクフルトが逸材FWウズンを確保か? 今夏移籍に向けてメディカルチェックを完了

フランクフルトがニュルンベルクの逸材確保に成功したようだ。ドイツ『ビルト』が報じている。 昨夏、フランス代表FWランダル・コロ・ムアニをパリ・サンジェルマン(PSG)に引き抜かれたフランクフルトは、その後釜の確保に着手。今冬の移籍市場ではウォルバーハンプトンからオーストリア代表FWサーシャ・カライジッチ、PSGからU-21フランス代表FWウーゴ・エキティケの2選手をレンタルで獲得していた。 ただ、長期離脱を強いられたカライジッチに加え、エキティケはパフォーマンスの問題と高コストの影響で完全移籍への移行の可能性は低いと見られていた。 そういった中、クラブはドルトムントやバイエルン、ブライトン、ガラタサライ、セビージャといった国内外の複数クラブが関心を示していたニュルンベルクのU-21トルコ代表FWジャン・ウズン(18)の確保に成功したようだ。 報道によると、フランクフルトはニュルンベルクと1800万ユーロ(約29億円)と言われる移籍金で合意に至り、ウズンは今夏の移籍に向けてすでにメディカルチェックを完了させたという。 ヤーン・レーゲンスブルク、インゴルシュタットの下部組織を経て2019年にニュルンベルクに加入したウズンは、多才な186cmのアタッカー。センターフォワード、セカンドトップに加え、攻撃的MFでもプレー可能な万能型アタッカーで、元ブラジル代表FWロベルト・フィルミノに近いプレースタイルだ。 今シーズンはここまで公式戦24試合16ゴール3アシストの数字を残している。 2024.03.13 06:00 Wed

林大地のライバル…ドイツ2部ニュルンベルクの18歳FWカン・ウズン、ドルトムントやブライトンら獲得交渉中か

ニュルンベルクのU-21トルコ代表FWカン・ウズン(18)にビッグクラブが関心を寄せているという。 カン・ウズンはドイツ生まれの186cmアタッカー。下部組織時代から過ごすニュルンベルクで今季プロ契約を締結し、2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)で16試合8得点、公式戦全体では18試合11得点を叩き出している。 その特徴としては「ユーティリティ性」か。本職のセンターフォワードとしては元U-23日本代表FW林大地より高い序列にあるが、林が最前線で先発する際は[4-3-3]のインサイドハーフ、[4-2-3-1]のトップ下を担うことも珍しくない。どちらで起用されても左ウイング、日本代表FW奥抜侃志との近い距離感からゴールを狙うアタッカー...といったところだ。 そんなカン・ウズン、祖国トルコでA代表待望論が持ち上がるなか、トルコ『Fanatik』によると、ヌリ・シャヒン氏がコーチを務めるドルトムント、フランクフルト、ニューカッスル、そしてブライトン&ホーヴ・アルビオンから関心が寄せられているという。 すでに4クラブともニュルンベルクとの協議を進めているようで、移籍金は最低でも1000万ユーロ(約16億円)以上とのこと。まだまだ無名の18歳だが、早ければ今冬中にステップアップする可能性もあるようだ。 2024.01.23 18:05 Tue

フランクフルト、ニュルンベルクからU-21ドイツ代表DFブラウンを獲得!

フランクフルトは3日、ニュルンベルクに所属するU-21ドイツ代表DFナサニエル・ブラウン(20)を完全移籍で獲得した。契約期間は2029年6月30日までで、今シーズンの残りはレンタル移籍でニュルンベルクに戻ることとなる。 2016年にヤーン・レーゲンスブルクの下部組織からニュルンベルクの下部組織へ移籍したブラウン。その後は順調にステップアップを果たし、2022年夏にトップチームに昇格。 昇格初年度となった昨季のリーグ前半戦は、ベンチを温める日々が続いたが、昨年3月10日のブラウンシュヴァイク戦で2.ブンデスリーガ初出場を飾ると、その後はコンスタントに出場を重ね、今季は左サイドバックのレギュラーに定着。ここまで公式戦16試合に出場し2アシストを記録している。 今季はニュルンベルクに残留するブラウンは、クラブの公式サイトで以下のように後半戦への意気込みと感謝を伝えている。 「僕の目標は、このクラブでシーズン後半戦も素晴らしいプレーをすること。それを本当に楽しみにしている。そしてニュルンベルクには、これまで僕に与えてくれたものすべてに感謝している。8年経った今夏、いよいよここを飛び出し、新たなビッグチャレンジに挑むときが来たんだ」 2024.01.04 01:10 Thu
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly