シティがバーンリーの堅守に大苦戦もアグエロの今季20点目で勝ち切る! リーグ12連勝で首位堅持《プレミアリーグ》

2019.04.29 00:02 Mon
Getty Images
プレミアリーグ第36節、バーンリーvsマンチェスター・シティが28日にターフ・ムーアで行われ、アウェイのシティが1-0で勝利した。
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前節、敵地でのマンチェスター・ダービーを2-0で制したシティ(勝ち点89)はリーグ11連勝でついに消化試合数で並んだリバプール(勝ち点88)を抜き首位に浮上した。今節先に試合を戦ったリバプールが勝利したことで暫定首位の座を明け渡して臨んだ今節は、15位バーンリーとのアウェイゲームに臨んだ。ダービーで負傷したフェルナンジーニョに代わってザネを起用した以外、同じメンバーで臨んだ。
立ち上がりからボールを保持して相手を押し込んでいくシティだが、素早い帰陣と距離感が整えられた相手の堅固な守備ブロック攻略に手を焼く。遅攻時は相手の寄せの早さとゴール前に屈強なセンターバックが並ぶことでなかなかスイッチとなるパスが入らない。

それでも、相手が前に出た場面では良い形からのボール奪取でカウンターに転じ、ベルナルド・シウバやザネがボックス内に侵入する場面を作っていく。だが、連戦の疲れか珍しくファーストタッチの乱れや判断ミスが目立って攻撃に時間がかかってしまい、相手のプレスバックの餌食となる。

前半半ばから終盤にかけてはベルナルド・シウバやシルバ、アグエロと幾度か際どい枠内シュートを放ったが、相手のシュートブロックやGKヒートンの好守に遭い、ややフラストレーションが溜まった前半はゴールレスで終了した。
前半からピッチサイドでいら立ちを露わにしていたグアルディオラ監督は、ハーフタイムに細かい修正と共に激しい檄を飛ばしたのか、後半のシティは見違えるようなアグレッシブなプレーで立ち上がりから相手を押し込む。

立ち上がりの50分過ぎには波状攻撃からベルナルド・シウバのシュートがボックス内のバーンズの腕に当たってハンドのような場面も見受けられたが、主審はこのプレーでPKを取らない。それでも、すぐに気持ちを切り替えたアウェイチームは内と外を出し入れしながら相手の守備ブロックにクサビを打ち込み続けてアグエロ、ベルナルド・シウバが幾度もGKヒートンを脅かす。さらに、セカンドボールへの意識も強まってバーンリーに攻撃のターンを渡さない。

バーンリーの身体を張った守備が目立つ一方、徐々に堅守決壊の匂いが漂い始めた中、ゴールをこじ開けたのは、やはり頼れるエースだった。63分、ボックス手前右のベルナルド・シウバから斜めのパスをボックス中央で受けたアグエロがDFとの球際を制して左足のシュートを放つ。これはゴールライン上で胸でのブロックをしたDFにかき出されたかに思われたが、ゴールラインテクノロジーによってゴールが認められた。

アグエロの今季プレミア20点目で試合を動かしたシティは先制点を奪う直前に交代の準備をしていたガブリエウ・ジェズスがザネに代わって投入される。先制後もゲームコントロールにいかずに果敢に2点目を奪いに行くアウェイチームは、75分にウォーカーのパスに抜け出したジェズスがボックス左で決定的なシュートを放つが、これはDFミーにゴールライン上でのスーパークリアで阻止される。

その後、やや攻撃の勢いが失われてきたシティは試合終盤の相手のパワープレーを警戒しアグエロを下げて83分にストーンズを投入。さらに後半アディショナルタイムにはスターリングを下げてオタメンディをピッチに送り出し、グアルディオラ監督のチームらしくないセンターバック4人がピッチ内で共演を果たすことに。

そして、指揮官の石橋を叩いて渡る逃げ切り策できっちりバーンリーの反撃を凌ぎ切ったシティが苦しみながらも1-0のスコアで勝利。リーグ戦12連勝を飾ったシティが首位を堅持し、リーグ連覇まであと2勝に迫っている。




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