7カ月ぶりセリエA先発のパストーレが特大の輝き! 快勝ローマが暫定4位浮上!《セリエA》

2019.04.28 03:04 Sun
Getty Images
セリエA第34節、ローマvsカリアリが27日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのローマが3-0で快勝した。
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前節、3位のインテルとの上位対決を1-1のドローで終えた6位のローマは、4位のミランと5位のアタランタと勝ち点1差の中で熾烈なトップ4争いを繰り広げる。直近3戦負けなしで前回対戦では引き分けた10位のカリアリとのホームゲームに向けて先発3人を変更。出場停止のクリスタンテ、ザニオーロに代えてパストーレ、クライファート、ファン・ジェズスに代わって負傷明けのマノラスが起用された。試合は立ち上がりからホームのローマが畳みかける攻めを見せる。まずは5分、ペッレグリーニの右CKをボックス内でマノラスが競り勝つと、宙に浮いたボールをファシオがヘディングシュート。これが左ポストの内側を叩くと、GKクラーニョが必死にかき出すもすでにゴールラインを割っていたとの判定で開始早々の先制点となった。
続く8分には右サイドで仕掛けたクライファートが左に切り込みながらボックス中央のパストーレの足元にボールを繋ぐと、元アルゼンチン代表が見事な左足のトラップから素早く右足インサイドのシュートを放つ。枠の外側から内に巻いてきたシュートがゴール右下隅に決まった。

アルゼンチン人コンビの電光石火の2ゴールによって最高の入りを見せたローマだが、12分にはボックス内でパヴォレッティに決定機を許すが、ここはGKミランテの見事なワンハンドセーブで凌ぐ。これで気を引き締めたローマはここから冷静にゲームをコントロールしていく。
前半終盤にかけてはジェコの強靭なポストワークと久々の先発抜擢で高いモチベーションを見せるパストーレを起点にカウンターから多くの決定機を作り出すローマ。38分にはジェコのラストパスに反応したフロレンツィがボックス右で決定機を迎えるが、ここはシュートをふかしてしまう。続く43分にはボックス右ライン際でクライファートがマイナスに折り返したボールをエル・シャーラウィが機転を利かせてスルー。ボックス中央でドフリーのパストーレが右足で狙うが、これは惜しくもクロスバーを叩いて試合を決める3点目とはならなかった。

迎えた後半も攻勢を仕掛けるローマは右サイドのクライファートが再三の鋭い突破からのクロスでチャンスを作り出す。55分にはその形からボックス左でシュートを放ったジェコのシュートが相手にディフレクトして左ポストを叩くと、直後の56分にはコラロフの左クロスからペッレグリーニが際どいシュートを放つ。

この後半立ち上がりの攻勢をゴールに繋げられなかったローマは63分にパストーレを下げてペロッティを最初の交代カードとして投入。序盤戦以降、戦力になり切れず批判に晒されていたパストーレだが、7カ月ぶりの先発となったこの試合の好パフォーマンスにオリンピコに集ったロマニスタからも盛大な拍手が送られる。

早く3点目を奪って試合を決めたいローマは73分に絶好機。クライファートの右クロスをファーのエル・シャーラウィが頭で合わせるが、これはGKクラーニョのビッグセーブに遭う。この直後にエル・シャーラウィがお役御免となり、ジェンギズ・ウンデルを投入したホームチームはようやく試合を決める。

86分、クライファートのミドルシュートのこぼれ球に反応したペロッティのシュートはGKにセーブされるが、このこぼれ球をコラロフがシュート。GKの腕を弾いたボールがそのままゴールネットに吸い込まれた。その後、相手の反撃を無失点で凌ぎ切ったローマが2戦ぶりの白星を挙げて暫定ながら4位に浮上している。

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