アタランタがヴィオラ撃破で23年ぶりの決勝進出! 2度目の優勝懸けてラツィオと対戦《コッパ・イタリア》
2019.04.26 05:51 Fri
コッパ・イタリア準決勝2ndレグ、アタランタvsフィオレンティーナが25日に行われ、ホームのアタランタが2-1で勝利した。この結果、2戦合計5-4としたアタランタの23年ぶり4度目の決勝進出が決定した。
フィオレンティーナホームで行われた1stレグで3-3の壮絶な打ち合いを演じた両者が、ラツィオの待つ決勝進出を懸けて激突した今回の一戦。
試合は前回対戦同様に立ち上がりから打ち合いの展開となる。まずは3分、キエーザからのスルーパスに反応したムリエルがあっさりと最終ラインを突破すると、ボックス内でGKとの一対一を制してアウェイチームが早々に先制点を奪う。さらに直後の5分にもボックス内に抜け出したキエーザに2点目のチャンスも、ここはシュートを枠の左に外してしまう。
一方、2戦合計スコアで逆転されたアタランタだが、早い時間帯に追いつく。14分、ボックス内でイリチッチから足下にパスを受けたアレハンドロ・ゴメスが反転を試みた際にDFチェッケリーニに倒されてPKを獲得。これをキッカーのイリチッチが冷静にゴール右隅へ蹴り込み、2戦合計スコアで再び優位に立つ。
ここから試合はさらに激しさを増すかに思われたが、やや中盤での潰し合いが目立ち互いに決定機まで持ち込めない。それでも、リスクを冒して攻めるアウェイチームに対してイリチッチ、ゴメス、サパタと自慢の3トップを起点に精度の高いカウンターを仕掛けるアタランタが38分にゴセンズのゴール前でのヘディングシュート、40分過ぎにはイリチッチにボックス内でシュートチャンスが訪れるも、いずれも枠に飛ばせず。
立ち上がりこそイーブンな展開も時間の経過と共にアタランタが押し込む状況が続く。60分過ぎには途中出場のパシャリッチが強烈なミドルシュートで相手ゴールを脅かすと、意外な形から決定的なゴールが生まれる。
69分、アタランタの波状攻撃からボックス右でパスを受けたゴメスが右足でグラウンダーのシュートを放つと、GKラフォンが弾き切れなかったボールがそのままゴールネットに吸い込まれ、ホームチームが大きなアドバンテージを手にした。
これで逆転には2ゴールが必要となったフィオレンティーナは中盤を削ってシメオネを投入するなど、ここから反撃を試みる。しかし、より後方に重心を置いたアタランタ相手にセットプレー以外ではチャンスすら作れない。
そして、試合はこのまま2-1でタイムアップを迎え、2戦合計5-4としたアタランタが1995-96シーズン以来、23年ぶりの決勝進出を果たした。
なお、ラツィオとアタランタによるコッパ・イタリア決勝はスタディオ・オリンピコで5月15日に行われる予定だ。
フィオレンティーナホームで行われた1stレグで3-3の壮絶な打ち合いを演じた両者が、ラツィオの待つ決勝進出を懸けて激突した今回の一戦。
試合は前回対戦同様に立ち上がりから打ち合いの展開となる。まずは3分、キエーザからのスルーパスに反応したムリエルがあっさりと最終ラインを突破すると、ボックス内でGKとの一対一を制してアウェイチームが早々に先制点を奪う。さらに直後の5分にもボックス内に抜け出したキエーザに2点目のチャンスも、ここはシュートを枠の左に外してしまう。
ここから試合はさらに激しさを増すかに思われたが、やや中盤での潰し合いが目立ち互いに決定機まで持ち込めない。それでも、リスクを冒して攻めるアウェイチームに対してイリチッチ、ゴメス、サパタと自慢の3トップを起点に精度の高いカウンターを仕掛けるアタランタが38分にゴセンズのゴール前でのヘディングシュート、40分過ぎにはイリチッチにボックス内でシュートチャンスが訪れるも、いずれも枠に飛ばせず。
1-1のスコアで折り返した試合は、後半も立ち上がりに両者が決定機を迎える。まずは47分、ムリエルからの短いスルーパスに抜け出したベナッシがボックス内でGKと一対一もここはGKゴッリーニの勇敢な飛び出しに阻まれる。直後の50分にはペナルティアーク付近でのサパタの落としからゴメスが強烈な右足のミドルシュートを放つが、今度はGKラフォンがファインセーブで阻んだ。
立ち上がりこそイーブンな展開も時間の経過と共にアタランタが押し込む状況が続く。60分過ぎには途中出場のパシャリッチが強烈なミドルシュートで相手ゴールを脅かすと、意外な形から決定的なゴールが生まれる。
69分、アタランタの波状攻撃からボックス右でパスを受けたゴメスが右足でグラウンダーのシュートを放つと、GKラフォンが弾き切れなかったボールがそのままゴールネットに吸い込まれ、ホームチームが大きなアドバンテージを手にした。
これで逆転には2ゴールが必要となったフィオレンティーナは中盤を削ってシメオネを投入するなど、ここから反撃を試みる。しかし、より後方に重心を置いたアタランタ相手にセットプレー以外ではチャンスすら作れない。
そして、試合はこのまま2-1でタイムアップを迎え、2戦合計5-4としたアタランタが1995-96シーズン以来、23年ぶりの決勝進出を果たした。
なお、ラツィオとアタランタによるコッパ・イタリア決勝はスタディオ・オリンピコで5月15日に行われる予定だ。
アタランタの関連記事
セリエAの関連記事
|
アタランタの人気記事ランキング
1
重傷から復帰のアタランタDFスカルヴィーニが肩の手術成功…CLバルセロナ戦で負傷
アタランタは5日、イタリア代表DFジョルジョ・スカルヴィーニの手術成功を発表した。 スカルヴィーニは、2024年6月に行われたシーズン最終戦のフィオレンティーナ戦で左ヒザの前十字じん帯を損傷。長期離脱となっていた。 2024年11月に復帰すると、今年に入ってからはコンスタントにプレーしていたが、1月29日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ最終節のバルセロナ戦で途中出場を果たすと、試合終盤に負傷。ストレッチャーに乗せられてピッチを後にしていた。 左肩を痛めていたスカルヴィーニは、5日に左肩関節上腕骨安定化手術を受け無事に成功。すでにリハビリのプログラムを行っているという。 負傷続きとなってしまったスカルヴィーニ。しっかりと治して復帰してもらいたいものだ。 2025.02.06 12:10 Thu2
復帰戦で再び負傷のスカマッカ、右太ももの手術で再びの長期離脱か
アタランタは7日、イタリア代表FWジャンルカ・スカマッカが手術を受けたことを発表した。 スカマッカは1日に行われたセリエA第23節のトリノ戦に途中出場。85分からレテギに代わりピッチに立ったが、この試合で右足を負傷していた。 クラブの発表によれば、精密検査を受けたスカマッカは右大腿直筋近位の筋肉と腱の接合部に損傷が見つかったとのこと。そして、6日に同箇所の手術をバルセロナで受け、無事に成功したとのことだ。 昨夏のプレシーズンマッチで負った左ヒザのケガで、シーズン前半戦を棒に振ったスカマッカ。約6カ月にわたる離脱から、トリノ戦で復帰を果たしたが、復帰初戦で新たなケガを負い再離脱することとなった。 2025.02.08 11:15 Sat3
ガスペリーニ監督直々のご指名…アタランタがアルゼンチン代表CBバレルディに関心
アタランタがマルセイユのアルゼンチン代表DFレオナルド・バレルディ(25)に関心を寄せ始めたようだ。 バレルディは最新のアルゼンチン代表メンバーに名を連ねるセンターバック。19歳で加入したドルトムントには定着できず、20-21シーズンからマルセイユへ移り、今季はヨーロッパリーグ(EL)準決勝・アタランタ戦に出場した。 左右両足を遜色なく操るビルドアップ能力、対人能力、リーダーシップ等はいま欧州で高く評価されているようで、つい先日にはフランス国内で「バレルディにアトレティコ・マドリーから関心」との報道も。 イタリア『カルチョメルカート』によると、どうやらアタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督は、自らの目で確かめた上でバレルディを気に入った様子。具体的な情報はないが、大変大きな感銘を受けた様子と伝えられる。 イタリア系でパスポートも保有するバレルディの市場価値は推定2000万ユーロ(約33.9億円)、マルセイユとの契約は2026年6月までとなっている。 2024.06.13 13:55 Thu4
カリアリにアタランタから3選手が加入、DFゾルテアは完全移籍、MFアドポ、FWピッコリは買取OP付きのレンタル移籍に
カリアリは17日、アタランタからイタリア人DFナディル・ゾルテア(25)、フランス人MFミシェル・エンダリ・アドポ(23)、イタリア人FWロベルト・ピッコリ(23)の3選手を獲得したと発表した。 契約形態はゾルテアが2028年夏までの完全移籍。アドポとピッコリは買い取りオプションが付随した1年のレンタル移籍となる。 アタランタの下部組織出身である右サイドバックのゾルテアは、2019年にプロデビュー。その後はクレモネーゼやサレルニターナ、サッスオーロなどへのレンタル移籍を繰り返しており、昨シーズンは冬の移籍市場でフロジノーネへレンタルで加入すると主力に定着し、公式戦21試合出場2ゴール5アシストを記録した。 トリノのアカデミー出身であるアドポは、2020年にファーストチームデビューを果たすと、2023年にアタランタへ完全移籍。昨シーズンは多くの試合をベンチで過ごすこととなり、公式戦出場は11試合にとどまった。 190cmの高さを備えるピッコリは、13歳でアタランタのアカデミーに入団。2019年にファーストチームデビューを果たすと、その後はスペツィアやジェノア、エラス・ヴェローナ、エンポリ、レッチェと国内クラブでのレンタル移籍を繰り返していた。昨シーズンはレッチェで途中出場がメインながら、公式戦39試合6ゴール1アシストの成績を残している。 2024.07.18 09:05 Thu5