A・ペレスがハットトリックのニューカッスル、セインツ下し残留へ大きく前進! 武藤は3戦出番なしで日本人対決実現せず《プレミアリーグ》

2019.04.21 03:36 Sun
Getty Images
プレミアリーグ第35節、ニューカスルvsサウサンプトンが20日に行われ、3-1でニューカッスルが勝利した。

勝ち点38の15位ニューカッスルと、勝ち点36の16位サウサンプトンによる残留を争う下位対決。
前節のレスター・シティ戦で4試合ぶりの勝利を収めたニューカッスルはその試合と同じスタメンを起用。武藤はベンチスタートとなった。一方、セインツはここ4試合でトッテナムを倒すなど3勝を挙げ好調。スタメンは2選手変更となり、吉田は7試合連続スタメンを果たした。

互いに2連勝を目指す一戦。序盤はニューカッスルが押し気味に進める展開に。15分までシュート0のセインツに対し、ニューカッスルは2本のシュートを打っているものの、どちらもゴールにつながるものではなかった。

だが、ペースを掴んだニューカッスルが試合を動かす。27分、吉田のパスをヘイデンが見事なスライディングでカット。そのボールをボックス手前で拾ったアジョセ・ペレスがドリブルでボックス右まで運び、吉田のチェックをもろともせず、右足でゴールに流し込んだ。
さらにその4分後、今度は左サイドを抜け出したロンドンのグラウンダーのクロスを再びアジョセ・ペレスが押し込んでニューカッスルに追加点。

2点先行されたセインツは45分にようやく攻撃の形。敵陣中央のレドモンドからスルーパスを受けたシムズがボックス左からシュート。しかし、このシュートは相手DFのブロックに捕まり、試合はニューカッスルの2点リードで折り返した。

セインツは後半、スティーブンスとシムズに代えて、レミナとアームストロングを投入。そのアームストロングが早速左から仕掛けてCKを獲得。そのCKに吉田が頭で合わせたが枠の右に外れた。

セインツが圧倒する後半立ち上がり。しかし55分、ニューカッスルのキ・ソンヨンがボックスの外から放ったシュートがポスト右を直撃。肝を冷やしたセインツだったがこの流れのまま1点を返す。

59分、パス交換から右サイドを突破したレドモンドからボックス手前のアームストロングへつながると、ワンタッチではたいたボールをレミナがインサイドステップで丁寧に流し込み点差を縮めた。

交代選手2人で点を奪ったセインツはさらに66分にもビッグチャンス。右CKがファーサイドに流れ、ボールはレドモンドの下へ。一人躱して折り返すと、この先にいたのは吉田。左足で合わせたが、クロスバーの上を越えてしまった。

後半はここまで押し込まれていたニューカッスルだったが迎えた86分、右サイドから上がったクロスは跳ね返されたものの、そのボールをダイレクトでリッチーがヘディングシュート。さらにこれをゴール前でアジョセ・ペレスがコースを変えてゴールイン。アジョセ・ペレスのハットトリックでニューカッスルは試合を決定付ける3点目を奪った。

後半アディショナルタイムには、セットプレーから吉田がヘディングシュートを枠に飛ばすがGKドゥブラフカがビッグセーブ。結局、試合は3-1でニューカッスルが制し残留に大きく前進。一方、2試合ぶり黒星を喫したサウサンプトンはまだまだ厳しい残留争いを強いられることになった。
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