リバプール難関突破で優勝争いへ! チェルシーはトップ4入りに痛い敗戦《プレミアリーグ》

2019.04.15 02:35 Mon
Getty Images
プレミアリーグ第34節、リバプールvsチェルシーが14日に行われ、リバプールが2-0で勝利した。

2019年初戦のマンチェスター・シティ戦を落として以降、リーグ戦12試合無敗で王者と熾烈な優勝争いを繰り広げるリバプール。5日前に行われたチャンピオンズリーグのポルト戦も2-0で制し、公式戦目下6連勝中だ。リーグ戦残り5試合のリバプールにとってこのチェルシー戦が最大の関門。ビッグ6との今季最後のゲームのスタメンはポルト戦から2人変更となった。

対するチェルシーはリーグ戦3連勝で来季のCL出場権争いの真っ最中。直近のヨーロッパリーグのスラヴィア・プラハ戦は1-0の辛勝だったものの、これで今年初めての公式戦4連勝で、大事な試合が続くシーズン終盤戦に弾みをつけている。こちらも熾烈なCL権争いに踏みとどまるためにも負けられない今節、スタメンは6人が変更となった。
互いに[4-3-3]の布陣でとなった試合。左サイドのマネを中心に攻撃を仕掛けるリバプールは6分、そのマネのクロスからサラーがシュート。だが、最初のビッグチャンスはGKケパに防がれた。

序盤のボール支配はリバプール。守勢のチェルシーに対し、右サイドでサラーが猛威を振るう。17分にはフィルミノとのコンビネーションからシュートへ運ぶも、ここはブロックにつかまる。
我慢の時間が長いチェルシーも20分、ボックス左に侵入したアザールが素早い切り返しで相手を躱してシュートを放ったが、難しい角度だったためにGKアリソンの手の中に納まった。

これが初シュートだったチェルシーに対し、リバプールは26分にもヘンダーソンがボックス右からシュート。ここはダビド・ルイスがブロックする。そんなチェルシーも30分、カウンターからウィリアンがゴール前へ。ゴール前に走り込むアザールを囮にシュートをボックス手前から狙ったが枠を捉えることができなかった。

その後もアザールの個の力で何度からリバプールゴールに迫るが、最終ラインは固くなかなかチャンスは作れない。逆にリバプールは38分にサラーのアシストからマネがシュート。チャンスだったが枠を外してしまう。

40分、ここでチェルシーにアクシデント。リュディガーが左ヒザを痛めてクリステンセンと交代に。難しい試合展開の中、早くも交代枠を使ってしまう。

ゴールレスで迎えた後半、一気に試合が動く。51分、サラーがワンツーで仕掛けたリバプールは、相手に引っかかってこぼれたボールをヘンダーソンが素早く回収しボックス右の深い位置からクロスを供給。これにフリーで待っていたマネが頭で合わせ、リバプールが先制に成功した。

さらにその3分後、右サイドからカットインしたサラーがボックス手前から左足を一閃。強烈なシュートがまっすぐゴール左上に突き刺さり、先制から間もなくリバプールが2点目を奪った。

この直後、チェルシーはハドソン=オドイを下げてイグアインを投入。これによりポジションを中央から左に変えたアザールにチャンスが訪れる。59分、エメルソンからのロングパスにオフサイドギリギリで飛び出しGKと一対一に。右足で流し込みにいったが不運にも左ポストに嫌われる。さらにその1分後にも、ウィリアンのクロスからシュートを放ったが、GKアリソンにセーブされた。

リバプールは66分、ケイタを下げてワイナルドゥムを投入。76分には殊勲のヘンダーソンを下げてミルナーをピッチに送り込んだ。チェルシーもロフタス=チークに代わりバークリーがピッチへ。

だが、試合の大勢は変わらない。チェルシーは交代前よりアザールにチャンスが増えたがゴールを奪うまでには至らず。逆にマネにあわや3点目献上かという場面も。

結局、試合はこのまま終了。シーズン終盤最大の難関を突破したリバプールが優勝争いに向けて視界良好に。一方、敗れたチェルシーはトップ4入りへ雲行きが怪しくなっている。

リバプールの関連記事

リヴァプールの日本代表MF遠藤航が、チームメートたちとの仲の良さを見せた。クラブのコミュニティイベントにサプライズ訪問した時に一幕にファンたちが反応している。 "Wa-ta-ru... Endo!"@wasabi_cloud @LFCFoundation | #Ad pic.twitter.c 2025.09.30 17:18 Tue
リヴァプールの日本代表MF遠藤航が、プレミアリーグ開幕節のボーンマス戦に途中出場。ダメ押しゴールをアシストするなどチームの勝利に貢献した。初戦からの活躍ぶりにファンたちが歓喜した。なお遠藤はこの試合でプレミアリーグ通算50試合出場を達成している。 昨季のプレミアリーグ王者であるリヴァプールは、開幕節でボー 2025.08.16 10:44 Sat
【Jリーグワールドチャレンジ】横浜F・マリノス 1ー3 リヴァプール(7月30日/日産スタジアム) フィルジル ファンダイクに代わって、遠藤航がキャプテンとしてピッチに!明治安田ワールドチャレンジ 横浜F・マリノス vs リヴァプールFCLeminoで無料配信中!https://t.co/pTa8iIs3nZ#J 2025.08.01 18:00 Fri
指揮官と確固たる信頼を築いていることを示す凱旋試合だった。 リバプールは「明治安田Jリーグワールドチャレンジ2025」で横浜F・マリノスと対戦。0ー1とリードを追いかける60分、6万7千人以上が駆けつけたスタジアムの歓声が一際大きくなる。 タッチライン沿いで提示されたボードには、4と3の数字が点灯している。 2025.07.31 18:00 Thu
リバプールは17日、北アイルランド代表DFコナー・ブラッドリー(21)との新契約を発表した。長期契約を締結したとされている。 ブラッドリーはリバプールの下部組織出身で、ボルトンへのレンタル移籍を経験。2023年7月に正式にファーストチームに昇格した。 これまで公式戦通算55試合に出場し1ゴール10アシストを 2025.05.17 22:55 Sat

プレミアリーグの関連記事

リヴァプールの日本代表MF遠藤航が、チームメートたちとの仲の良さを見せた。クラブのコミュニティイベントにサプライズ訪問した時に一幕にファンたちが反応している。 "Wa-ta-ru... Endo!"@wasabi_cloud @LFCFoundation | #Ad pic.twitter.c 2025.09.30 17:18 Tue
クリスタル・パレスの日本代表MF鎌田大地が、クラブのプレイヤー・オブ・ザ・マッチに選出された。クラブ公式『X』では、リヴァプール戦のプレーまとめ動画を公開。現地のサポーターたちが称賛している。 Just over three minutes of pure Daichi Kamada content pic.tw 2025.09.30 09:58 Tue
トッテナムの日本代表DF高井幸大が、ついに新天地デビューを飾るかもしれない。期待の若手の置かれている現状について指揮官がコメントしている。 今夏の移籍市場で川崎フロンターレからトッテナムに加入した高井だったが、足底腱膜をケガした影響でアジアツアーを回避。現在はリハビリを続けており、ここまで公式戦の出場はない状況と 2025.09.20 10:31 Sat
【プレミアリーグ】ボーンマス 2-1 ブライトン(日本時間9月14日/ディーン・コート) 待望の今季リーグ戦初ゴール 右の大外 #ミンテー が上げたクロス 飛び込んできたのは左の大外 #三笘薫 代表ウィーク明け初戦で同点ゴールの大仕事プレミアリーグ第4節#ボーンマス v #ブライトンhttps://t.co/Xm 2025.09.14 06:00 Sun

リバプールの人気記事ランキング

1

代表戦で衝突のアルダ・ギュレルとソボスライがSNSで場外戦…出場時間揶揄に対してマドリーMFが痛烈な返し

レアル・マドリーのトルコ代表MFアルダ・ギュレルとリバプールのハンガリー代表MFドミニク・ソボスライがSNS上で場外戦を繰り広げている。 両国は今回のインターナショナルマッチウィークに行われたUEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25・リーグA/B昇降格プレーオフで激突。 トルコホームの1stレグをトルコが3-1で先勝していたなか、ハンガリーホームで行われた23日の2ndレグもトルコが3-0で快勝。2戦合計6-1の完勝でリーグA昇格を決めていた。 同試合ではチーム2点目を挙げたギュレルが1年前のフレンドリーマッチでも衝突が伝えられ、今回の再戦でもバチバチとやり合っていたソボスライに激しく詰め寄られた際に「黙れ」のジェスチャーを行い、小競り合いとなっていた。 ここまでであれば、試合中によくある揉め事として流されるはずだったが、試合後も怒りが収まらないハンガリー代表のキャプテンはハンガリー『Nemzeti Sport』がインスタグラムに投稿した当該のやり取りを収めた写真に対して、「1088」とのコメントを残した。 この数字はカルロ・アンチェロッティ監督の下、ポジション争いで苦戦するギュレルのマドリーでの今シーズンのプレータイムを揶揄したものとされ、物議を醸していた。 これに対して血気盛んな20歳MFも黙っておらず、自身のインスタグラムのストーリーズで反撃。「この男は冗談だ。6ゴールで黙るには十分じゃないのか?」とのキャプションとともに同じ画像とトルコの3-0のスコアを写した画像を投稿。 さらに、画像をよく確認すると、ハンガリーのスコアの下に「ソボスライ 1インスタグラムコメント」と細かな加工も加えられており、痛烈に煽り返した。 ここに至る両選手の衝突の経緯はわからず、外野がとやかく言うべきではないが、ひとまず互いに冷静さを取り戻し、今後は場外戦ではなく改めてピッチの上で白黒つけたいところか。 2025.03.25 06:30 Tue
2

「脳震盪?」カリウスのミスの原因にクルトワが疑問符「それは奇妙だ」

▽チェルシーのベルギー代表GKティボー・クルトワは、チャンピオンズリーグ(CL)決勝でのリバプールGKロリス・カリウスのミスの原因が脳震盪であったという見解について「奇妙だ」語っている。『ESPN』が伝えた。 ▽先月26日に行われたレアル・マドリーとのCL決勝戦、カリウスはスローイングミスからマドリーFWカリム・ベンゼマに先制点を与え、マドリーFWガレス・ベイルの強烈なシュートを正面で受けつつも弾き出せず3点目を献上。信じられないミスの連続に非難の声が集まっていた。 ▽そんな中、試合後に脳の検査を行ったカリウスは、試合中に脳震盪が起こっていたことが判明した。医師によれば、原因は後半立ち上がりのマドリーDFセルヒオ・ラモスによる肘打ちとのこと。ベンゼマのゴールはその3分後に生まれている。 ▽しかし、クルトワはこの見解に疑問符を投げかけた。カリウスのミスには同情の色を表したが、脳震盪のせいにすることに懐疑的な目を向けている。 「僕も試合中に脳震盪になったことがあるよ。アレクシス・サンチェスとの接触でね。その後20分はボールがよく見えていなかった。だからゲームから退いたんだ」 「彼に起こったことは残念だけど、そのミスを脳震盪を理由にするのはどうかな。彼は素晴らしいセーブを2回も見せていたじゃないか」 「もしそれが理由だって言うんなら、そうなんだろうね。彼は試合後に2つのミスを認めた。人々はそれを受け入れるだろう。GKには起こりうるものだ。だけど、それを脳震盪のせいにするのはちょっと納得がいかないね。でもそういうふうに医者が言うんだったら認めるしかないね」 2018.06.06 17:00 Wed
3

華麗なる天才、古豪ハンガリー復活の期待背負うNo.10/ドミニク・ソボスライ(ハンガリー代表)【ユーロ2024】

14日、ユーロ2024がいよいよ開幕。ドイツで行われる今大会は24カ国が出場し、7月14日までの1カ月間開催される。 今大会には最後の国際大会になる選手や、所属クラブで躍動した若手選手まで、622名の選手にプレーの可能性がある状況。出場24カ国を注目選手と共に紹介していく。 <span class="paragraph-subtitle">■ハンガリー代表</span> 出場回数:3大会連続5回目 最高成績:3位(1964) ユーロ2020結果:グループステージ敗退 予選結果:グループG・1位 監督:マルコ・ロッシ <span style="font-weight:800">◆注目選手</span> MFドミニク・ソボスライ(リバプール) 2000年10月25日(23歳) 2023-24シーズンからリバプールに加入したソボスライ。日本代表MF遠藤航、アルゼンチン代表MFアレクシス・マク・アリスターと共に、中盤で期待を寄せられた1人だ。 リバプールが7000万ユーロ(約118億円)の契約解除金を支払って獲得したRBライプツィヒから逸材。フィジカルも強く、テクニックを持ち合わせ、ブンデスリーガで異彩を放っていたソボスライは、ユーリティティ性も魅力だ。 インサイドハーフがメインだが、元々はサイドアタッカーとしてプレー。ザルツブルク時代には南野拓実(モナコ)と両サイドを形成していたアタッカー。その後、ライプツィヒでシャドーのポジションでプレーし、より攻撃的な力を見せつける。 ハンガリー期待の才能は“天才”と称されており、キックの精度がとにかく高く、ミドルシュートはお手のもの。威力、精度と申し分なく、リバプールでの1年目は数字を残せなかったが、ユーロの舞台での活躍に期待がかかる。 <span style="font-weight:800">◆試合日程</span> ▽6月15日(土) 《22:00》 【A】ハンガリー代表 vs スイス代表 ▽6月19日(水) 《25:00》 【A】ドイツ代表 vs ハンガリー代表 ▽6月23日(日) 《28:00》 【A】スコットランド代表 vs ハンガリー代表 <span style="font-weight:800">◆招集メンバー</span> GK 1.ペーテル・グラーチ(RBライプツィヒ/ドイツ) 12.デーネシュ・ディブス(フェレンツヴァーロシュ) 22.ペーテル・サッパノシュ(パクシュFC) DF 2.アダム・ラング(オモニア・ニコシア/キプロス) 3.ボトンド・バログ(パルマ/イタリア) 4.アッティラ・サライ(フライブルク/ドイツ) 5.アッティラ・フィオーラ(フェヘールヴァール) 6.ヴィリー・オルバン(RBライプツィヒ/ドイツ) 7.ロイク・ネゴ(ル・アーヴル/フランス) 11.ミロシュ・ケルケズ(ボーンマス/イングランド) 14.ベンデグーズ・ボラ(セルヴェット/スイス) 18.ジョルト・ナジ(プスカシュ・アカデーミア) 21.エンドレ・ボトカ(フェレンツヴァーロシュ) 24.マールトン・ダルダイ(ヘルタ・ベルリン/ドイツ) MF 8.アダム・ナジ(スペツィア/イタリア) 10.ドミニク・ソボスライ(リバプール/イングランド) 13.アンドラス・シャーファー(ウニオン・ベルリン/ドイツ) 15.ラスロ・クラインハスラー(ハイドゥク・スプリト/クロアチア) 16.ダニエル・ガズダグ(フィラデルフィア・ユニオン/アメリカ) 17.カラム・スタイルズ(サンダーランド/イングランド) 26.ミハーイ・カタ(MTKブダペスト) FW 9.マルティン・アダム(蔚山現代/韓国) 19.バルナバス・ヴァルガ(フェレンツヴァーロシュ) 20.ロランド・サライ(フライブルク/ドイツ) 23.ケヴィン・チョボト(ウーイペシュト) 25.クリストフェル・ホルヴァート(ケチケメート) <span class="paragraph-title">【動画】ソボスライ、シーズン序盤のリバプールでの活躍</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="x_V7a7bIMjo";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.15 17:00 Sat
4

リバプールのレジェンドGKローレンス氏が77歳で死去

▽リバプールのレジェンドGKであるトミー・ローレンス氏が10日、77歳で死去した。 ▽1957年10月に17歳でリバプールとプロ契約を結んだローレンス氏は、トップリーグで2度の優勝、FAカップで1度の優勝に貢献。名将ビル・シャンクリー体制となって低迷期からの脱却を図っていた時代のリバプールを支えた守護神だった。 ▽リバプールでは1971年に退団するまで公式戦390試合に出場した。 2018.01.11 01:00 Thu
5

CL決勝に侵入したハイレグ女性、試合後にリバプールの選手から口説かれていた?!

今月1日に行われたリバプールとトッテナムによるチャンピオンズリーグ(CL)決勝戦のさなかにピッチに侵入し、一躍時の人となったキンジー・ウォランスキさん。イギリス『ミラー』のインタビューの中で注目のコメントを残している。 すでに明らかにされているように、YouTuberとして有名らしい彼氏の運営する成人男性向けウェブサイトの宣伝を理由にストリーキングに及んだ彼女。その効果は絶大だったようで、そのウェブサイトの登録者は3200万人増え、ウォランスキさん自身のインスタグラムのフォロワー数も30万人から200万人に増えたという。 これに味を占めたのか、これからもストリーキングを続けると言った彼女がこんなコメントをした。 「リバプールのある二人の選手が私に個人的に色目を使ったメッセージを送ってきたの」 「一人はハートの絵文字付きで、もう一人は『君のこと見てたよ』ってね」 「正直プロフィールを見るまで誰なのか知らなかったの。返事はしてないわ。私には彼氏がいるもの」 誰からのメッセージだったか気になるところだが、ウォランスキさんは名前を明かさなかったそうだ。 2019.06.10 21:04 Mon

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly