レーティング:トッテナム 1-0 マンチェスター・シティ《CL》

2019.04.10 06:08 Wed
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、トッテナムvsマンチェスター・シティが9日にトッテナム・ホットスパー・スタジアムで行われ、ホームのトッテナムが1-0で先勝した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。

▽トッテナム採点
(C)CWS Brains,LTD.
GK
1 ロリス 7.0
アグエロのPKを見事な読みで阻止。試合の流れを左右する重要なセーブでチームに流れを引き寄せた

DF
2 トリッピアー 6.5
周囲のサポートを受けながら相手の最重要人物スターリングの対応に奔走。後半は出色の守備を見せた
4 アルデルヴァイレルト 6.5
トリッピアーのサポートを意識しつつ掴みづらいアグエロを自由にさせず

5 ヴェルトンゲン 6.5
抜群の読みとバランス感覚で最終ラインを統率。一対一の局面でも存在感を放つ
3 ローズ 6.0
やや不可抗力ではあったもののエリア内でのハンドでPKを献上。それでも、高い位置を取ってかつての盟友ウォーカーを苦しめた

MF
23 エリクセン 6.5
決勝点をお膳立て。ソン・フンミンとサイドを入れ替えながら質の高いダイレクトプレー、ミドルレンジのパスで攻撃の起点に

17 ムサ・シソコ 6.5
抜群の運動量と機動力で味方がもらした相手アタッカーをケア。マイボール時もチームに推進力を与えた

20 デレ・アリ 6.5
ケインと声をかけながらフェルナンジーニョや相手センターバックを牽制。アタッキングサードでは攻撃にアクセントを加える個人技も披露

(→ジョレンテ -)

8 ウィンクス 6.5
負傷明けで久々の先発も攻守両面で気の利いた仕事を見せた。切り替えの意識が非常に高かった

(→ワニャマ -)

7 ソン・フンミン 7.0
プレミアに続けて新スタジアムでの初ゴールを記録。相手に自由を与えないファーストディフェンスや縦への仕掛けで存在感

FW
10 ケイン 5.5
相手の徹底マークに遭った中でも球際の競り合いで互角以上に渡り合う。質の高いサイドチェンジやボールキープ、献身的な守備と相変わらずの仕事量だったが、左足首を痛めて無念の負傷交代…

(→ルーカス・モウラ 6.0)
エースの負傷を受けて緊急出動。積極的な仕掛けや献身的な守備できっちり役目をこなした

監督
ポチェッティーノ 6.5
相手のパスワーク、攻撃を上回る見事な守備で先勝。エース負傷後の交代カードの切り方も見事だった

▽マンチェスター・シティ採点
(C)CWS Brains,LTD.
GK
31 エデルソン 5.5
失点はやや不運だった。高い集中力を保って相手の決定機を阻止。チームがビルドアップで苦戦を強いられた中、持ち味の足下のスキルで味方を助けた

DF
2 ウォーカー 5.5
ハムストリングのケガの影響か全体的にダイナミズムを欠いた

30 オタメンディ 5.5
ビルドアップやケインとの空中戦で苦戦も守備では要所を締めた

14 ラポルテ 5.5
オタメンディ同様にケインに苦戦。それでも、早い時間帯にカードを貰った中で粘り強く守った

18 デルフ 5.0
負傷者の影響で先発抜擢も攻守に物足りない出来。失点場面ではソン・フンミンに付き切れず

MF
26 マフレズ 5.0
チーム全体の問題もあったが、自サイドで効果的な攻めをなかなか繰り出せず

(→ザネ -)

25 フェルナンジーニョ 5.5
相手の徹底マークに遭い、なかなかビルドアップでチームを助けられず。守備はそつなくこなした

21 シルバ 5.5
トップ下でプレーし中盤に下りてくるアグエロと何とか起点になろうとしたが、なかなか良い形でボールを受けられず。それでも後半に幾つか見せ場を作った

(→デ・ブライネ -)

8 ギュンドアン 5.5
チーム内では比較的ボールに絡めた方だった。球際の局面でも互角に戦えていた

7 スターリング 6.0
PKを誘発するシュートを放つなど、切れ味鋭い仕掛けで唯一の攻め手に

FW
10 アグエロ 5.0
痛恨のPK失敗でCL連続ゴールが4試合でストップ。前線で積極的に駆け引きを見せたが、なかなかチャンスに絡めず

(→ガブリエウ・ジェズス 5.0)
動き自体は悪くなかったが、相手の守備を上回れず

監督
グアルディオラ 5.0
PK失敗の影響は大きかったが、試合全体を考えれば妥当な結果か。交代策に関しては消極的だった

★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ロリス(トッテナム)
貴重な決勝点を決めたソン・フンミンの活躍も見事だったが、試合序盤の絶体絶命のピンチを見事なPKストップで阻止した守護神をMOMに選出。最終ライン裏へのボールに対しても果敢なチャレンジでクリアするなど、素晴らしいパフォーマンスだった。

トッテナム 1-0 マンチェスター・シティ
【トッテナム】
ソン・フンミン(後33)

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ケガで招集が危ぶまれていたトッテナムのFWリシャルリソンが、カタール・ワールドカップ(W杯)のメンバー入りに歓喜爆発だ。 7日、ブラジルサッカー連盟(CBF)はカタールW杯メンバー26名を発表した。 リバプールのFWロベルト・フィルミノや負傷したアストン・ビラのMFフィリペ・コウチーニョらが外れた一方で、順当に選出。そして、リシャルリソンも26名に入り込んだ。 今夏エバートンからトッテナムへと完全移籍で加入したリシャルリソン。ここまでプレミアリーグでは9試合に出場もゴールがなく3アシストのみ。一方で初のチャンピオンズリーグでは4試合で2ゴールを記録していた。 しかし、ふくらはぎを負傷し離脱。合計6試合を欠場しており、W杯メンバー入りも危惧されていた。 ブラジル代表は、ライブ配信でメンバーを発表。リシャルリソンは家族や知人たちと自宅でその様子をチェック。テレビの目の前で待機した。 周りは祈りながらも画面を見つめていたが、リシャルリソンは画面を見ることができず、ヒザを抱えて待機。しかし、名前が呼ばれた瞬間に感情が爆発。「ヨッシャー!」と言ってそうなほど、ゴールを決めたかのようなガッツポーズを披露。仲間達と抱き合うとともに、歓喜の雄叫びをあげていた。 ロシアW杯後にブラジル代表デビューを果たしたリシャルリソン。W杯予選の後半はケガでほとんどプレーしていなかったが、今年に入ってから代表戦では7ゴールを記録と調子を上げていた。 <span class="paragraph-title">【動画】発表を見ることができないリシャルリソン、名前が呼ばれ渾身のガッツポーズ!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/reel/CkqrhaMqJSx/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); 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