【CLプレビュー】今大会初の同国対決! 3連戦の初戦は新スタの欧州初お披露目に《トッテナムvsマンチェスター・シティ》
2019.04.09 18:00 Tue
チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、トッテナムvsマンチェスター・シティが日本時間9日28:00にトッテナム・ホットスパー・スタジアムでキックオフされる。ラウンド16で共にドイツ勢を撃破したイングランドの名門2チームが、スパーズの新スタジアムでぶつかり合う今大会初の同国対決だ。
ラウンド16でドルトムントを相手に2連勝を飾り、2戦合計4-0の圧勝で2010-11シーズン以来のベスト8進出を果たしたトッテナム。だが、国内リーグにおいては2月末から4敗1分けと大失速を強いられ、トップ4フィニッシュに暗雲が漂った。それでも、3日に行われた直近のクリスタル・パレス戦では約半年遅れで公式会場となった新スタジアムで2-0の快勝を収めてリーグ戦6試合ぶりの勝利を手にするとともに新ホームでの初陣を白星で飾った。目下、公式戦14連勝中の盤石のシティ相手に下馬評では劣勢が予想されるが、新ホーム完成を追い風に番狂わせを狙いたい。
一方のシティはシャルケとのラウンド16で敵地での初戦を3-2の辛勝と思わぬ苦戦を強いられたが、ホームでの第2戦を7-0という圧巻の大勝で飾り、終わってみれば2戦合計10-2の圧勝で2年連続の準々決勝進出を決めている。また、前述のように公式戦14連勝中のチームはシャルケ戦以降の公式戦4試合を積極的なローテーションを採用しながらFAカップ準々決勝のスウォンジー戦を除きすべてクリーンシートで勝利。中5日のトッテナムに対して、中2日とコンディション面が唯一の懸念材料だが、スペイン人指揮官による巧みな用兵によって大きな問題にはならないはずだ。
なお、両チームのヨーロッパのコンペティションでの対戦は今回が初となる。ただ、昨年10月に行われたプレミアリーグでの前回対戦を含めて直近3試合ではすべてシティが勝利している。
▽トッテナム予想スタメン
DF:アルデルヴァイレルト、ダビンソン・サンチェス、ヴェルトンゲン
MF:トリッピアー、ムサ・シソコ、ウィンクス、エリクセン、ローズ
FW:ケイン、デレ・アリ
負傷者:DFダイアー、オーリエ、MFラメラ
出場停止者:なし
システムに関しては[3-5-2]、[4-3-1-2]の双方の可能性がある。エリクセン、ケイン、デレ・アリ、ソン・フンミンの“ファンタスティック・フォー”を同時起用する場合、[4-3-1-2(4-2-3-1)]の一択となるが、相手の強力アタッカー陣とのマッチアップを考えれば、より守備的な3バックの採用がベターだ。そのため、ポチェッティーノ監督の採用する布陣がそのままその日の戦い方を表すことになりそうだ。
▽マンチェスター・シティ予想スタメン

DF:ダニーロ、ストーンズ、オタメンディ、ラポルテ
MF:デ・ブライネ、フェルナンジーニョ、シルバ
FW:ベルナルド・シウバ、ガブリエウ・ジェズス、スターリング
負傷者:GKブラーボ、DFウォーカー、MFジンチェンコ、デルフ、FWアグエロ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはブラーボ、ジンチェンコ、デルフの3選手の欠場が確定。負傷明けのアグエロが全体練習に復帰した点は朗報だが、直近のブライトン戦でハムストリングを痛めたウォーカーと共にベンチスタートが濃厚だ。
スタメンに関してはウォーカーとアグエロに復帰の可能性もあるが、それぞれダニーロとジェズスが代役を担う見込みだ。また、負傷者続出の左サイドバックに関しては復帰直後のメンディの連続起用を避けてラポルテを置きオタメンディをセンターバックに据える形も想定される。そのほかではベルナルド・シウバを右ウイング、インサイドハーフのいずれで起用するかにも注目が集まる。
★注目選手
◆トッテナム:MFムサ・シソコ
相手に終始ボールを握られる展開の中で最終ラインの防波堤として後方をケアしつつ、劣勢が想定されるトリッピアーとスターリングのマッチアップにおいてサポート役が求められる。また、その強靭なフィジカルを生かしたボール奪取、ドリブルでの持ち上がりがカウンターアタックのスイッチになるはずだ。
◆マンチェスター・シティ:MFケビン・デ・ブライネ
その上り調子の中で戦う今回の一戦では高いインテンシティを誇る難敵相手に持ち味のテクニック、戦術眼と共にダイナミズムを発揮したい。相手の激しいプレスをいなすボール捌きやハイラインの背後を狙うスルーパスや2列目からの飛び出しで相手守備陣に脅威を与えたいところだ。
ラウンド16でドルトムントを相手に2連勝を飾り、2戦合計4-0の圧勝で2010-11シーズン以来のベスト8進出を果たしたトッテナム。だが、国内リーグにおいては2月末から4敗1分けと大失速を強いられ、トップ4フィニッシュに暗雲が漂った。それでも、3日に行われた直近のクリスタル・パレス戦では約半年遅れで公式会場となった新スタジアムで2-0の快勝を収めてリーグ戦6試合ぶりの勝利を手にするとともに新ホームでの初陣を白星で飾った。目下、公式戦14連勝中の盤石のシティ相手に下馬評では劣勢が予想されるが、新ホーム完成を追い風に番狂わせを狙いたい。
一方のシティはシャルケとのラウンド16で敵地での初戦を3-2の辛勝と思わぬ苦戦を強いられたが、ホームでの第2戦を7-0という圧巻の大勝で飾り、終わってみれば2戦合計10-2の圧勝で2年連続の準々決勝進出を決めている。また、前述のように公式戦14連勝中のチームはシャルケ戦以降の公式戦4試合を積極的なローテーションを採用しながらFAカップ準々決勝のスウォンジー戦を除きすべてクリーンシートで勝利。中5日のトッテナムに対して、中2日とコンディション面が唯一の懸念材料だが、スペイン人指揮官による巧みな用兵によって大きな問題にはならないはずだ。
◆トッテナム◆
【3-5-2】
【3-5-2】
▽トッテナム予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:ロリスDF:アルデルヴァイレルト、ダビンソン・サンチェス、ヴェルトンゲン
MF:トリッピアー、ムサ・シソコ、ウィンクス、エリクセン、ローズ
FW:ケイン、デレ・アリ
負傷者:DFダイアー、オーリエ、MFラメラ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはダイアー、オーリエ、ラメラの3選手が引き続き欠場となる見込みだ。
システムに関しては[3-5-2]、[4-3-1-2]の双方の可能性がある。エリクセン、ケイン、デレ・アリ、ソン・フンミンの“ファンタスティック・フォー”を同時起用する場合、[4-3-1-2(4-2-3-1)]の一択となるが、相手の強力アタッカー陣とのマッチアップを考えれば、より守備的な3バックの採用がベターだ。そのため、ポチェッティーノ監督の採用する布陣がそのままその日の戦い方を表すことになりそうだ。
◆マンチェスター・シティ◆
【4-3-3】
【4-3-3】
▽マンチェスター・シティ予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:エデルソンDF:ダニーロ、ストーンズ、オタメンディ、ラポルテ
MF:デ・ブライネ、フェルナンジーニョ、シルバ
FW:ベルナルド・シウバ、ガブリエウ・ジェズス、スターリング
負傷者:GKブラーボ、DFウォーカー、MFジンチェンコ、デルフ、FWアグエロ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはブラーボ、ジンチェンコ、デルフの3選手の欠場が確定。負傷明けのアグエロが全体練習に復帰した点は朗報だが、直近のブライトン戦でハムストリングを痛めたウォーカーと共にベンチスタートが濃厚だ。
スタメンに関してはウォーカーとアグエロに復帰の可能性もあるが、それぞれダニーロとジェズスが代役を担う見込みだ。また、負傷者続出の左サイドバックに関しては復帰直後のメンディの連続起用を避けてラポルテを置きオタメンディをセンターバックに据える形も想定される。そのほかではベルナルド・シウバを右ウイング、インサイドハーフのいずれで起用するかにも注目が集まる。
★注目選手
◆トッテナム:MFムサ・シソコ

Getty Images
トッテナムの注目プレーヤーは頼れる中盤のダイナモ、ムサ・シソコだ。不良債権と酷評された過去2年間の屈辱を経て今季序盤戦から覚醒したフランス代表MFは、今ではポチェッティーノ監督率いるチームになくてはならない存在だ。先日のリバプール戦での痛恨の決定機逸などフィニッシュの局面で大きな課題を残すものの、攻守両面における仕事量は驚異的だ。NFL開催による劣悪なピッチコンディションで戦ったシティとの前回対戦では抜群の存在感を放ったが、良好なピッチコンディションで戦う今回の一戦でも変わらずキーマンとなるはずだ。相手に終始ボールを握られる展開の中で最終ラインの防波堤として後方をケアしつつ、劣勢が想定されるトリッピアーとスターリングのマッチアップにおいてサポート役が求められる。また、その強靭なフィジカルを生かしたボール奪取、ドリブルでの持ち上がりがカウンターアタックのスイッチになるはずだ。
◆マンチェスター・シティ:MFケビン・デ・ブライネ

Getty Images
マンチェスター・シティの注目プレーヤーは完全復活の雰囲気を漂わせるデ・ブライネだ。今季2度のケガを乗り越えて年明けにようやく本格復帰を果たしたベルギー代表だが、コンディション調整に苦しんで昨季のような圧倒的なパフォーマンスを見せられていない。それでも、直近の公式戦2試合ではカーディフ戦で1ゴール、ブライトン戦で1アシストとプレー内容の改善と共に目に見える結果を残している。その上り調子の中で戦う今回の一戦では高いインテンシティを誇る難敵相手に持ち味のテクニック、戦術眼と共にダイナミズムを発揮したい。相手の激しいプレスをいなすボール捌きやハイラインの背後を狙うスルーパスや2列目からの飛び出しで相手守備陣に脅威を与えたいところだ。
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