バイエルンがドルトを5発粉砕! ブンデス通算100回目となった“デア・クラシカー”制して首位奪還!《ブンデスリーガ》
2019.04.07 03:31 Sun
ブンデスリーガ第28節、バイエルンvsドルトムントの“デア・クラシカー”が6日にアリアンツ・アレーナで行われ、ホームのバイエルンが5-0で圧勝した。
7連覇を目指す2位バイエルン(勝ち点61)と、首位に返り咲いたドルトムント(勝ち点63)の両雄が2ポイント差の中で対峙する今季のマイスターシャーレの行方を左右する大一番。
前節のフライブルク戦こそ痛恨の引き分けに終わって首位から陥落してしまったものの、後半戦に入って8勝1分け1敗と本来の圧倒的な強さを発揮しているバイエルン。3日前に戦ったDFBポカールでは10人での戦いを強いられ消耗する試合となったが、何とか打ち合いを制して準決勝進出を決めた。そのハイデンハイム戦からは先発5人を変更。守護神ノイアーを戻したほか、アラバ、コマン、ハビ・マルティネス、レヴァンドフスキを起用した。
一方、知将ファブレ監督の下、接戦を制する勝負強さを発揮して首位でデア・クラシカーを迎えたドルトムント。前節のヴォルフスブルク戦では試合終了間際にパコ・アルカセルが決めた2ゴールによって劇的な勝利を手にして敵地での大一番に弾みを付けた。だが、今回の一戦に向けては奥さんの出産に立ち会い前節欠場のロイス、負傷交代のディアロが復帰を果たした一方、アルカセル、アクラフ・ハキミ、ラファエウ・ゲレイロを負傷で欠くことに。このアクシデントを受けてダフードを3センターの一角に配し、ロイスを最前線に置いた[4-3-3]の布陣で臨んだ。
ブンデスリーガ創設後、通算100回目となった“デア・クラシカー”。試合は立ち上がりから決定機を作り合うオープンな展開に。まずは1分、バイエルンの左CKの場面でチアゴのインスウィングのクロスをニアのフンメルスが頭で合わすが、これは枠の右に外れる。一方、ドルトムントも6分にロイスの左サイドからの折り返しを中央に走り込んだダフードが抑えの利いたダイレクトシュートで合わすが、これは惜しくも右ポストの外側を叩いた。
フンメルスの古巣恩返し弾で先手を奪ったバイエルンはもう1人の古巣対戦の男がこちらも恩返し弾を決める。17分、自陣でサンチョからバックパスを受けたDFザガドゥが右に展開しようとしたボールをレヴァンドフスキがカット。これをカバーしようとボックス外に飛び出したGKビュルキを冷静に浮き球でかわしたポーランド代表がジャンピングボレーでかつての古巣のゴールへ流し込んだ。なお、レヴァンドフスキにとってこのゴールは古巣相手の5戦連続ゴールになると共にブンデスリーガでの通算200点目となった。
セットプレーと相手のミスを抜け目なく突いて試合の流れを掴んだバイエルンは、その後も制空権を握るフンメルスやミュラー、レヴァンドフスキを起点としたセットプレーで相手ゴールに迫っていく。
すると41分、ザガドゥが不用意に与えたFKの場面でキッカーのチアゴとミュラーの阿吽の呼吸で意表を突いたリスタートを行うと、ミュラーのダイレクトボレーはGKビュルキに阻まれるが、この流れからレヴァンドフスキのシュートのこぼれ球をハビ・マルティネスがゴール前の密集を射抜く見事な右足のミドルシュートで決め切って3点目を奪取。さらに43分にはロングカウンターからコマンが相手陣内を持ち上がってボックス手前右のミュラーに繋ぐと、ミュラーの浮き球クロスに対してDF2枚の間に入ったニャブリが頭で合わせ、前半だけで試合を決定付ける4点目とした。
敵地で悪夢のような45分間を過ごしたドルトムントは失点に絡むミスを犯したザガドゥを下げて後半頭からヴァイグルをセンターバックとしてピッチに送り込む。ここから心機一転反撃に転じたいところだったが、ゲームコントロールを優先するホームチームを相手になかなか良い形でボールを奪えず、攻撃の形を作り出せない。
後半はバイエルンが無理をしない戦い方を選んだことでややこう着状態が続く。何とか流れを変えたいドルトムントは61分にダフードを下げてゲッツェ、69分にはピシュチェクを下げてヴォルフを投入。この交代でゲッツェ、ロイスを前線に並べる[4-4-2]にシステムを変更。
対するバイエルンは65分を過ぎてコマン、ハビ・マルティネス、ミュラーを下げてリベリ、ゴレツカ、レナト・サンチェスを続けてピッチに送り込んで試合を締めにかかる。やや重心を置いてクリーンシートを意識しつつ、レヴァンドフスキやニャブリがカウンターから決定機に迫っていくが、最後の場面でうまくいかない。
それでも、89分にはボックス右に抜け出したニャブリからのマイナスの折り返しをドフリーのレヴァンドフスキがワンタッチで流し込み、この日のゴールショーを締めくくった。そして、ブンデスリーガ創設後、通算100回目となった“デア・クラシカー”で文字通りドルトムントを粉砕したバイエルンが首位奪還に成功し、7連覇に向けて大きな勝ち点3を獲得した。
7連覇を目指す2位バイエルン(勝ち点61)と、首位に返り咲いたドルトムント(勝ち点63)の両雄が2ポイント差の中で対峙する今季のマイスターシャーレの行方を左右する大一番。
前節のフライブルク戦こそ痛恨の引き分けに終わって首位から陥落してしまったものの、後半戦に入って8勝1分け1敗と本来の圧倒的な強さを発揮しているバイエルン。3日前に戦ったDFBポカールでは10人での戦いを強いられ消耗する試合となったが、何とか打ち合いを制して準決勝進出を決めた。そのハイデンハイム戦からは先発5人を変更。守護神ノイアーを戻したほか、アラバ、コマン、ハビ・マルティネス、レヴァンドフスキを起用した。
ブンデスリーガ創設後、通算100回目となった“デア・クラシカー”。試合は立ち上がりから決定機を作り合うオープンな展開に。まずは1分、バイエルンの左CKの場面でチアゴのインスウィングのクロスをニアのフンメルスが頭で合わすが、これは枠の右に外れる。一方、ドルトムントも6分にロイスの左サイドからの折り返しを中央に走り込んだダフードが抑えの利いたダイレクトシュートで合わすが、これは惜しくも右ポストの外側を叩いた。
オープンな攻防の中でより優勢に試合を運ぶバイエルンは10分、セットプレーからゴールをこじ開ける。立ち上がりと似たような左CKの形からチアゴのインスウィングのクロスをニアのフンメルスが頭で合わせ、ゴール右隅に突き刺した。
フンメルスの古巣恩返し弾で先手を奪ったバイエルンはもう1人の古巣対戦の男がこちらも恩返し弾を決める。17分、自陣でサンチョからバックパスを受けたDFザガドゥが右に展開しようとしたボールをレヴァンドフスキがカット。これをカバーしようとボックス外に飛び出したGKビュルキを冷静に浮き球でかわしたポーランド代表がジャンピングボレーでかつての古巣のゴールへ流し込んだ。なお、レヴァンドフスキにとってこのゴールは古巣相手の5戦連続ゴールになると共にブンデスリーガでの通算200点目となった。
セットプレーと相手のミスを抜け目なく突いて試合の流れを掴んだバイエルンは、その後も制空権を握るフンメルスやミュラー、レヴァンドフスキを起点としたセットプレーで相手ゴールに迫っていく。
すると41分、ザガドゥが不用意に与えたFKの場面でキッカーのチアゴとミュラーの阿吽の呼吸で意表を突いたリスタートを行うと、ミュラーのダイレクトボレーはGKビュルキに阻まれるが、この流れからレヴァンドフスキのシュートのこぼれ球をハビ・マルティネスがゴール前の密集を射抜く見事な右足のミドルシュートで決め切って3点目を奪取。さらに43分にはロングカウンターからコマンが相手陣内を持ち上がってボックス手前右のミュラーに繋ぐと、ミュラーの浮き球クロスに対してDF2枚の間に入ったニャブリが頭で合わせ、前半だけで試合を決定付ける4点目とした。
敵地で悪夢のような45分間を過ごしたドルトムントは失点に絡むミスを犯したザガドゥを下げて後半頭からヴァイグルをセンターバックとしてピッチに送り込む。ここから心機一転反撃に転じたいところだったが、ゲームコントロールを優先するホームチームを相手になかなか良い形でボールを奪えず、攻撃の形を作り出せない。
後半はバイエルンが無理をしない戦い方を選んだことでややこう着状態が続く。何とか流れを変えたいドルトムントは61分にダフードを下げてゲッツェ、69分にはピシュチェクを下げてヴォルフを投入。この交代でゲッツェ、ロイスを前線に並べる[4-4-2]にシステムを変更。
対するバイエルンは65分を過ぎてコマン、ハビ・マルティネス、ミュラーを下げてリベリ、ゴレツカ、レナト・サンチェスを続けてピッチに送り込んで試合を締めにかかる。やや重心を置いてクリーンシートを意識しつつ、レヴァンドフスキやニャブリがカウンターから決定機に迫っていくが、最後の場面でうまくいかない。
それでも、89分にはボックス右に抜け出したニャブリからのマイナスの折り返しをドフリーのレヴァンドフスキがワンタッチで流し込み、この日のゴールショーを締めくくった。そして、ブンデスリーガ創設後、通算100回目となった“デア・クラシカー”で文字通りドルトムントを粉砕したバイエルンが首位奪還に成功し、7連覇に向けて大きな勝ち点3を獲得した。
バイエルンの関連記事
ブンデスリーガの関連記事
|
|
バイエルンの人気記事ランキング
1
レ・ブルー初招集オリーズが母国イングランドではなくフランスでのプレー理由説明…同僚バデが意外な特技も明かす
レ・ブルー初招集となったバイエルンMFマイケル・オリーズが、母国イングランドではなくフランス代表でのプレーを決断した理由を明かした。フランス『レキップ』が伝えている。 ナイジェリア人の父親とアルジェリア系フランス人の母親の元、イングランドのロンドンで生まれ育ったオリーズ。アカデミー年代ではアーセナル、チェルシー、マンチェスター・シティという名門を渡り歩き、レディングでプロキャリアをスタート。その後、2021年夏にクリスタル・パレスへステップアップを遂げると、今夏はビッグクラブの争奪戦の中でバイエルンへ完全移籍した。 バイエルン移籍までイングランド一筋のクラブキャリアを歩んできた左利きの攻撃的MFだが、U-18チームから母親の母国フランスの代表チームでもプレーを選択。先のパリ・オリンピックではU-23フランス代表の一員として銀メダル獲得に貢献した。 そして、今回のインターナショナルマッチウィークではディディエ・デシャン監督から招集がかかり、レ・ブルー初選出となった。 3日、同じくA代表デビューが期待されるローマMFマヌ・コネ、セビージャDFロイク・バデとパリ五輪のチームメイトと共に公式会見に出席したオリーズは、ややたどたどしいフランス語で生まれ故郷のイングランドではなく、フランスでのプレーを決断した背景を説明。 明確な理由について言及は避けたが、「母はフランス出身で、僕は子供の頃にここに来たことがある。フランス代表チームとの繋がりがあったし、フランスでプレーしているんだ」と語った。 また、レ・ブルーのロールモデルに関して問われると、母と同じアルジェリア系フランス人のジネディーヌ・ジダン氏とパリ五輪で指導を受け、現在も連絡を取り合っているティエリ・アンリ氏の2人のレジェンドの名前を挙げた。 今回の会見の様子やフランス語が不得手という部分で、少し内向的な性格も窺わせたオリーズ。 そういったこともあり、会見ではチームメイトであるバデにオリーズの人となりに関する質問が飛ぶと、「とてもいいヤツだよ」という言葉と共に意外な特技が明かされた。 「マイケルはとてもいいヤツだよ。僕らは(パリ五輪の期間に)2カ月間一緒に過ごしていたけど、彼は本当にいいヤツなんだ。彼は人狼ゲーム(カードゲーム)がとても得意で、人を操る人間だね(笑)」 また、現状では右ウイングを主戦場とする可能性が高い中、右サイドバックとしてコンビを組む可能性が高いバルセロナDFジュール・クンデは、ピッチ内外での適応をサポートしたいと語った。 「ここには他の人よりも社交的な人間がたくさんいるし、とても歓迎的なグループだ。彼が馴染みのに問題はないよ」 「彼に時間を与える必要があるけど、僕はまったく心配していないよ。彼はとてもアンバランスなアタッカーで、左足が本当に得意だ。だけど、静かに落ち着かせてほしい。新しい人に時間を与えるのは良いことだからね」 2024.09.04 16:00 Wed2
「ピッチ上で最もおしゃれな選手」バイエルンMFのスパイクコーデが話題に! 7年前発売モデルをユニフォームに合わせて着用「いつも完璧にマッチ」
バイエルンのフランス代表MFマイケル・オリーズのスパイク選びが注目を集めている。 今夏クリスタル・パレスからバイエルンへ移籍したオリーズ。ブンデスリーガやチャンピオンズリーグ(CL)に初挑戦のシーズンとなっているが、ここまで公式戦12試合で7ゴール3アシストと好パフォーマンスを見せている。 そんななか、注目を集めているのがオリーズの足元。ユニフォーム情報やギア情報を扱うメディア『Footy Headlines』は、22歳ウインガーがユニフォームとスパイクの色を合わせていると紹介した。 オリーズはスパイク契約を結んでいないため、好きなものを履くことが可能。2017年に15色展開で発売されたナイキのハイパーヴェノム3を好み、バイエルンのホームユニフォームには赤、アウェイユニフォームには黒、サードユニフォームには白を合わせている。 また、パレス時代にもユニフォームの色と合ったスパイクを選択。水色と白のキットに、こちらも水色と白の2色でカラーリングされたハイパーヴェノム3を着用した。 『ESPN』もオリーズのスパイクに注目し、画像をSNSに投稿。「ファッショニスタ」「ピッチ上で最もおしゃれなサッカー選手」「彼はファッションとボールをよく理解している」「いつも完璧にマッチしている」と好意的な反応が寄せられた。 <span class="paragraph-title">【写真】ユニフォームと同色のスパイク! オリーズのコーデ4種</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr">Michael Olise matching his boots with his kits <a href="https://t.co/WXsWwM8VCt">pic.twitter.com/WXsWwM8VCt</a></p>— ESPN UK (@ESPNUK) <a href="https://twitter.com/ESPNUK/status/1851625103865372708?ref_src=twsrc%5Etfw">October 30, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.10.31 19:30 Thu3
伝説のGKカーンが語る意外な後悔「あそこに移籍すれば良かった」
▽フットボール界のレジェンドである元ドイツ代表GKオリバー・カーン氏が、キャリアにおける後悔として、「マンチェスター・ユナイテッドへの移籍」を挙げた。 ▽カーン氏は現役時代、1994年にカールスルーエから加入したバイエルンで14シーズンにわたって守護神として活躍し、8度のブンデスリーガや2000-01シーズンのチャンピオンズリーグ制覇を経験した。また、ドイツ代表としては86試合に出場し、1996年のユーロ優勝や2002年の日韓ワールドカップ準優勝を経験した。 ▽ドイツ『スポーツ・ビルト』のインタビューに応じたカーン氏は、海外移籍に挑戦してみたかったという思いを吐露し、当時アレックス・ファーガソン氏が率いていたユナイテッドへの移籍についての後悔を口にした。 「アレックス・ファーガソンは未だに私に怒っているんじゃないかな。2003年か2004年、彼は私がユナイテッドに移籍すると思っていただろうからね。でもバイエルンで締めくくることが私にとってより重要だった」 「振り返ってみれば、移籍してみるべきだったと思う。私にとっていい挑戦になったはずだ」 ▽当時ユナイテッドは、2005年にGKエドウィン・ファン・デル・サールが加わるまでGKに確固たる存在を立てることができずにいた時代が続いていた。ファン・デル・サールと共に2007-08シーズンには欧州王者に君臨したユナイテッドだが、カーンが加わっていたらまた大きな違いが生まれていたことだろう。 2017.12.15 14:09 Fri4
18-19シーズンCL最優秀ゴールノミネート!一瞬にして3人を抜き去ったロッベンの無双ドリブル【スーパーゴール図鑑/バイエルン編】
【得点者プロフィール】 アリエン・ロッベン(当時34歳) 国籍:オランダ 所属:バイエルン ポジション:FW 身長:180cm 世界最高峰のウィンガーとしてバイエルンで長らく活躍したロッベン。圧倒的なスピードと分かっていても止められないカットインからのシュートを武器にゴールを量産した。 【試合詳細】 日程:2018年11月27日 大会:チャンピオンズリーグ グループE第5節 対戦相手:バイエルン 時間:前半13分(0-0) <div id="cws_ad">◆ロッベンが見せた無双ドリブル<br/><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJhT3JheVFWciIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> </div> 敵陣右サイド深くでボールを持ったロッベンはライン際からドリブルを開始。バルセロナのFWリオネル・メッシさながらの細かいタッチで相手DF3人の間をあっさりと抜いてしまうと、ボックス内に侵入。カバーに来たDFもかわすと、最後は得意の左足コントロールシュートでゴール右上へと沈めた。 ロッベンはこのゴールは、2018-19シーズンのCL最優秀ゴールにもノミネートされた名ゴールとなった。 <span data-sg-movie-id="751" data-sg-movie-title="【ロッベン無双】分かっていても止められないドリブルからの豪快ショット"></span> 2021.02.05 18:00 Fri5
