スパーズが待望の新スタで躍動! ソン・フンミンが記念すべき初ゴールで6戦ぶりの白星!《プレミアリーグ》
2019.04.04 06:09 Thu
プレミアリーグ第31節延期分、トッテナムvsクリスタル・パレスのロンドン・ダービーが3日にトッテナム・ホットスパースタジアムで開催され、ホームのトッテナムが2-0で勝利した。
前節、リバプールとのアウェイゲームを試合終盤の不運なオウンゴールによって1-2で落としたトッテナムは、直近4敗1分けの5戦未勝利と急失速。ついには宿敵アーセナルに抜かれて4位に転落した。リーグ6戦ぶりの勝利を目指す今節は昨年9月開場予定も諸々の事情で半年以上の遅延となった6万2000人の新スタジアムでのこけら落としとなった。
順位こそ13位もFAカップで敗れているパレス戦に向けては先発2人を変更。ダビンソン・サンチェスとルーカス・モウラに代えてベン・デイビスとソン・フンミンを起用。ローズを左サイドハーフに配し、ソン・フンミンとケインを2トップに配した[4-4-2]を採用した。また、ポチェッティーノ監督が2試合のベンチ入り処分を消化して復帰した。
試合前に盛大なオープニングセレモニーが行われ、お祭りムードの中でスタートした記念すべきトッテナム・ホットスパースタジアムでの初陣。立ち上がりからボールを保持して押し込むホームチームは2分、トリッピアーの右CKからデレ・アリのヘディングシュートでオープニングシュートを放つ。
その後はソン・フンミンの個人技、ケインのポストプレー、エリクセンの質の高い繋ぎでチャンスを窺うと、10分過ぎにはエリクセンが続けて際どいシュートで相手ゴールに迫っていく。
トッテナムペースもゴールレスで折り返した試合。焦れずに後半も立ち上がりから攻勢を仕掛けるホームチームは55分、新スタジアムで待望の初ゴールを奪う。エリクセンが相手陣内でボールを奪い、ボックス手前右のソン・フンミンに繋ぐ。ここで左に切り込んだ韓国代表が左足を振り抜くと、戻ったミリボイェビッチの足にディフレクトしたボールがゴール右隅に突き刺さった。
このゴールで一気にスタジアムのボルテージが高まる中、完全に流れを掴んだトッテナムは66分、デレ・アリのスルーパスに抜け出したケインがボックス左からシュートを放つが、珍しくシュートを枠外に外してしまう。
その後、負傷明けのウィンクスをローズに代えてピッチに送り込んだホームチームは80分、中盤でのボール奪取からカウンターに転じてボックス左で仕掛けたケインがうまく潰れると、ゴール前でこぼれ球に反応したエリクセンがすかさずゴールに蹴り込んで試合を決定付ける2点目とした。
試合終盤には前節失点に絡むミスを犯した守護神ロリスが見事なセービングで相手の反撃をきっちり阻止すると、このまま2-0で試合をクローズ。そして、待望の新スタジアムで攻守に躍動感を見せたスパーズがリーグ6戦ぶりの白星で初陣を飾り、暫定ながらアーセナルを抜き3位に返り咲いた。
前節、リバプールとのアウェイゲームを試合終盤の不運なオウンゴールによって1-2で落としたトッテナムは、直近4敗1分けの5戦未勝利と急失速。ついには宿敵アーセナルに抜かれて4位に転落した。リーグ6戦ぶりの勝利を目指す今節は昨年9月開場予定も諸々の事情で半年以上の遅延となった6万2000人の新スタジアムでのこけら落としとなった。
順位こそ13位もFAカップで敗れているパレス戦に向けては先発2人を変更。ダビンソン・サンチェスとルーカス・モウラに代えてベン・デイビスとソン・フンミンを起用。ローズを左サイドハーフに配し、ソン・フンミンとケインを2トップに配した[4-4-2]を採用した。また、ポチェッティーノ監督が2試合のベンチ入り処分を消化して復帰した。
その後はソン・フンミンの個人技、ケインのポストプレー、エリクセンの質の高い繋ぎでチャンスを窺うと、10分過ぎにはエリクセンが続けて際どいシュートで相手ゴールに迫っていく。
前半半ばからハーフタイムにかけても70パーセントを超えるボール支配率で相手を押し込むトッテナムは、サイドを深くえぐってのクロス、エリクセンのラストパスを軸に再三フィニッシュに持ち込んでいく。37分にはエリクセンのスルーパスに抜け出したソン・フンミンがニアを狙った低いシュート、44分にはローズの左CKにケインが頭で合わせるが、いずれも先制点とはならなかった。
トッテナムペースもゴールレスで折り返した試合。焦れずに後半も立ち上がりから攻勢を仕掛けるホームチームは55分、新スタジアムで待望の初ゴールを奪う。エリクセンが相手陣内でボールを奪い、ボックス手前右のソン・フンミンに繋ぐ。ここで左に切り込んだ韓国代表が左足を振り抜くと、戻ったミリボイェビッチの足にディフレクトしたボールがゴール右隅に突き刺さった。
このゴールで一気にスタジアムのボルテージが高まる中、完全に流れを掴んだトッテナムは66分、デレ・アリのスルーパスに抜け出したケインがボックス左からシュートを放つが、珍しくシュートを枠外に外してしまう。
その後、負傷明けのウィンクスをローズに代えてピッチに送り込んだホームチームは80分、中盤でのボール奪取からカウンターに転じてボックス左で仕掛けたケインがうまく潰れると、ゴール前でこぼれ球に反応したエリクセンがすかさずゴールに蹴り込んで試合を決定付ける2点目とした。
試合終盤には前節失点に絡むミスを犯した守護神ロリスが見事なセービングで相手の反撃をきっちり阻止すると、このまま2-0で試合をクローズ。そして、待望の新スタジアムで攻守に躍動感を見せたスパーズがリーグ6戦ぶりの白星で初陣を飾り、暫定ながらアーセナルを抜き3位に返り咲いた。
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