元イングランド代表GKグリーンが“第3GK”を語る! チェルシーでの悲喜こもごも
2019.03.29 15:43 Fri
チェルシーに所属する元イングランド代表GKロバート・グリーン(39)がイギリス『BBC』のインタビューで“第3GK”の悲喜こもごもについて語った。
現在、スペイン代表GKケパ・アリサバラガ、アルゼンチン代表GKウィリー・カバジェロに次ぐ3番手の立場であるグリーンは、加入以降一度も公式戦でプレーしていない。だが、“第3GK”としての役割を誇りを持って務めているようだ。
「キャリアをスタートさせたとき、『第3GKをやってみたい』とは少しも思っていなかった。だけど、キャリアが進むにつれて状況は変わっていくものなんだ」
「(クラブにとって)物事がうまく進んでいる時に不平不満は言えないよ」
また、グリーンは正GKとしてのオファーもあった中で、チェルシーでの“第3GK”としてのオファーを受けた理由について、金銭面が影響したことはないと断言している。
「チェルシーからシーズン初めにチェルシーと契約を結ぶ気持ちはあるかと連絡を受けたとき、僕は『サラリーはいくらもらえる?』とは尋ねなかったよ」
「もちろん、自分の仕事をこなしてサラリーを受け取るのは多くの人にとって普通のことで、それは家族を養う助けとなる。だけど、それだけがモチベーションとなるわけではないよ」
「プレミアリーグのトップレベルでの経験をしたかったんだ。僕は今シーズン、とても多くのことを学んでいる。これまでのシーズンで(勝ち点)40ポイント以上獲得する経験はほとんどなかったんだ。ありがたいことに今季それを経験できた。同時に多くのトッププレーヤーの動きを近くで観察することもできた」
さらに、39歳のベテランGKは週末の試合に向けた“第3GK”としての特殊な役割についても言及している。そこでは練習のサポートと共にスカウティング部隊の一員としての役割もあるという。
「(試合前の)木曜日と金曜日はより戦術的な仕事が多くなるんだ。だから、僕はチェルシーのGKとしてよりも対戦相手のGKとしてトレーニングに臨む機会が多い」
「それは大きな違いだよ。土曜日の試合に向けたモチベーションはそこにはないよ。究極的にはゲームのような外的要因よりも、自分自身のモチベーション」
また、試合当日には“チームの一員”としての多くの仕事があると語っている。
「僕はチームのすべてのミーティングに出席し、プレマッチの段階でやるべきことやウォーミングアップにも参加する。そこではボールを集めたり、シュート練習、クロスボールを練習する仲間をサポートしている」
「そこから試合に出るプレーヤーはピッチ入場に向けて準備をするけど、僕のやることは違うんだ。ホームとアウェイに関わらず、お茶を見つけてきてスタンドの自分の席に向かうんだ」
「(スタンドからは)ベンチやピッチ上の人たちが見ることができないものが見えるんだ。僕自身、長いキャリアを通じて多くの知識や経験を持っている。そういう自分の意見を持っていて、それを口に出さないのはもったいないことだと思うし、僕はここにいる限りそういった意見を伝えるようにしているんだ」
最後にグリーンは1人の父親として6、7歳の息子がチェルシーのようなビッグクラブを日常の一部として感じられることが大きな経験になるはずだと考えているようだ。
「ここまでを振り返ってみると、僕自身にとっても息子にとってもここで素晴らしい経験をすることができている」
「6、7歳の息子がフットボールを理解し始めてきて、そのときに父親がチェルシーのようなクラブの一員であることは素晴らしいことだと思う」
「個人的な観点では、チェルシーのようなクラブのプレーを見せるために息子をウェンブリーやスタンフォード・ブリッジに連れていけたことを特別な瞬間だと振り返ることになると思う」
「もちろん、キャリアの一部と考えたときにフラストレーションと共に振り返る可能性もあるが、僕はそうならないと思っている。それは将来に向けたチャンスを僕自身に与え、ほかの人たちにも喜びを与えたと思っている」
華やかなフットボール界においてあまりスポットライトが当たらない“第3GK”に関してありのままの想いを語ってくれたグリーンによる興味深いインタビューだった。
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ノリッジでプロキャリアをスタートしたグリーンは、ウェストハム、QPR、リーズ・ユナイテッド、ハダースフィールドを渡り歩き、2018年7月からチェルシーに完全移籍で加入した。キャリアを通じてほとんどのクラブで正GKを勝ち取り、公式戦600試合以上プレーし、イングランド代表でも2010年の南アフリカ・ワールドカップ本大会でプレーするなど、通算12キャップを誇るイングランド屈指のベテランGKは、その輝かしいキャリアと一線を画す、ブルーズでの“第3GK”としての地味な日々について語っている。「キャリアをスタートさせたとき、『第3GKをやってみたい』とは少しも思っていなかった。だけど、キャリアが進むにつれて状況は変わっていくものなんだ」
「もちろん、自分が思っているほど、試合に絡めているわけではない。でも、それは加入する前から明らかにされていたことだった。もし、みんな(他のGK)がフィットしていれば、自分の役割がこういうものになることはわかっていたよ」
「(クラブにとって)物事がうまく進んでいる時に不平不満は言えないよ」
また、グリーンは正GKとしてのオファーもあった中で、チェルシーでの“第3GK”としてのオファーを受けた理由について、金銭面が影響したことはないと断言している。
「チェルシーからシーズン初めにチェルシーと契約を結ぶ気持ちはあるかと連絡を受けたとき、僕は『サラリーはいくらもらえる?』とは尋ねなかったよ」
「もちろん、自分の仕事をこなしてサラリーを受け取るのは多くの人にとって普通のことで、それは家族を養う助けとなる。だけど、それだけがモチベーションとなるわけではないよ」
「プレミアリーグのトップレベルでの経験をしたかったんだ。僕は今シーズン、とても多くのことを学んでいる。これまでのシーズンで(勝ち点)40ポイント以上獲得する経験はほとんどなかったんだ。ありがたいことに今季それを経験できた。同時に多くのトッププレーヤーの動きを近くで観察することもできた」
さらに、39歳のベテランGKは週末の試合に向けた“第3GK”としての特殊な役割についても言及している。そこでは練習のサポートと共にスカウティング部隊の一員としての役割もあるという。
「(試合前の)木曜日と金曜日はより戦術的な仕事が多くなるんだ。だから、僕はチェルシーのGKとしてよりも対戦相手のGKとしてトレーニングに臨む機会が多い」
「それは大きな違いだよ。土曜日の試合に向けたモチベーションはそこにはないよ。究極的にはゲームのような外的要因よりも、自分自身のモチベーション」
また、試合当日には“チームの一員”としての多くの仕事があると語っている。
「僕はチームのすべてのミーティングに出席し、プレマッチの段階でやるべきことやウォーミングアップにも参加する。そこではボールを集めたり、シュート練習、クロスボールを練習する仲間をサポートしている」
「そこから試合に出るプレーヤーはピッチ入場に向けて準備をするけど、僕のやることは違うんだ。ホームとアウェイに関わらず、お茶を見つけてきてスタンドの自分の席に向かうんだ」
「(スタンドからは)ベンチやピッチ上の人たちが見ることができないものが見えるんだ。僕自身、長いキャリアを通じて多くの知識や経験を持っている。そういう自分の意見を持っていて、それを口に出さないのはもったいないことだと思うし、僕はここにいる限りそういった意見を伝えるようにしているんだ」
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「6、7歳の息子がフットボールを理解し始めてきて、そのときに父親がチェルシーのようなクラブの一員であることは素晴らしいことだと思う」
「個人的な観点では、チェルシーのようなクラブのプレーを見せるために息子をウェンブリーやスタンフォード・ブリッジに連れていけたことを特別な瞬間だと振り返ることになると思う」
「もちろん、キャリアの一部と考えたときにフラストレーションと共に振り返る可能性もあるが、僕はそうならないと思っている。それは将来に向けたチャンスを僕自身に与え、ほかの人たちにも喜びを与えたと思っている」
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これがプロ生活21年の代償か、元イングランド代表GKグリーンの小指は外側に変形
長年ゴールマウスを守り続けてきた代償は大きいようだ。 2018-19シーズンを最後に引退を表明したGKロバート・グリーン氏(41)。ノリッジでプロキャリアを始めた元イングランド代表はウェストハムやQPR、リーズやハダースフィールドなどで活躍した。 現役最後のシーズンはチェルシーに移籍した。試合に出ることはなかったが、ベテランGKはチームを陰からサポート。ヨーロッパリーグ(EL)決勝戦で優勝し、キャリア初のタイトルを獲得した。 プロキャリア21年、幼少期を含めればそれ以上の期間にわたってチームを最後方から支え続けたグリーン氏。名誉の負傷と言って良いのだろうか、現在彼の右手の小指は、第二関節あたりが外側に曲がってしまっている。 2010年の南アフリカ・ワールドカップ(W杯)初戦のアメリカ代表戦では手痛いミスを犯してしまったグリーン氏だが、プレミアでは267試合に出場。チャンピオンシップや代表戦等を含めれば、述べ600試合以上でゴールマウスを守ってきたことになる。やや痛々しくも見えるものの、これが歴史を積み上げてきた証と言えるだろう。 <span class="paragraph-title">【写真】プロGK生活21年の歴史か、想像以上に外側に曲がった小指</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/CUROYXYrai8/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="13" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/CUROYXYrai8/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; 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サマンサ・カーの人種差別発言巡る法廷闘争が長引く様相…検察側の書類提出が遅れ未だに裁判始まらず
オーストラリア女子代表FWサマンサ・カーの法廷闘争が長引きそうだ。豪『news.com.au』が伝えている。 現在の女子サッカー界を象徴する1人、“サム・カー”。世界的ストライカーにしてイングランド最強チェルシーの絶対的エースであり、昨年はケガを抱えながらも臨んだ自国開催の女子ワールドカップ(W杯)で抜群の存在感を放った。 そんなサム・カー、1月にヒザ前十字じん帯(ACL)損傷の重傷を負い、2月のパリ五輪アジア最終予選を欠場。オーストラリア女子代表は格下ウズベキスタンとの対戦だったことにも助けられ、精神的支柱を欠いても難なく本大会行きを決めた。 しかしその一方、サム・カー自身は昨年1月にロンドンで警察官に対する人種差別発言があったとして起訴されたことが今年3月に明るみに。本人と弁護団は発言の一部を認めつつ、人種差別的な意図を含んだ部分を否定する。 つまり裁判は汚名を晴らすための法廷闘争、ということに。ただ、起訴を叩きつけたイギリス・クラウン検察庁(CPS)の必要書類提出が遅れており、現状裁判が始められず。 豪『シドニー・モーニング・ヘラルド』によると、CPSはサム・カーによる人種差別発言があったとする街中の監視カメラ映像など「重要証拠」を最終的に収集できなかったとされ、被害を訴えた警察官の陳述書も未だ手元にないという。 主張をまとめたCPSの必要書類は、遅くとも4月23日までに裁判所へ提出する必要があり、これはサム・カーにとって汚名を晴らすための法廷闘争が長引くことを表すもの。 オーストラリア国内でも大きな関心ごととなっている本件。無罪を勝ち取ることが国民から望まれているのは至極当然だが、それはさておき、このままサム・カーが代表キャプテンにとどまることには、同国スポーツ界を中心に否定的な見解が目立つ。 国技クリケットの元代表選手であるミッチェル・ジョンソン氏は「カーは多くの少年少女たちから尊敬されているキャプテン。そんな彼女がキャプテンであり続けることは、それ自体がひどいメッセージ。子供たちに、自分の行動には責任を持たなければならないことを示す機会だ」とする。 これに対し、オーストラリア女子代表GKでウェストハム所属のマッケンジー・アーノルドは「彼女から腕章を剥奪? そんな議論は一切ないし、今後も起こるとは到底思えない」と反論。同世代で共にロンドンで活躍する主将を守っている。 サム・カー側が本件で一部の発言を認めているだけに、そのパーソナリティに対する疑問符も湧き上がっている格好だ。 2024.04.13 20:05 Sat2
チェルシーのキャプテンがまた負傷…ハムストリングの手術から復帰も再び違和感、マレスカ監督「リスクは冒したくない」
チェルシーのイングランド代表DFリース・ジェームズが再び離脱することになるようだ。クラブ公式サイトが伝えた。 インターナショナル・マッチウィークが終わり、再びリーグ戦が再開する中、チェルシーは23日にアウェイでレスター・シティと対戦する。 ハムストリングの負傷に悩まされていたジェームズは、手術を受けて昨シーズンの大半を棒に振ることに。それでも10月に復帰していたが、再びハムストリングを痛めたとのこと。エンツォ・マレスカ監督が試合に向けた記者会見で明かした。 「負傷者がリース選手1人だけなのは確かだ。残念ながら彼は少し痛みを感じており、週末に彼を起用するリスクは負いたくない。今週末に出場できないのは彼だけだ」 「残りの選手たちについては、良くなっている選手もいれば、疑問の残る選手もいる。それに、今日は代表戦の選手全員が揃って行う最初の練習なので、今日の練習が終わったら様子を見ることになる。もう少し待つ必要がある」 「リースはハムストリングの問題なので、筋肉の問題だ。今週末はリスクを冒したくないので、長く続かないことを望む」 再び離脱することとなったジェームズ。また、コール・パーマー、レヴィ・コルウィル、ヴェスレイ・フォファナ、マロ・グスト、ロメオ・ラヴィアは代表活動に参加せず、起用が可能だという。 一方で、2026北中米ワールドカップ南米予選を戦ったモイセス・カイセド、エンソ・フェルナンデスに関しては、注意深く見る必要があり、最後のトレーニングで状態をチェック。22日のトレーニングで調子を見極めることになるようだ。 2024.11.21 23:30 Thu3
プレミア3位と好調のチェルシーに追い風、サンチョがトレーニングに復帰
チェルシーのイングランド代表MFジェイドン・サンチョが、トレーニング復帰を果たしたようだ。 サンチョは今夏の移籍市場で、マンチェスター・ユナイテッドから期限付き移籍の形で加入。エンツォ・マレスカ監督の下で一定の出場機会を得ると、ここまでプレミアリーグ5試合3アシストを記録している。 ただ、第8節のリバプール戦では先発しながらハーフタイムでピッチを退くと、それ以降は出場がなし。マレスカ監督は病気やその後のトレーニング中に負った打撲が原因としており、今月のインターナショナルマッチウィーク明けには復帰できる可能性を示唆していた。 そんな中で、チェルシーは公式X(旧ツイッター)を更新し、サンチョがトレーニングに復帰した姿を投稿。イギリス『イブニング・スタンダード』によると、今週末のプレミアリーグ第12節のレスター・シティ戦には出場できる見込みとのことだ。 チェルシーは負傷によって今月のインターナショナルマッチウィークでは代表辞退となったコール・パーマーの状態が不透明なこともあり、サンチョの復帰は大きな後押しとなるだろう。 2024.11.19 15:40 Tue4
もはや癖となるハムストリングのケガ…リース・ジェームズが再離脱の胸中吐露 「また新たな試練を受けた」
チェルシーのイングランド代表DFリース・ジェームズが新たな負傷を受けて、その胸中を吐露した。 ドリブル、フィニッシュ、どれをとってもパワフルさが魅力のサイドバックだが、近年はハムストリングの負傷に悩まされ、復帰と離脱を繰り返す。2023-24シーズンからはキャプテンという大役も任され、万全のときがなかなかない。 もはや癖となるハムストリングの負傷から10月に復帰したばかりだが、エンツォ・マレスカ監督がレスター・シティとのプレミアリーグ再開戦に向けた会見で再発を明らかに。選手本人もインスタグラムのストーリーズで思いを発信した。 「このメッセージは僕が経験することを理解し、尊重してくれる人々のもの。みんなに心から感謝する。みんなのサポートと優しい言葉は想像以上に大きいんだ」 「そして、僕のことに触れると、大丈夫。良かったときがあれば、悪かったときもある。また新たな試練を受けた。いずれは返り咲く。どんな困難にもめげずね」 「最後に、これからやってくる祝祭の時期にも触れておく。この時期は誰にとっても厳しいものだ! みんなにとって、楽しく穏やかに過ごせるのを祈っている」 そうファンに感謝の言葉を送り、復活を誓ったリース・ジェームズ。次こそは万全の姿で戻ってきてほしいところだ。 2024.11.22 08:55 Fri5