【ブンデス第27節プレビュー】デア・クラシカー前のバイエルンとドルトムントの動向は

2019.03.29 18:00 Fri
Getty Images
代表ウィーク前に行われた前節、首位バイエルンがマインツに6発圧勝したのに対し、2位ドルトムントはヘルタ・ベルリンに対して追加タイムのロイス弾で辛くも勝利し、両チームが勝ち点60で並んでいる。長谷部と久保の日本人対決が実現した一戦は長谷部のフランクフルトが1点差以上の内容の差で制し、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位ボルシアMGに1ポイント差に肉薄している。迎える第27節は次節にデア・クラシカーを控える両雄の動向に注目だ。
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まずはドルトムントを得失点差で「7」上回り、首位に立つバイエルンから。リバプール戦の敗戦を引きずらずに圧勝したバイエルンは、リーグ戦ここ3試合で5ゴール以上と爆発的な攻撃力を発揮している。一気に得失点差で優勢に立った中、今節は11位フライブルク(勝ち点31)とのアウェイ戦に臨むが、格下相手に好調の攻撃陣は引き続き爆発となるか。バイエルンと同時刻に試合を戦うドルトムントは、7位ヴォルフスブルク(勝ち点42)とのホーム戦に臨む。前節ヘルタ・ベルリン戦では2度のビハインドを負う苦しい展開となりながらも粘りを見せて最後はロイスの決勝弾で勝利したドルトムント。次節にはバイエルンとのデア・クラシカーを控える中、欧州カップ戦出場を目指す相手に勝利して大一番に臨みたい。
最下位ニュルンベルク相手に1-0のスコア以上の差で勝利した5位フランクフルト(勝ち点46)は、16位シュツットガルト(勝ち点20)とのホーム戦に臨む。リーグ戦4連勝、公式戦13試合負けのない絶好調フランクフルト。そのフランクフルトにおいて欠かせない戦力となっている長谷部はここ数試合、リベロの位置に戻って堅守を支えているが、残留争いに巻き込まれて死に物狂いでやってくる相手を封じることができるか。元ドイツ代表FWゴメスとのマッチアップに注目だ。

ヴォルフスブルク戦で途中出場したものの、見せ場を作り切れなかった12位デュッセルドルフ(勝ち点31)の宇佐美は、4位ボルシアMG(勝ち点47)とのホーム戦に臨む。ロシア・ワールドカップ以来の招集となった日本代表ではボリビア戦で先発したが、インパクトは残せなかった。消化不良のパフォーマンスが続く中、CL出場権を争う相手に存在感を示せるか。
原口がボランチでプレーした前節アウグスブルクとのシックスポインターを落とし、残留が険しくなった17位ハノーファー(勝ち点14)は、テデスコ監督を解任した15位シャルケ(勝ち点23)とのホーム戦に臨む。アウグスブルク戦では序盤に先制しながらも逆転負けし、5連敗となって泥沼から抜け出せずにいるが、残留に望みをつなげるためには勝利が絶対条件となる。

フランクフルト戦でも先発で起用されながら消極的なプレーが目立ってアピールに失敗した最下位ニュルンベルク(勝ち点13)の久保は、14位アウグスブルク(勝ち点25)とのホーム戦に臨む。20戦勝利なしとチームは残留が絶望的となっているが、久保としては完全移籍を勝ち取るためにもアピールを続けたい。

◆ブンデスリーガ第27節
▽3/29(金)
《28:30》
ホッフェンハイム vs レバークーゼン

▽3/30(土)
《23:30》
フライブルク vs バイエルン
ニュルンベルク vs アウグスブルク
ブレーメン vs マインツ
デュッセルドルフ vs ボルシアMG
ドルトムント vs ヴォルフスブルク
《26:30》
ライプツィヒ vs ヘルタ・ベルリン

▽3/31(日)
《22:30》
ハノーファー vs シャルケ
《25:00》
フランクフルト vs シュツットガルト

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