久保建英美技2発! U-22日本代表が初戦に続く快勝劇で連勝《AFC U-23選手権》
2019.03.24 19:30 Sun
U-22日本代表は24日、AFC U-23選手権タイ2020予選第2戦のU-22東ティモール代表戦に臨み、6-0で勝利した。
先のU-22マカオ代表戦を終わってみれば8-0の大勝で飾ったU-22日本代表。その一戦から中1日のU-22東ティモール代表戦に向けた先発は板倉以外の10名が入れ替わり、久保もメンバー入りした。
U-22日本代表は12分、左サイドからの低いクロスに反応した田川が相手最終ラインのスペースからボックス右に飛び出すと、相手GKと接触してPKのチャンスを獲得。だが、キッカーを名乗りを上げた田川が左足シュートをクロスバーの上に飛ばしてしまい、先制機を逸する。
だが、その田川が汚名返上の一発を決める。24分、右CKのこぼれ玉を拾ったバイタルエリア右の久保が左足でクロスを供給すると、ボックス左の板倉が頭で折り返して、ゴール前の田川がダイビングヘッド。田川自らがPK失敗の嫌なムードを断ち、U-22日本代表が均衡を破る。
1点リードのU-22日本代表は後半の立ち上がりから相手に攻め込まれるシーンが目立つなか、54分にバイタルエリア左の位置でFKのチャンスを獲得。キッカーに名乗りを上げた久保が左足で直接狙うと、壁の上を越えてゴール左下に決まり、U-22東ティモール代表を突き放す。
格の違いを見せつけるU-22日本代表は69分に田川を下げて上田を投入したなか、71分にこの試合でボランチの一角としてプレーする板倉がバイタルエリア中央から右足を一閃。続く74分にボックス右の久保がワントラップでマークを剥がして強烈な左足シュートを決め、5点差に広げる。
止まらないU-22日本代表は75分に中山を下げて松本を起用した77分、杉岡の左足クロスにゴール前の上田が右足ワンタッチで合わせて6点目を奪うと、83分に久保に代えて岩崎をピッチへ。初戦に続く快勝劇で連勝のU-22日本代表は26日に行われる次戦、U-22ミャンマー代表と対戦する。
U-22東ティモール代表戦 0-6 U-22日本代表
【U-22日本代表】
田川亨介(前24)
久保建英(後9)
立田悠悟(後15)
板倉滉(後26)
久保建英(後29)
上田綺世(後32)
先のU-22マカオ代表戦を終わってみれば8-0の大勝で飾ったU-22日本代表。その一戦から中1日のU-22東ティモール代表戦に向けた先発は板倉以外の10名が入れ替わり、久保もメンバー入りした。
U-22日本代表は12分、左サイドからの低いクロスに反応した田川が相手最終ラインのスペースからボックス右に飛び出すと、相手GKと接触してPKのチャンスを獲得。だが、キッカーを名乗りを上げた田川が左足シュートをクロスバーの上に飛ばしてしまい、先制機を逸する。
1点リードのU-22日本代表は後半の立ち上がりから相手に攻め込まれるシーンが目立つなか、54分にバイタルエリア左の位置でFKのチャンスを獲得。キッカーに名乗りを上げた久保が左足で直接狙うと、壁の上を越えてゴール左下に決まり、U-22東ティモール代表を突き放す。
攻撃の手を緩めないU-22日本代表は、続く60分に獲得した左CKのチャンスからキッカーの伊藤が右足でクロスを供給。ボックス中央のスペースを突いた立田がうまく相手DFの前に潜り込み、右足アウトサイドで合わせる。これが吸い込まれ、U-22日本代表が3点目を手にする。
格の違いを見せつけるU-22日本代表は69分に田川を下げて上田を投入したなか、71分にこの試合でボランチの一角としてプレーする板倉がバイタルエリア中央から右足を一閃。続く74分にボックス右の久保がワントラップでマークを剥がして強烈な左足シュートを決め、5点差に広げる。
止まらないU-22日本代表は75分に中山を下げて松本を起用した77分、杉岡の左足クロスにゴール前の上田が右足ワンタッチで合わせて6点目を奪うと、83分に久保に代えて岩崎をピッチへ。初戦に続く快勝劇で連勝のU-22日本代表は26日に行われる次戦、U-22ミャンマー代表と対戦する。
U-22東ティモール代表戦 0-6 U-22日本代表
【U-22日本代表】
田川亨介(前24)
久保建英(後9)
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