延長戦までもつれ込む激闘制したポルトが逆転で8強進出! 消極策で逃げ切り失敗のローマはディ・フランチェスコ体制終焉へ…《CL》
2019.03.07 07:49 Thu
チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦2ndレグ、ポルトvsローマが6日にエスタディオ・ド・ドラゴンで行われ、2-1のスコアで90分が終了。その後、延長戦を制したポルトが2戦合計4-3で準々決勝進出を果たした。
先月12日にスタディオ・オリンピコで行われた1stレグではホームのローマが2点を先行も、ポルトがアウェイゴール1つを持ち帰り、2-1の僅差で初戦を終えた。
逆転で2014-15シーズン以来のベスト8進出を目指すポルトは、1stレグ敗戦後のリーグ戦で2連勝も、2日に行われた宿敵ベンフィカとの“オ・クラシコ”では、ホームで1-2の逆転負けを喫して首位の座から引きずり降ろされる厳しい敗戦となった。その敗戦から中3日で行われる今回の一戦に向けては1stレグから先発2人を変更。ブラヒミ、フェルナンドに代えてそれぞれ出場停止、負傷明けのヘスス・コロナとマレガを起用した。
一方、ホームでの初戦をモノにしたローマは、以降のリーグ戦2試合でもボローニャ、フロジノーネ相手に辛勝ながらきっちり勝ち切って連勝。だが、ポルト同様に2日に行われた宿敵ラツィオとの“デルビー・デッラ・カピターレ”では屈辱的な0-3の大敗を喫し公式戦6戦ぶりの黒星を喫した。この敗戦により再びディ・フランチェスコ監督の去就問題が騒がしくなった中、必勝を期して臨んだ敵地での一戦に向けては1stレグから先発6人を変更。GKにオルセンが戻ったほか、ペッレグリーニ、フロレンツィ、エル・シャーラウィという主力がベンチスタートとなり、古巣初対戦のマルカノやエンゾンジ、ペロッティといったベテランが起用され、[3-4-3]へのシステム変更も図られた。
逆転突破に向けてゴールが必要なホームのポルトに対して、ローマは[5-4-1]に近い守備バランスで堅守速攻の構えを見せる。その中で開始2分にはセットプレーの流れからコロナがファーストシュートを放つ。さらに10分には波状攻撃から再びコロナ、こぼれ球にアレックス・テレスと続けてシュートを放つが、いずれも枠を捉え切れない。
26分、左サイド高い位置でボールホルダーのDFマノラスにプレッシャーをかけたマレガがボールを奪うと、このボールを引き取ったコロナがボックス付近まで運んで自身の外側を追い越してゴール左に抜け出したマレガにスルーパス。そして、マレガからのグラウンダーのマイナスクロスをソアレスが丁寧に合わせてゴール右隅に流し込んだ。
これで2戦合計2-2もアウェイゴール差でポルトが逆転に成功した中、ホームチームが好守のバランスを意識しながらも果敢に2点目を狙っていく。対して攻撃に出なければならなくなったローマだが、相手の激しいプレスに苦しみなかなか攻撃の形を作れない。
それでも、この試合で先発に抜擢された変幻自在のベテランドリブラーが試合を動かす。35分、波状攻撃から左サイド深い位置でボールを持ったペロッティが得意のドリブルでボックス内に切り込むと、DFミリトンのファウルを誘いPKを獲得。このプレッシャーがかかるPKをバンディエラのデ・ロッシが巧みな駆け引きで百戦錬磨のGKカシージャスを先に転がして逆に決め切った。
このゴールでローマが再逆転した中、前半終盤にかけては完全にイーブンな展開に。45分にはボックス手前でクリアボールを奪ったエクトル・エレーラが枠の右隅を捉えたシュートを放つが、これはGKオルセンがビッグセーブで阻止。その後、前半ラストプレーの場面ではダニーロからファウルを受けたデ・ロッシがプレー続行不可能となり、ペッレグリーニが緊急投入されて前半終了となった。
迎えた後半、逆転突破には2ゴールが必要なポルトが前半以上の圧力で前からボールを追う。この攻撃的な守備に対応しきれないローマは不用意な自陣でのロストからマレガ、ソアレスと立て続けに決定機を許す。
すると53分、この勢いを生かしたポルトが後半も先にゴールをこじ開ける。左サイドの高い位置でカルスドルプからボールを奪ったコロナが右足で絶妙なインスウィングのクロスを入れると、巧みな動き出しでDFコラロフとDFマルカノの間に飛び出したマレガが右足のワンタッチボレーで合わせた。
これで2戦合計スコアでも完全に振り出しに戻った試合はここから激しさを増す。流れを変えたいローマは失点直後にカルスドルプを下げてフロレンツィを投入。この交代で相手を押し返したいローマは、後半半ばを過ぎた68分と71分にジェコが続けてフィニッシュに持ち込むが、なかなか攻撃に迫力が出ない。
その後もポルトペースで試合が進む中、押し切りたいホームチームはコロナ、ソアレスを下げてブラヒミ、フェルナンドとフレッシュなアタッカーを投入。一方、厳しい状況が続くローマは足を攣っていたマルカノに代えてクリスタンテを投入し、[4-2-3-1]に並びを変更する。
77分には右サイド深い位置に侵攻したオタビオの浮き球クロスに反応したブラヒミがゴール前にフリーで抜け出してボレーシュートも、これはGKオルセンの好守に遭う。直後の82分には劣勢のローマに千載一遇のチャンス。ジェコの高い位置からのプレッシャーでDFペペのパスミスを誘うと、これをボックス左付近でカットしたペロッティに絶好機。逆サイドでザニオーロが必死にボールを要求も、ペロッティが放った右足シュートは枠の右に外れた。
その後はポルトにも疲れが出始めたことでこう着状態が続いた中、試合の決着は今大会初めての延長戦へと持ち込まれることになった。
延長戦に入ると、ポルトの息切れが目立ち始め互いに中盤でのプレスがかからず、試合はなまくら刀の切り合いの泥仕合の様相を呈していく。この流れの中で互いにゴール前でのプレー機会を増やしていくが、いずれも決め切るまでには至らず。それでも、延長後半の111分にはローマに絶好機。ボックス左で収めたジェコがカットインから右足を振り抜くも枠の右。直後にはクリステンテから再びボックス内でパスを受けたジェコがGKの脇を抜くチップキックを枠に飛ばすが、やや勢いを欠いたボールはゴールライン手前でDFペペのクリアに遭う。
この流れでローマが押し切るか、それともPK戦突入かに思われた延長後半の最後の最後に劇的な結果が待っていた。117分、右サイドのM・ペレイラがグラウンダーの斜めのクロスを入れる。これはそのままゴールラインを割ったが、ゴール前の競り合いの場面でDFフロレンツィがフェルナンドのユニフォームを後ろから手で掴んで倒す。すると、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による検証の結果、ポルトにPKが与えられる。これをキッカーのA・テレスが冷静に決めて試合を決めるゴールとした。
その後、ローマの決死の猛攻を一丸となった守備で撥ね返し続けたポルトがホームでの120分の激闘を制して2戦合計4-3の逆転で2014-15シーズン以来のベスト8進出を果たした。一方、消極的な策でラウンド16敗退を強いられたローマは、ディ・フランチェスコ体制終焉が濃厚となった。
先月12日にスタディオ・オリンピコで行われた1stレグではホームのローマが2点を先行も、ポルトがアウェイゴール1つを持ち帰り、2-1の僅差で初戦を終えた。
逆転で2014-15シーズン以来のベスト8進出を目指すポルトは、1stレグ敗戦後のリーグ戦で2連勝も、2日に行われた宿敵ベンフィカとの“オ・クラシコ”では、ホームで1-2の逆転負けを喫して首位の座から引きずり降ろされる厳しい敗戦となった。その敗戦から中3日で行われる今回の一戦に向けては1stレグから先発2人を変更。ブラヒミ、フェルナンドに代えてそれぞれ出場停止、負傷明けのヘスス・コロナとマレガを起用した。
逆転突破に向けてゴールが必要なホームのポルトに対して、ローマは[5-4-1]に近い守備バランスで堅守速攻の構えを見せる。その中で開始2分にはセットプレーの流れからコロナがファーストシュートを放つ。さらに10分には波状攻撃から再びコロナ、こぼれ球にアレックス・テレスと続けてシュートを放つが、いずれも枠を捉え切れない。
その後もポルトが押し込む展開が続く中、ローマも徐々に守備を整えて試合を落ち着けていく。15分過ぎにはセットプレーから続けてフィニッシュのシーンも作っていく。しかし、守備の局面で問題を抱えるローマは痛恨のミスから先制点を許す。
26分、左サイド高い位置でボールホルダーのDFマノラスにプレッシャーをかけたマレガがボールを奪うと、このボールを引き取ったコロナがボックス付近まで運んで自身の外側を追い越してゴール左に抜け出したマレガにスルーパス。そして、マレガからのグラウンダーのマイナスクロスをソアレスが丁寧に合わせてゴール右隅に流し込んだ。
これで2戦合計2-2もアウェイゴール差でポルトが逆転に成功した中、ホームチームが好守のバランスを意識しながらも果敢に2点目を狙っていく。対して攻撃に出なければならなくなったローマだが、相手の激しいプレスに苦しみなかなか攻撃の形を作れない。
それでも、この試合で先発に抜擢された変幻自在のベテランドリブラーが試合を動かす。35分、波状攻撃から左サイド深い位置でボールを持ったペロッティが得意のドリブルでボックス内に切り込むと、DFミリトンのファウルを誘いPKを獲得。このプレッシャーがかかるPKをバンディエラのデ・ロッシが巧みな駆け引きで百戦錬磨のGKカシージャスを先に転がして逆に決め切った。
このゴールでローマが再逆転した中、前半終盤にかけては完全にイーブンな展開に。45分にはボックス手前でクリアボールを奪ったエクトル・エレーラが枠の右隅を捉えたシュートを放つが、これはGKオルセンがビッグセーブで阻止。その後、前半ラストプレーの場面ではダニーロからファウルを受けたデ・ロッシがプレー続行不可能となり、ペッレグリーニが緊急投入されて前半終了となった。
迎えた後半、逆転突破には2ゴールが必要なポルトが前半以上の圧力で前からボールを追う。この攻撃的な守備に対応しきれないローマは不用意な自陣でのロストからマレガ、ソアレスと立て続けに決定機を許す。
すると53分、この勢いを生かしたポルトが後半も先にゴールをこじ開ける。左サイドの高い位置でカルスドルプからボールを奪ったコロナが右足で絶妙なインスウィングのクロスを入れると、巧みな動き出しでDFコラロフとDFマルカノの間に飛び出したマレガが右足のワンタッチボレーで合わせた。
これで2戦合計スコアでも完全に振り出しに戻った試合はここから激しさを増す。流れを変えたいローマは失点直後にカルスドルプを下げてフロレンツィを投入。この交代で相手を押し返したいローマは、後半半ばを過ぎた68分と71分にジェコが続けてフィニッシュに持ち込むが、なかなか攻撃に迫力が出ない。
その後もポルトペースで試合が進む中、押し切りたいホームチームはコロナ、ソアレスを下げてブラヒミ、フェルナンドとフレッシュなアタッカーを投入。一方、厳しい状況が続くローマは足を攣っていたマルカノに代えてクリスタンテを投入し、[4-2-3-1]に並びを変更する。
77分には右サイド深い位置に侵攻したオタビオの浮き球クロスに反応したブラヒミがゴール前にフリーで抜け出してボレーシュートも、これはGKオルセンの好守に遭う。直後の82分には劣勢のローマに千載一遇のチャンス。ジェコの高い位置からのプレッシャーでDFペペのパスミスを誘うと、これをボックス左付近でカットしたペロッティに絶好機。逆サイドでザニオーロが必死にボールを要求も、ペロッティが放った右足シュートは枠の右に外れた。
その後はポルトにも疲れが出始めたことでこう着状態が続いた中、試合の決着は今大会初めての延長戦へと持ち込まれることになった。
延長戦に入ると、ポルトの息切れが目立ち始め互いに中盤でのプレスがかからず、試合はなまくら刀の切り合いの泥仕合の様相を呈していく。この流れの中で互いにゴール前でのプレー機会を増やしていくが、いずれも決め切るまでには至らず。それでも、延長後半の111分にはローマに絶好機。ボックス左で収めたジェコがカットインから右足を振り抜くも枠の右。直後にはクリステンテから再びボックス内でパスを受けたジェコがGKの脇を抜くチップキックを枠に飛ばすが、やや勢いを欠いたボールはゴールライン手前でDFペペのクリアに遭う。
この流れでローマが押し切るか、それともPK戦突入かに思われた延長後半の最後の最後に劇的な結果が待っていた。117分、右サイドのM・ペレイラがグラウンダーの斜めのクロスを入れる。これはそのままゴールラインを割ったが、ゴール前の競り合いの場面でDFフロレンツィがフェルナンドのユニフォームを後ろから手で掴んで倒す。すると、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による検証の結果、ポルトにPKが与えられる。これをキッカーのA・テレスが冷静に決めて試合を決めるゴールとした。
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