レーティング:ドルトムント 0-1(AGG:0-4) トッテナム《CL》

2019.03.06 06:57 Wed
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦2ndレグ、ドルトムントvsトッテナムが5日にBVBシュタディオン・ドルトムントで行われ、アウェイのトッテナムが1-0で勝利した。この結果、2戦合計4-0としたトッテナムの準々決勝進出が決定した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。

▽ドルトムント採点
(C)CWS Brains,LTD.
GK
1 ビュルキ 5.0
相手の守備的プランもあって難しい対応は皆無だったが、唯一と言ってもいい決定機でケインに決められる

DF
27 ヴォルフ 4.5
比較的フリーでボールが受けられた中、精度の低いクロスに終始。守備では球際で粘りを見せたが、ソン・フンミンを後方からプッシングする危険な対応も
(→ラーセン 5.0)
大勢の決まった展開で見せ場は訪れず

33 ヴァイグル 5.5
求められた後方からの球出しできっちり仕事。守備のリスク管理も怠らず
16 アカンジ 5.5
安定した守備に加えて、目先を変えるパスで単調になりがちなボール回しにアクセントを加えた

4 ディアロ 5.5
逆サイドとのバランスを意識したプレーぶり。攻撃面では同じ左利きのゲレイロとプレーエリアが重なるため後方支援に専念

MF
7 サンチョ 5.0
幾度かフィニッシュに持ち込んだが、ヴォルフとの連係が今一つで効果的な仕事はできず

10 ゲッツェ 5.5
盟友ロイスとうまく役割を変えながら細かいパスと仕掛けで守備ブロック攻略の糸口を探し続けた

28 ヴィツェル 5.5
センターバック2人と共に被カウンターのリスク管理に腐心。無難な捌きでビルドアップをサポート

11 ロイス 5.5
ゲッツェとの阿吽の呼吸から幾度か決定的な場面に絡んだが、決め切るエースの仕事は果たせず

(→デラネイ -)

13 ラファエウ・ゲレイロ 5.0
比較的プレッシャーが緩いサイドで起点となったが、相手に脅威を与えるような仕掛けは見せられず

(→プリシッチ 5.0)
前回対戦同様に目立った活躍を見せられず

FW
9 アルカセル 5.0
最終ラインと駆け引きを試みるが、プレースペースを消されて決定的な仕事は果たせず

監督
ファブレ 5.0
ヴォルフ起用など攻撃的な布陣がハマらず、2連敗での敗退に…

▽トッテナム採点
(C)CWS Brains,LTD.
GK
1 ロリス 7.0
相手の決定的な枠内シュートを見事な反応で阻止。チームの逃げ切りプランを見事に完遂させた

DF
4 アルデルヴァイレルト 6.5
守備の局面では落ち着いた対応を見せたが、マイボール時にややパスが乱れていた

6 D・サンチェス 6.5
直近のアーセナル戦での低調なパフォーマンスを引きずらず、ソリッドな対応を90分間継続

5 ヴェルトンゲン 6.5
前回対戦で苦戦を強いられたサンチョを封殺。相手のプレスをいなすボール捌きも見事だった

MF
24 オーリエ 6.0
やや食い気味な守備で背後を取られる場面も散見されたが、対人守備では簡単にやらせず

17 ムサ・シソコ 7.0
冷静な縦パスでケインの先制点をアシスト。守備の局面でも強靭なフィジカルで再三の好守を披露

23 エリクセン 6.0
自身の特長が生かしづらい展開も献身的な守備できっちり貢献。得意のスルーパスでソン・フンミンの決定機も演出

(→ローズ -)

8 ウィンクス 6.0
負傷明けも豊富な運動量とテクニックを遺憾なく発揮。的確なカバーリングとボール捌きで中盤に安定をもたらした。それだけに後半序盤の負傷交代は残念だった

(→E・ダイアー 5.5)
久々の出場も危なげなく試合に入った

33 B・デイビス 6.0
システム変更前はサンチョとヴォルフ相手に数的不利の対応を強いられたが、変更後は危なげない守備を見せた

FW
7 ソン・フンミン 5.5
2トップの一角と左ウイングで守備に奔走。前半のビッグチャンスを逸して対ドルトムント戦5連発はならず

(→ラメラ 5.5)
ポジション奪取へ気迫のこもったプレーを見せた

10 ケイン 6.5
ソン・フンミンと同様に我慢の戦いを強いられた中、ワンチャンスを生かして相手に引導を渡す先制点を奪取。まさにエースの決定力だった

監督
ポチェッティーノ 6.5
守護神の助けを借りたものの守備的なプランをほぼ完璧に遂行。公式戦4戦ぶり勝利のおまけ付きで自身初のベスト8進出

★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ロリス(トッテナム)
直近のアーセナルとのダービーでチームを救った守護神がこの試合でも躍動。前半に訪れた再三の決定機を圧巻のゴールキーピングでことごとく阻止。試合最終盤のアルカセルとの一対一も止めきってCL2戦連続のクリーンシートで8強進出に導いた。

ドルトムント 0-1 トッテナム
【トッテナム】
ケイン(後4)

※2戦合計0-4でトッテナムがベスト8進出!

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ケガで招集が危ぶまれていたトッテナムのFWリシャルリソンが、カタール・ワールドカップ(W杯)のメンバー入りに歓喜爆発だ。 7日、ブラジルサッカー連盟(CBF)はカタールW杯メンバー26名を発表した。 リバプールのFWロベルト・フィルミノや負傷したアストン・ビラのMFフィリペ・コウチーニョらが外れた一方で、順当に選出。そして、リシャルリソンも26名に入り込んだ。 今夏エバートンからトッテナムへと完全移籍で加入したリシャルリソン。ここまでプレミアリーグでは9試合に出場もゴールがなく3アシストのみ。一方で初のチャンピオンズリーグでは4試合で2ゴールを記録していた。 しかし、ふくらはぎを負傷し離脱。合計6試合を欠場しており、W杯メンバー入りも危惧されていた。 ブラジル代表は、ライブ配信でメンバーを発表。リシャルリソンは家族や知人たちと自宅でその様子をチェック。テレビの目の前で待機した。 周りは祈りながらも画面を見つめていたが、リシャルリソンは画面を見ることができず、ヒザを抱えて待機。しかし、名前が呼ばれた瞬間に感情が爆発。「ヨッシャー!」と言ってそうなほど、ゴールを決めたかのようなガッツポーズを披露。仲間達と抱き合うとともに、歓喜の雄叫びをあげていた。 ロシアW杯後にブラジル代表デビューを果たしたリシャルリソン。W杯予選の後半はケガでほとんどプレーしていなかったが、今年に入ってから代表戦では7ゴールを記録と調子を上げていた。 <span class="paragraph-title">【動画】発表を見ることができないリシャルリソン、名前が呼ばれ渾身のガッツポーズ!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/reel/CkqrhaMqJSx/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); 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