【CLプレビュー】スパーズ圧倒的優位もロイス復帰のドルトが奇跡の逆転突破目指す《ドルトムントvsトッテナム》
2019.03.05 17:00 Tue
チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦2ndレグ、ドルトムントvsトッテナムが日本時間5日29:00にBVBシュタディオン・ドルトムントでキックオフされる。敵地での初戦で0-3の完敗を喫したドルトムントが奇跡の逆転突破を目指す一戦だ。
互いに多数の主力不在の中で行われた先月13日の1stレグではドルトムントキラーのFWソン・フンミン、DFヴェルトンゲン、FWジョレンテが後半に奪った3ゴールによってホームのトッテナムが3-0で先勝した。
大量失点に加えて、アウェイゴールも奪うことができなかったドルトムントは、1stレグ直後に行われたブンデスリーガのニュルンベルク戦でも格下相手にゴールレスドローとなり公式戦5戦未勝利に。その翌節は好調レバークーゼン相手に競り勝ち負の連鎖をストップしたかに思われたが、直近のアウグスブルク戦ではエースのMFロイスの戦列復帰という追い風を生かせずにミス絡みの失点から1-2の敗戦。得失点差で首位こそキープも2位バイエルンに勝ち点で並ばれる結果となった。その厳しすぎる敗戦から中3日で行われる今回の大一番ではリバウンドメンタリティを発揮して奇跡を起こせるか。
一方、エースFWケイン、MFデレ・アリの両主力を欠く中、聖地ウェンブリーで総合力の差をドルトムントに見せつけたトッテナムだが、奇しくもエースストライカーが早期復帰を果たしたプレミアリーグのバーンリー戦、チェルシー戦で痛恨の連敗。優勝争いから脱落すると、直近にホームで行われた宿敵アーセナルとのノースロンドン・ダービーでは守護神ロリスの土壇場PKストップによって辛くも1-1のドローに持ち込むも、安泰と思われたトップ4フィニッシュに暗雲が垂れ込めている。それでも、CLの戦いにおいては圧倒的なアドバンテージを持っており、2010-11シーズンのベスト8進出を果たして国内リーグ終盤戦の巻き返しに繋げたい。
両チームの勝ち上がりの条件はトッテナムが引き分け以上で文句なし。さらに、2点差以内での敗戦、アウェイゴール1点以上を奪っての3点差負けでも突破が決まる。一方、ドルトムントの逆転突破の条件は4-0か、4点差以上を付けての勝利のみだ。なお、ドルトムントが3-0で勝利した場合のみ延長戦に突入する。対スパーズ3連敗のドルトムントにとって厳しいデータが並ぶが、2015-16シーズンのヨーロッパリーグ(EL)の初対戦ではホームで3-0の勝利を収めており、その成功体験を心の拠りどころとしたい。
▽ドルトムント予想スタメン

DF:アクラフ・ハキミ、アカンジ、ザガドゥ、ディアロ
MF:ヴィツェル、デラネイ
MF:サンチョ、ロイス、ラファエウ・ゲレイロ
FW:ゲッツェ
負傷者:DFピシュチェク、FWプリシッチ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはピシュチェクの欠場が決定しているが、1stレグを欠場していたアカンジ、ヴァイグル、ロイス、パコ・アルカセルの4選手が起用可能となっている。
システムは引き続き[4-2-3-1]を採用することになるが、逆転突破に向けて最低4ゴールが必要となるため大胆なメンバー変更の可能性もあるかもしれない。ただ、アウェイゴールを与えるとノーチャンスになるため、最終ラインは相手の強力カウンターに対応可能な前述の4選手の起用が濃厚だ。ただ、1トップに関してはゲッツェに代えてアルカセルをスタートから起用する形も想定される。
▽トッテナム予想スタメン
DF:アルデルヴァイレルト、ダビンソン・サンチェス、ヴェルトンゲン
MF:オーリエ、ムサ・シソコ、エリクセン、ウィンクス、ベン・デイビス
FW:ソン・フンミン、ケイン
負傷者:DFダイアー、MFデレ・アリ、ウィンクス
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはデレ・アリの欠場が確定している一方、コンディション不良のダイアー、直近のアーセナル戦を臀部のケガで回避したウィンクスに関しては遠征メンバー入りを果たしており起用可能だ模様だ。
システムに関しては4バックの可能性もあるが、前回対戦と同様に[3-4-1-2]の採用が濃厚だ。同試合では左ウイングバックでスクランブル起用したヴェルトンゲンが好パフォーマンスを見せたが、今回の試合では本職のセンターバックに戻ってベン・デイビスが左ウイングバックでプレーする可能性が高い。その他のポジションではウィンクスが微妙なセントラルMF、疲労が顕著なダビンソン・サンチェス、ソン・フンミンに代わってフォイス、ルーカス・モウラの起用も想定される。
★注目選手
◆ドルトムント:MFマルコ・ロイス
そのため、エースとキャプテンとして敗戦の責任を痛感するロイスが今回の一戦に懸ける思いは誰よりも強いはずだ。直近のアウグスブルク戦でのプレーを見ると、好調時のパフォーマンスからは程遠いが、エースの爆発なくして奇跡を起こすことはできない。
◆トッテナム:MFムサ・シソコ
ここ最近の試合では守備陣にイージーミスが目立っており、シソコとしては最終ラインの選手たちが無防備にピンチに晒されぬように中盤のフィルター役としてきっちりフィルターをかけたい。さらに、相手が前がかりになって戦うことが想定されるだけにポジティブトランジションの場面でその強靭なフィジカルを生かした突破力でカウンターアタックを牽引したい。
互いに多数の主力不在の中で行われた先月13日の1stレグではドルトムントキラーのFWソン・フンミン、DFヴェルトンゲン、FWジョレンテが後半に奪った3ゴールによってホームのトッテナムが3-0で先勝した。
大量失点に加えて、アウェイゴールも奪うことができなかったドルトムントは、1stレグ直後に行われたブンデスリーガのニュルンベルク戦でも格下相手にゴールレスドローとなり公式戦5戦未勝利に。その翌節は好調レバークーゼン相手に競り勝ち負の連鎖をストップしたかに思われたが、直近のアウグスブルク戦ではエースのMFロイスの戦列復帰という追い風を生かせずにミス絡みの失点から1-2の敗戦。得失点差で首位こそキープも2位バイエルンに勝ち点で並ばれる結果となった。その厳しすぎる敗戦から中3日で行われる今回の大一番ではリバウンドメンタリティを発揮して奇跡を起こせるか。
両チームの勝ち上がりの条件はトッテナムが引き分け以上で文句なし。さらに、2点差以内での敗戦、アウェイゴール1点以上を奪っての3点差負けでも突破が決まる。一方、ドルトムントの逆転突破の条件は4-0か、4点差以上を付けての勝利のみだ。なお、ドルトムントが3-0で勝利した場合のみ延長戦に突入する。対スパーズ3連敗のドルトムントにとって厳しいデータが並ぶが、2015-16シーズンのヨーロッパリーグ(EL)の初対戦ではホームで3-0の勝利を収めており、その成功体験を心の拠りどころとしたい。
◆ドルトムント◆
【4-2-3-1】
【4-2-3-1】
▽ドルトムント予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:ビュルキDF:アクラフ・ハキミ、アカンジ、ザガドゥ、ディアロ
MF:ヴィツェル、デラネイ
MF:サンチョ、ロイス、ラファエウ・ゲレイロ
FW:ゲッツェ
負傷者:DFピシュチェク、FWプリシッチ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはピシュチェクの欠場が決定しているが、1stレグを欠場していたアカンジ、ヴァイグル、ロイス、パコ・アルカセルの4選手が起用可能となっている。
システムは引き続き[4-2-3-1]を採用することになるが、逆転突破に向けて最低4ゴールが必要となるため大胆なメンバー変更の可能性もあるかもしれない。ただ、アウェイゴールを与えるとノーチャンスになるため、最終ラインは相手の強力カウンターに対応可能な前述の4選手の起用が濃厚だ。ただ、1トップに関してはゲッツェに代えてアルカセルをスタートから起用する形も想定される。
◆トッテナム◆
【3-4-1-2】
【3-4-1-2】
▽トッテナム予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:ロリスDF:アルデルヴァイレルト、ダビンソン・サンチェス、ヴェルトンゲン
MF:オーリエ、ムサ・シソコ、エリクセン、ウィンクス、ベン・デイビス
FW:ソン・フンミン、ケイン
負傷者:DFダイアー、MFデレ・アリ、ウィンクス
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはデレ・アリの欠場が確定している一方、コンディション不良のダイアー、直近のアーセナル戦を臀部のケガで回避したウィンクスに関しては遠征メンバー入りを果たしており起用可能だ模様だ。
システムに関しては4バックの可能性もあるが、前回対戦と同様に[3-4-1-2]の採用が濃厚だ。同試合では左ウイングバックでスクランブル起用したヴェルトンゲンが好パフォーマンスを見せたが、今回の試合では本職のセンターバックに戻ってベン・デイビスが左ウイングバックでプレーする可能性が高い。その他のポジションではウィンクスが微妙なセントラルMF、疲労が顕著なダビンソン・サンチェス、ソン・フンミンに代わってフォイス、ルーカス・モウラの起用も想定される。
★注目選手
◆ドルトムント:MFマルコ・ロイス

Getty Images
ドルトムントの注目プレーヤーは戦列復帰を果たしたエースのロイスだ。ボルシアMG時代の恩師ファブレ新監督の下、トップ下を主戦場に今季ここまでの公式戦で17ゴール10アシストの圧巻のスタッツで新生ドルトムントの攻撃を牽引するロイス。だが、聖地ウェンブリーでの大暴れが期待された中、1stレグ直前に負ったハムストリングのケガによって欠場を余儀なくされ、0-3の大敗を自宅のテレビで見ることになった。そのため、エースとキャプテンとして敗戦の責任を痛感するロイスが今回の一戦に懸ける思いは誰よりも強いはずだ。直近のアウグスブルク戦でのプレーを見ると、好調時のパフォーマンスからは程遠いが、エースの爆発なくして奇跡を起こすことはできない。
◆トッテナム:MFムサ・シソコ

Getty Images
トッテナムの注目プレーヤーは中盤のバトルでカギを握るムサ・シソコだ。前回対戦では相手が引いた前半こそ攻撃面で苦しんだものの、中盤での球際のバトルで圧巻の存在感を放ったフランス代表MF。逃げ切りを意識しつつカウンター主体で戦うことが想定される敵地での2ndレグでは自身の特長が最も生かされる展開になるはずだ。ここ最近の試合では守備陣にイージーミスが目立っており、シソコとしては最終ラインの選手たちが無防備にピンチに晒されぬように中盤のフィルター役としてきっちりフィルターをかけたい。さらに、相手が前がかりになって戦うことが想定されるだけにポジティブトランジションの場面でその強靭なフィジカルを生かした突破力でカウンターアタックを牽引したい。
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