【ELプレビュー】崖っぷちアーセナルや日本人所属クラブの突破なるか? 16強懸けた運命の第2戦!
2019.02.21 18:00 Thu
ヨーロッパリーグ(EL)・ラウンド32の2ndレグが21日に開催される。グループステージを勝ち抜いた24チームと、チャンピオンズリーグ(CL)グループステージ3位敗退となった8チームを合わせた計32チームで争われる今回のラウンド32。チェルシー、アーセナル、ナポリ、インテル、セビージャといった優勝候補、日本人選手所属クラブを中心にラウンド32第2戦の見どころを紹介していく。
◆ラウンド32・2ndレグ◆
▽2/20(水)
セビージャ 2-0(AGG:3-0) ラツィオ
▽2/21(木)
《26:55》
チェルシー vs マルメ
フランクフルト vs シャフタール
ザルツブルク vs クラブ・ブルージュ
ナポリ vs チューリッヒ
バレンシア vs セルティック
ゼニト vs フェネルバフチェ
ビジャレアル vs スポルティング・リスボン
ディナモ・ザグレブ vs ビクトリア・プルゼニ
《29:00》
アーセナル vs BATEボリソフ
インテル vs ラピド・ウィーン
ベンフィカ vs ガラタサライ
ヘンク vs スラビア・プラハ
ベティス vs レンヌ
レバークーゼン vs FCクラスノダール
ディナモ・キエフ vs オリンピアコス
◆ラウンド32・1stレグ結果◆
▽2/12(火)
フェネルバフチェ 1-0 ゼニト
ラツィオ 0-1 セビージャ
ラピド・ウィーン 0-1 インテル
BATEボリソフ 1-0 アーセナル
ガラタサライ 1-2 ベンフィカ
スラビア・プラハ 0-0 ヘンク
FCクラスノダール 0-0 レバークーゼン
レンヌ 3-3 ベティス
オリンピアコス 2-2 ディナモ・キエフ
マルメ 1-2 チェルシー
シャフタール 2-2 フランクフルト
クラブ・ブルージュ 2-1 ザルツブルク
チューリッヒ 1-3 ナポリ
セルティック 0-2 バレンシア
スポルティング・リスボン 0-1 ビジャレアル
ビクトリア・プルゼニ 2-1 ディナモ・ザグレブ
★崖っぷちアーセナル、ホームで逆転なるか

クラブOBのアレクサンドル・フレブを擁するベラルーシ王者、BATEボリソフのホームに乗り込んだ初戦では試合を通して高いボール支配率、多くのシュート数を記録した一方、組織的な守備を見せたホームチームの守備を崩し切るまでには至らず、セットプレーで与えた1失点に泣き、まさかの0-1のスコアでホームでの2ndレグを迎えることになった。さらに、同試合ではFWオーバメヤンと共に重要な得点源となっているFWラカゼットが悪質なエルボーを見舞い一発退場となり、今回の試合では起用できない。
それでも、アーセナル・スタジアムでの圧倒的なホームアドバンテージに加え、先週末はFAカップ敗退に伴い、試合が行われておらず、万全の状態で今回のリターンマッチに臨める。先勝のアドバンテージとアウェイゴールをチラつかせるBATEボリソフは今回の一戦でも初戦と同じ堅実なプランを遂行する構えだが、アーセナルは前回対戦で大きな課題となったアタッキングサードにおける崩しのアイデアを見せられるか。その中で復帰濃厚なMFラムジーやMFエジルの働きがより重要になりそうだ。
★苦境日本勢は逆転なるか

前述の4チームの中で最も突破に近い位置にいるのは長谷部のフランクフルトだ。ウクライナの雄、シャフタールのホームに乗り込んだ初戦では前半序盤に相手に退場者が出る幸運に恵まれたものの、2度のリードを守り切れず、最終的に2-2のドローで試合を終えた。
それでも、2つのアウェイゴールは大きなアドバンテージと言えるはずだ。ただ、直近のリーグ戦ではボルシアMG相手に再びリードを守り切れず、1-1のドローを喫して公式戦5試合連続ドローと課題のリード後の試合運びを改善できず。MFタイソンやMFマルロスと百戦錬磨のアタッカーが揃うシャフタールとのリターンマッチに向けて不安を残す。
また、伊東のELデビューは実現しなかったものの、スラビア・プラハとのアウェイゲームをゴールレスドローで終えたヘンクも好位置につける。なお、伊東は1-3でクラブ・ブルージュに敗れた直近のリーグ戦でベンチ入りを果たしたものの、デビューはならず。したがって、今回の2ndレグでは何とかデビューを飾りたい。
敵地でクラブ・ブルージュに1-2で競り負けた南野のザルツブルクはホームでの逆転突破を目指す。幸い、先週末の国内カップでは2部のウィーナー・ノイシュタット相手に2-1で勝利を収めてきっちりバウンスバックに成功。なお、南野は同試合で84分までプレーしており、今回の2ndレグでは初戦同様にベンチスタートが濃厚だ。
前述の3選手に比べてより厳しい立場に立たされているのが長友のガラタサライだ。共にホームで圧倒的なアドバンテージを持つ中、ホーム開催の初戦ではポルトガルの強豪、ベンフィカ相手に1-2の敗戦。長友の見事なアシストで一時追いついたものの、ホームで痛すぎる敗戦となった。そのベンフィカはラージェ新監督就任後、公式戦8戦全勝と絶好調。さらに、エスタディオ・ダ・ルスは欧州屈指の難攻不落の要塞となっており、そのアウェイゲームで2点以上を奪って勝つことは至難の業だ。なお、長友は先週末のリーグ戦を体調不良で欠場しており、この試合にフィットできるか微妙なところだ。
★優勝候補&スペイン勢は突破濃厚か

一部主力を温存した中、マルメとのアウェイゲームをMFバークリー、FWジルーのゴールにより2-1で勝ち切ったチェルシーだが、18日のFAカップ5回戦ではホームでマンチェスター・ユナイテッド相手に0-2で完敗。先日のマンチェスター・シティ相手の屈辱的な0-6の敗戦を含め、ここ最近の不甲斐ない戦いぶりを受けて、サッリ監督の進退問題が騒がしくなっている。また、今週末にはシティとのEFLカップ決勝を控えており、ターンオーバーも見込まれる中できっちり勝ち切れるか。
一方、チューリッヒ相手の初戦を3-1で勝ち切ってホームに戻ってきたナポリだが、先週末のトリノ戦ではホームでゴールレスドローとリーグ戦2戦連続ドローとやや得点力不足に悩まされている。とはいえ、守備は安定しており格下チューリッヒ相手に十分に逃げ切れるはずだ。
同じ都市での同日開催を避けるため20日に前倒し開催となった中、ラツィオを2戦合計3-0で撃破したセビージャに続きたいスペイン勢。スコットランドの名門、セルティック相手に難所セルティック・パークで2-0の見事な勝利を収めたバレンシアは、無類の強さを誇るメスタージャで逃げ切りを狙う。
また、スポルティング・リスボンとのイベリア半島ダービーに敵地で1-0の先勝を収めたビジャレアルは低迷する国内リーグでもセビージャに3-0の完勝。良い状態を保ってホームでの2ndレグに臨む。
一方、レンヌとのアウェイゲームで3-3の壮絶な打ち合いを演じたベティスはスペイン勢で唯一初戦で勝利できなかったものの、3つのアウェイゴールは大きなアドバンテージだ。先週末のリーグ戦ではMF乾貴士を擁するアラベス相手にタフな1-1のドローゲームを戦ったため、コンディションに不安を抱えるが、勝負強さを発揮できるか。
◆ラウンド32・2ndレグ◆
▽2/20(水)
セビージャ 2-0(AGG:3-0) ラツィオ
▽2/21(木)
《26:55》
チェルシー vs マルメ
フランクフルト vs シャフタール
ザルツブルク vs クラブ・ブルージュ
ナポリ vs チューリッヒ
バレンシア vs セルティック
ゼニト vs フェネルバフチェ
ビジャレアル vs スポルティング・リスボン
ディナモ・ザグレブ vs ビクトリア・プルゼニ
アーセナル vs BATEボリソフ
インテル vs ラピド・ウィーン
ベンフィカ vs ガラタサライ
ヘンク vs スラビア・プラハ
ベティス vs レンヌ
レバークーゼン vs FCクラスノダール
ディナモ・キエフ vs オリンピアコス
◆ラウンド32・1stレグ結果◆
▽2/12(火)
フェネルバフチェ 1-0 ゼニト
▽2/14(木)
ラツィオ 0-1 セビージャ
ラピド・ウィーン 0-1 インテル
BATEボリソフ 1-0 アーセナル
ガラタサライ 1-2 ベンフィカ
スラビア・プラハ 0-0 ヘンク
FCクラスノダール 0-0 レバークーゼン
レンヌ 3-3 ベティス
オリンピアコス 2-2 ディナモ・キエフ
マルメ 1-2 チェルシー
シャフタール 2-2 フランクフルト
クラブ・ブルージュ 2-1 ザルツブルク
チューリッヒ 1-3 ナポリ
セルティック 0-2 バレンシア
スポルティング・リスボン 0-1 ビジャレアル
ビクトリア・プルゼニ 2-1 ディナモ・ザグレブ
★崖っぷちアーセナル、ホームで逆転なるか

Getty Images
ナポリやチェルシーら優勝候補が順当に敵地で勝利を収めた中、まさかの金星を献上してしまったのが、アーセナルだ。クラブOBのアレクサンドル・フレブを擁するベラルーシ王者、BATEボリソフのホームに乗り込んだ初戦では試合を通して高いボール支配率、多くのシュート数を記録した一方、組織的な守備を見せたホームチームの守備を崩し切るまでには至らず、セットプレーで与えた1失点に泣き、まさかの0-1のスコアでホームでの2ndレグを迎えることになった。さらに、同試合ではFWオーバメヤンと共に重要な得点源となっているFWラカゼットが悪質なエルボーを見舞い一発退場となり、今回の試合では起用できない。
それでも、アーセナル・スタジアムでの圧倒的なホームアドバンテージに加え、先週末はFAカップ敗退に伴い、試合が行われておらず、万全の状態で今回のリターンマッチに臨める。先勝のアドバンテージとアウェイゴールをチラつかせるBATEボリソフは今回の一戦でも初戦と同じ堅実なプランを遂行する構えだが、アーセナルは前回対戦で大きな課題となったアタッキングサードにおける崩しのアイデアを見せられるか。その中で復帰濃厚なMFラムジーやMFエジルの働きがより重要になりそうだ。
★苦境日本勢は逆転なるか

Getty Images
フランクフルトMF長谷部誠、ザルツブルクFW南野拓実、ガラタサライDF長友佑都、ヘンクFW伊東純也と日本人選手が所属する4クラブではフランクフルトとヘンクが敵地でドローも、ザルツブルクは敵地で敗戦、ガラタサライはホームで敗戦と芳しい結果を手にすることはできなかった。前述の4チームの中で最も突破に近い位置にいるのは長谷部のフランクフルトだ。ウクライナの雄、シャフタールのホームに乗り込んだ初戦では前半序盤に相手に退場者が出る幸運に恵まれたものの、2度のリードを守り切れず、最終的に2-2のドローで試合を終えた。
それでも、2つのアウェイゴールは大きなアドバンテージと言えるはずだ。ただ、直近のリーグ戦ではボルシアMG相手に再びリードを守り切れず、1-1のドローを喫して公式戦5試合連続ドローと課題のリード後の試合運びを改善できず。MFタイソンやMFマルロスと百戦錬磨のアタッカーが揃うシャフタールとのリターンマッチに向けて不安を残す。
また、伊東のELデビューは実現しなかったものの、スラビア・プラハとのアウェイゲームをゴールレスドローで終えたヘンクも好位置につける。なお、伊東は1-3でクラブ・ブルージュに敗れた直近のリーグ戦でベンチ入りを果たしたものの、デビューはならず。したがって、今回の2ndレグでは何とかデビューを飾りたい。
敵地でクラブ・ブルージュに1-2で競り負けた南野のザルツブルクはホームでの逆転突破を目指す。幸い、先週末の国内カップでは2部のウィーナー・ノイシュタット相手に2-1で勝利を収めてきっちりバウンスバックに成功。なお、南野は同試合で84分までプレーしており、今回の2ndレグでは初戦同様にベンチスタートが濃厚だ。
前述の3選手に比べてより厳しい立場に立たされているのが長友のガラタサライだ。共にホームで圧倒的なアドバンテージを持つ中、ホーム開催の初戦ではポルトガルの強豪、ベンフィカ相手に1-2の敗戦。長友の見事なアシストで一時追いついたものの、ホームで痛すぎる敗戦となった。そのベンフィカはラージェ新監督就任後、公式戦8戦全勝と絶好調。さらに、エスタディオ・ダ・ルスは欧州屈指の難攻不落の要塞となっており、そのアウェイゲームで2点以上を奪って勝つことは至難の業だ。なお、長友は先週末のリーグ戦を体調不良で欠場しており、この試合にフィットできるか微妙なところだ。
★優勝候補&スペイン勢は突破濃厚か

Getty Images
優勝候補筆頭に挙がるチェルシーとナポリ、今大会に相性がすこぶる良いスペイン勢はいずれも1stレグで好結果を手にした。一部主力を温存した中、マルメとのアウェイゲームをMFバークリー、FWジルーのゴールにより2-1で勝ち切ったチェルシーだが、18日のFAカップ5回戦ではホームでマンチェスター・ユナイテッド相手に0-2で完敗。先日のマンチェスター・シティ相手の屈辱的な0-6の敗戦を含め、ここ最近の不甲斐ない戦いぶりを受けて、サッリ監督の進退問題が騒がしくなっている。また、今週末にはシティとのEFLカップ決勝を控えており、ターンオーバーも見込まれる中できっちり勝ち切れるか。
一方、チューリッヒ相手の初戦を3-1で勝ち切ってホームに戻ってきたナポリだが、先週末のトリノ戦ではホームでゴールレスドローとリーグ戦2戦連続ドローとやや得点力不足に悩まされている。とはいえ、守備は安定しており格下チューリッヒ相手に十分に逃げ切れるはずだ。
同じ都市での同日開催を避けるため20日に前倒し開催となった中、ラツィオを2戦合計3-0で撃破したセビージャに続きたいスペイン勢。スコットランドの名門、セルティック相手に難所セルティック・パークで2-0の見事な勝利を収めたバレンシアは、無類の強さを誇るメスタージャで逃げ切りを狙う。
また、スポルティング・リスボンとのイベリア半島ダービーに敵地で1-0の先勝を収めたビジャレアルは低迷する国内リーグでもセビージャに3-0の完勝。良い状態を保ってホームでの2ndレグに臨む。
一方、レンヌとのアウェイゲームで3-3の壮絶な打ち合いを演じたベティスはスペイン勢で唯一初戦で勝利できなかったものの、3つのアウェイゴールは大きなアドバンテージだ。先週末のリーグ戦ではMF乾貴士を擁するアラベス相手にタフな1-1のドローゲームを戦ったため、コンディションに不安を抱えるが、勝負強さを発揮できるか。
アーセナルの関連記事
UEFAヨーロッパリーグの関連記事
|
アーセナルの人気記事ランキング
1
三笘に浴びせたタックルの報復を受けた?直後にファウル受け負傷退場のアーセナルFWに闘将キーン氏が持論「精算しなければならない」
マンチェスター・ユナイテッドOBでイギリス『スカイ・スポーツ』の解説者を務めるロイ・キーン氏が、アーセナルvsブライトン&ホーヴ・アルビオン戦での出来事に言及した。 14日、プレミアリーグ第36節でブライトンはアーセナルとアウェイで対戦。前半はアーセナルペースで試合が進んだものの、後半に3ゴールを奪ったブライトンが勝利した。 キーン氏が言及したのは、7分にブライトンのMFモイセス・カイセドが繰り出したアーセナルのFWガブリエウ・マルティネッリへのタックル。一度は回復したマルティネッリだったが、19分に途中交代となっていた。 そしてこのプレーより前の5分、マルティネッリはブライトンのMF三笘薫と交錯。CKのこぼれが高く上がったところに三笘が反応したが、ボールを見ていた三笘にマルティネリが横から突っ込み、体当たりのような形でタックルを食らった三笘はピッチに倒れこんでいた。 その直後ということもあり、キーン氏はカイセドのタックルについて報復の意味があったと示唆している。 キーン氏はまず、マルティネッリの三笘へのプレーについて、「厳しく、彼は幸運だった。彼の性格と選手としての立ち位置のおかげで、疑われなかったのかもしれない」と指摘している。 そして直後にカイセドのタックルをもらったことについては、「だが、良いチームメイトがすることは報復することだ」としながら、「あれは良いタックルではなく、確かに痛そうで交代を余儀なくされた。彼は傑出していたし、これでシーズンが終わりにならないことを願っている」とマルティネッリの軽傷を願った。 その上で「時にはそれが勝負というものだ。彼には残念なことだが、状況を精算しなければならない」と締めている。 現役時代にはユナイテッドの絶対的なリーダーとして、時には荒いプレーも臆さないファイターだったキーン氏らしいコメントだった。 <span class="paragraph-title">【動画】このプレーがきっかけ?三笘がマルティネッリから受けたファウル</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="7Akb4_o5AEM";var video_start = 24;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.05.15 20:15 Mon2
アーセナルが今夏シンガポールでプレシーズンツアーを実施、ミラン&ニューカッスルと対戦
アーセナルは11日、2025-26シーズンに向けたプレシーズンに関して、シンガポールを訪れることを発表した。 すでに、7月31日(木)の19時30分から香港でトッテナム・ホットスパーとのノース・ロンドン・ダービーを戦うことを発表していたアーセナル。その前にシンガポールを訪れ、2試合を戦うこととなる。 7月23日(水)にはミランと対戦。同27日(日)には、ニューカッスル・ユナイテッドと対戦することを発表した。どちらの試合も、5万5000人を収容するナショナルスタジアムで開催される。 アーセナルがシンガポールを訪れるのは2018年以来7年ぶり。2015年にも訪れており、3度目となる。 クラブのマネージング・ディレクターを務めるリチャード・ガーリック氏は今回のプレシーズンツアーについてコメントしている。 「7月にシンガポールに戻り、2つの優れた相手と対戦し、多くの素晴らしいサポーターと会えることを嬉しく思う」 「男子ファーストチームの選手たちは2015年と2018年にシンガポール遠征を行い、印象的なナショナルスタジアムでプレーして素晴らしい思い出を作った。今年も再びこの競技場に戻ってくる」 「この遠征は、この美しい地域のサポーターとつながる機会を与えてくれる。ミランとニューカッスル・ユナイテッドとの2試合は、エキサイティングな試合になることが確実で、新シーズンに向けて選手たちに質の高い準備をもたらすだろう」 なお、トッテナムとのダービーを含め3試合でプレシーズンのツアーは終了。その後ロンドンに戻り、8月16日(土)に開幕するプレミアリーグへ準備を進めるという。 2025.04.11 14:25 Fri3
今季は5名が新加入、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向に英紙が注目「今後も続く可能性が高い」
現在は9人、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向を英紙が注目「今後も続く可能性が高い」 イングランドのFA女子スーパーリーグ(FAWSL)には、現在9人の日本人選手が所属。アジア人プレーヤーが増加傾向にある理由を、イギリス『BBC』が探った。 マンチェスター・シティのMF長谷川唯を筆頭に、ウェストハムにはDF清水梨紗とMF林穂之香に加え、今季からはFW植木理子も在籍。リバプールではMF長野風花が主軸を担っている。 オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)得点王の実績が評価され、マンチェスター・ユナイテッドにはMF宮澤ひなたが加入。チェルシーにはローンバックでFW浜野まいかが復帰し、今冬にはレスター・シティへ宝田沙織と籾木結花が籍を移した。 なでしこジャパンが2011年ドイツ女子W杯で優勝、2012年にロンドン・オリンピックで銀メダルを獲得した直後にも、2013年にチェルシーへ永里優季(現:ヒューストン・ダッシュ/アメリカ)が、2014年にアーセナルへ大野忍(スペランツァ大阪監督)や近賀ゆかり(サンフレッチェ広島レジーナ)が加入と、イングランドでのプレーを選択する日本人が続いたが、現在は当時とは異なる風向きで、勢いも加速している。 WSLで頭角を現した最初のアジア人選手と言えば、チェルシーで6度のリーグ優勝を達成した韓国女子代表MFチ・ソヨン(2014-2022年5月)をおいて他にないが、『BBC』では、続く存在として長谷川を挙げ、増加傾向にある日本人選手を特集。スカウティングへの投資、テレビによる世界的な女子サッカー中継の増加、移籍市場での競争の激化など、いくつかの要因を挙げた。 「映像が得られるという点で、スカウティングリソースは劇的に増加した。我々には2人の素晴らしいアナリストもいて、間違いのない選手を特定するのに役立っている」と、宝田と籾木を獲得したレスターのウィリー・カーク監督の言葉を引用。ウェストハムのレハネ・スキナー監督は、国際大会を通じて植木の才能を買っていたと話す。 また、イングランド内における女子サッカーの地位が高まったことによる、待遇の変化にも注目。給与の向上や移籍市場の変化により、WSLが選手にとってより魅力的なものになったと伝えている。 各チームの監督ともに、日本人選手の良さに「規律や戦術理解度、技術の高さ」などを挙げる。『BBC』は「これらの要因により、アジア系の才能ある人材がイギリスに流入することになり、最近到着した選手たちの成功を考えると、この傾向は今後も続く可能性が高い」と結んでいるが、まさしくその通りになるだろう。 最後に、各指揮官によるコメントを掲載。日本人選手、特に自チーム所属の選手を大いに評価している点がユニークだ。 「(WSLでプレーする)日本人選手はどんどん増えてくるだろうし、その理由も分かるだろう。非常に規律があり、聞く耳を持っている。強度も高く、ゲームの理解度もとても高い。もちろん、個々の能力は異なる。(長谷川)唯は非常に知的でゲームの読み方は誰にも負けないだろうし、信じられないほどの才能があると思う」(マンチェスター・シティ/ガレス・テイラー監督) 「風花は試合を読む力が高く、本当に素晴らしいサッカー選手だ。彼女たちは戦術面において非常にクレバーで、技術的にもとても優れている。後方から組み立てるチームの多いWSLの現状において、"日本ブランド"は我々にとって助けになる」(リバプール/マット・ビアード監督) 「日本人選手が増えた理由は明白です。戦術的に聡明で、技術的にも才能のある選手を望まない人はいないでしょう?彼女たちは私たちのチームに大きな価値をもたらしてくれました」(ウェストハム/レハネ・スキナー監督) 「必ずしもアジアの選手を探していたわけではなく、トップクラスのナンバー6を探していたら宝田を見つけたんだ。半年ほど注視して、夏に獲得しようとしたが、リンシェーピングとの合意に至らなかったから、(それなら満了後にと)事前契約を行った。チャンピオンズリーグのアーセナル戦は素晴らしかった」 「宝田選手をさらに見ていたら、籾木の良さにも気付いて、これは良い機会だと思ったんだ。2人とも素晴らしい才能のある選手だよ」(レスター・シティ/ウィリー・カーク監督) 2024.02.12 21:57 Mon4
「グーナーだったのか?」テニス界の超新星がアーセナルのユニフォームを着用し話題も、まさかの偽物だと判明「本物をあげてくれ」
男子テニスで躍進を続けるカルロス・アルカラスのサッカーユニフォーム姿が話題だ。 弱冠19歳にしてATPテニスランキング世界1位になり、史上最年少記録を打ち立てたテニス界の新鋭アルカラス。ケガの影響もあり今の世界ランクは2位に落ちているが、トップ戦線に君臨している。 スペイン生まれのアルカラスはサッカーファンとしても知られており、過去にはバルセロナで長く活躍したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシと対面した時の喜びようも話題になっていたほか、勝利後にレアル・マドリーのイングランド代表MFジュード・ベリンガムのゴールセレブレーションを真似たこともあった。 現在は2024年1月に行われる全豪オープンに向けてスペインでトレーニングを続けているアルカラスだが、その練習中の姿が話題になっている。 アルカラスが着用していたのは、アーセナルが1994-96シーズンに着用していたホームユニフォーム。背中にはクラブのレジェンドである元オランダ代表FWデニス・ベルカンプ氏のネームと背番号が入っている。 アーセナルのユニフォームを着用するアルカラスの姿には、ファンからも「彼はグーナーだったのか?」、「彼に本物のユニフォームを送ってあげてくれ」、「彼のスポンサーはナイキなのに…」、「彼のセンスはいいね」と多くの反響が集まっている。 ただ、『Footy Headlines』によると、アルカラスが着用したアーセナルのユニフォームは公式のものではなかったようだ。襟と左胸のエンブレム部分のデザインが大きく異なっているという。 また、アルカラスはトレーニング中のチーム分けのために赤いアーセナルのユニフォームを着用しており、このユニフォーム自体がアルカラス本人のものとは限らないようで、アーセナルサポーターと決めつけるにはまだ早いようだ。 <span class="paragraph-title">【写真】アーセナルの非公式ユニフォームを着用するテニス界の超新星・アルカラス</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr">Carlos Alcaraz in the Arsenal kit <br><br>Where would he play in Arsenal's squad? <a href="https://t.co/S6984di3dU">pic.twitter.com/S6984di3dU</a></p>— Eurosport (@eurosport) <a href="https://twitter.com/eurosport/status/1737869852440764625?ref_src=twsrc%5Etfw">December 21, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.12.25 19:30 Mon5