カイセドがPK弾で2戦連発! 格下に2戦連続ウノゼロの辛勝となったラツィオが暫定4位浮上《セリエA》

2019.02.08 06:32 Fri
Getty Images
セリエA第23節、ラツィオvsエンポリが7日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのラツィオが1-0で勝利した。
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トップ4を争う7位のラツィオ(勝ち点35)が残留を争う17位のエンポリ(勝ち点18)をホームで迎え撃った一戦。前節、格下フロジノーネ相手の辛勝で連敗をストップしたラツィオは、共にコンディションに不安を抱えるエースのインモービレとルイス・アルベルトがベンチ外となり、コレアとカイセドが縦関係の2トップを組んだ。その一方で、今冬の移籍市場最終日にジェノアから加入したロムロが右ウイングバックの位置でデビューを飾った。
立ち上がりにアチェルビがファーストシュートを放ったラツィオだが、その後はファリアスとカプートの2トップがうまく起点を作るエンポリのカウンターに苦戦。7分にはボックス内に侵入したカプートに決定的なシュートを許すが、ここはGKストラコシャの対応で難を逃れる。

その後はボールを保持しながらも攻め切れないホームチームに対して、守備から攻撃の切り替えで勝るエンポリがやや優勢に試合を運んでいく。しかし、地力で勝るラツィオは最後の局面で仕事をさせない。
すると、前半終了間際の42分には味方からのバックパスの処理にもたついたGKプロベデルに死角からプレッシャーをかけたカイセドが足を蹴られてPKを獲得。これを自ら決めたカイセドが2試合連続ゴールとした。

相手のミスを見逃さない試合巧者の戦いぶりで試合を折り返したラツィオだが、連戦の影響か流れの中ではなかなかピリッとしない。60分には簡単にサイドを崩されてボックス中央のクルティッチに際どいシュートを許すが、これは枠の右に外れた。64分にはロングカウンターに抜け出したコレアに決定機も、ここはシュートを焦った結果、大きく枠外に外してしまう。

時間の経過と共に守勢に回るラツィオはミリンコビッチ=サビッチ、バロン・ベリシャに代えてカタルディ、バデリ、負傷のカイセドに代えてペドロ・ネトと出場機会の少ない選手たちをピッチに送り込み、逃げ切り態勢に入る。そして、試合終盤のエンポリのパワープレーをきっちり凌ぎ切ったラツィオが格下相手の2試合連続ウノゼロの辛勝で暫定ながら4位に浮上した。

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