トロントで躍動していたイタリア代表FWジョビンコがアル・ヒラルに加入

2019.01.31 13:40 Thu
Getty Images
サウジアラビアのアル・ヒラルは31日、メジャーリーグ・サッカー(MLS)のトロントFCからイタリア代表FWセバスティアン・ジョビンコ(32)を獲得したことを発表した。

ジョビンコは、ユベントスの下部組織出身で、エンポリやパルマなどへのレンタル移籍を経験。2011年7月にパルマが保有権の半分を買い取り完全移籍すると、2011-12シーズンはセリエAで36試合に出場し15ゴールを記録。この活躍が認められ、ユベントスが保有権の半分を買い戻し復帰した。

2012-13シーズンはユベントスでセリエA31試合に出場し7ゴールを記録。しかし、徐々に出場機会を失い、2015年1月にトロントFCへとフリーで加入した。
トロントFCとは5年契約を結び、当時のMLS最高額の年俸を受け取る選手に。MLS1年目のシーズンは22ゴール16アシストを記録し、得点王とアシスト王を同時受賞。リーグ初の快挙を達成するとともに、MLS最優秀新人賞とMVPも同時受賞し、ベストイレブンにも選出された。

2シーズン目もリーグ戦28試合で17ゴール14アシストを記録。2年連続でベストイレブンにも選出されるが、チームは目前でタイトルを逃す。3年目の2017年もリーグ戦25試合で16ゴール6アシストを記録。チームはMLSカップで優勝し、カナダのクラブに初タイトルをもたらすと、自身も3年連続ベストイレブンに選出されていた。
2018年もリーグ戦28試合に出場し13ゴール8アシストを記録。4シーズンでMLS通算114試合出場68ゴール41アシストを記録していた。

アル・ヒラルは、今冬にツルヴェナ・ズヴェズダから横浜F・マリノスでもプレーしたオーストラリア代表DFミロシュ・デゲネクを獲得。また、アジアカップにはケガのために欠場したUAE代表MFオマル・アブドゥルラフマンなどが所属している。

なお、アル・ヒラルは2019年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場。中島翔哉の移籍が噂されるカタールのアル・ドゥハイルや日本代表MF塩谷司が所属するUAEのアル・アイン、イランの強豪・エステグラルとグループステージで対戦する。

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