今季初めて前半リードのアーセナルがオーバメヤン2発で公式戦連敗をストップ!《プレミアリーグ》
2018.12.22 23:27 Sat
▽プレミアリーグ第18節、アーセナルvsバーンリーが22日にエミレーツ・スタジアムで行われ、ホームのアーセナルが3-1で勝利した。
▽5位のアーセナルと18位のバーンリーによる一戦。前節、サウサンプトン相手に公式戦23試合ぶりの敗戦を喫したアーセナルはミッドウィークのEFLカップでもトッテナムとのダービーに0-2で敗れ、今季2度目の公式戦連敗。3試合ぶりの勝利を目指す今節は降格圏に低迷するバーンリーをホームで迎え撃った。トッテナム戦からは先発5人を変更。コラシナツ、エジル、ラカゼットが先発に復帰し、エルネニーも今季リーグ初先発を飾った。
▽モンレアル、パパスタソプーロスをセンターバックに配し、ジャカとエジルを中盤に置いた[4-3-1-2]の布陣を採用したアーセナルは、開始直後にナイルズのシュートのこぼれ球をオーバメヤンが押し込みにかかるが、これはDFにクリアされる。直後にはバーンリーが前線へのロングフィードを起点にバーンズのパスからウェストウッドに決定機も、これはGKレノが何とか触って枠の左に。
▽バーンリーが予想外に攻撃的な入りを見せたことで、試合はオープンな展開が続く。すると14分、ボックス手前右から中に切り込んだエジルがシュートを匂わせながらボックス左に走り込むコラシナツにラストパス。これをコラシナツがマイナスに折り返すと、最後は中央のオーバメヤンが冷静にゴール右隅へ流し込んだ。
▽幸先良く先制に成功したアーセナルはエルネニー、ジャカが頻繁に最終ラインへ下がりながらビルドアップ時は3バックの構成で前から奪いに来る相手をいなしながら要所で鋭い縦への仕掛けを見せる。そこからナイルズらに追加点のチャンスが訪れるが、決め切れない。
▽迎えた後半、バーンリーが押し込む入りを見せるが、アーセナルが得意のカウンターで早々に追加点を奪う。48分、相手セットプレーのカウンターからエルネニーのボール奪取をキッカケにグエンドウジ、コラシナツと左サイドで繋ぐと、バイタルエリアでボールを持ったラカゼットの丁寧なラストパスを受けたボックス右のオーバメヤンがニア天井に強烈なシュートを突き刺した。
▽この2点目で大きく勝利に近づいたアーセナルは59分にエルネニーを下げてトレイラを投入し、試合を落ち着かせにかかる。だが、63分には相手得意のセットプレーの流れからゴール前で混戦を作られ、ケビン・ロングのブロックに反応したゴール左のバーンズに流し込まれて点差を1点に縮められる。
▽この失点で流れを失ったアーセナルは後半半ばに2トップの2枚替えを敢行して前がかるバーンリーの圧力に苦しめられ、なかなか前に出られない苦しい展開が続く。何とか流れを引き戻したいエメリ監督は78分、ラカゼットに代えてイウォビをピッチに送り出すと、この起用がハマる。
▽拮抗した状態で迎えた後半アディショナルタイムにロングカウンターを仕掛けたアーセナルはボックス付近で仕掛けたエジルのシュートのこぼれ球をゴール右のイウォビが冷静に流し込み、勝利を決定づける3点目とした。そして、苦しみながらも勝ち切ったアーセナルが公式戦の連敗をストップした。
▽5位のアーセナルと18位のバーンリーによる一戦。前節、サウサンプトン相手に公式戦23試合ぶりの敗戦を喫したアーセナルはミッドウィークのEFLカップでもトッテナムとのダービーに0-2で敗れ、今季2度目の公式戦連敗。3試合ぶりの勝利を目指す今節は降格圏に低迷するバーンリーをホームで迎え撃った。トッテナム戦からは先発5人を変更。コラシナツ、エジル、ラカゼットが先発に復帰し、エルネニーも今季リーグ初先発を飾った。
▽モンレアル、パパスタソプーロスをセンターバックに配し、ジャカとエジルを中盤に置いた[4-3-1-2]の布陣を採用したアーセナルは、開始直後にナイルズのシュートのこぼれ球をオーバメヤンが押し込みにかかるが、これはDFにクリアされる。直後にはバーンリーが前線へのロングフィードを起点にバーンズのパスからウェストウッドに決定機も、これはGKレノが何とか触って枠の左に。
▽幸先良く先制に成功したアーセナルはエルネニー、ジャカが頻繁に最終ラインへ下がりながらビルドアップ時は3バックの構成で前から奪いに来る相手をいなしながら要所で鋭い縦への仕掛けを見せる。そこからナイルズらに追加点のチャンスが訪れるが、決め切れない。
▽すると、30分過ぎには足を痛めたモンレアルがプレー続行不可能となり、リヒトシュタイナーが緊急投入される。この交代でリヒトシュタイナー、パパスタソプーロス、ジャカを3バックに配した[3-5-2]にシステムを変更。前半終盤にかけては相手のフィジカル重視の攻撃に押し込まれる時間帯があったものの、今季のリーグ戦で初めて前半をリードで終えることに成功した。
▽迎えた後半、バーンリーが押し込む入りを見せるが、アーセナルが得意のカウンターで早々に追加点を奪う。48分、相手セットプレーのカウンターからエルネニーのボール奪取をキッカケにグエンドウジ、コラシナツと左サイドで繋ぐと、バイタルエリアでボールを持ったラカゼットの丁寧なラストパスを受けたボックス右のオーバメヤンがニア天井に強烈なシュートを突き刺した。
▽この2点目で大きく勝利に近づいたアーセナルは59分にエルネニーを下げてトレイラを投入し、試合を落ち着かせにかかる。だが、63分には相手得意のセットプレーの流れからゴール前で混戦を作られ、ケビン・ロングのブロックに反応したゴール左のバーンズに流し込まれて点差を1点に縮められる。
▽この失点で流れを失ったアーセナルは後半半ばに2トップの2枚替えを敢行して前がかるバーンリーの圧力に苦しめられ、なかなか前に出られない苦しい展開が続く。何とか流れを引き戻したいエメリ監督は78分、ラカゼットに代えてイウォビをピッチに送り出すと、この起用がハマる。
▽拮抗した状態で迎えた後半アディショナルタイムにロングカウンターを仕掛けたアーセナルはボックス付近で仕掛けたエジルのシュートのこぼれ球をゴール右のイウォビが冷静に流し込み、勝利を決定づける3点目とした。そして、苦しみながらも勝ち切ったアーセナルが公式戦の連敗をストップした。
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