
【J1クラブ通信簿】長崎の航海は始まったばかり…J1初挑戦で得たものを未来へ《V・ファーレン長崎》
2018.12.12 18:00 Wed
▽優勝争いから残留争いまで手に汗を握る接戦、熱戦が続いた2018シーズンの明治安田生命J1リーグ。超ワールドサッカー編集部は、J1全18クラブの通信簿(トピックやチームMVP、補強成功度、総合評価)をお届けする。第1弾は18位のV・ファーレン長崎を総括!
◆シーズン振り返り
▽J1を戦うにあたり、長崎県に所縁のある選手を中心に大型補強。GK徳重健太(ヴィッセル神戸)、DF徳永悠平(FC東京)、MF中村北斗(アビスパ福岡)と国見高校出身の3選手の他、FW鈴木武蔵(アルビレックス新潟)、MF黒木聖仁(ヴァンフォーレ甲府)、MF中原彰吾(北海道コンサドーレ札幌)を補強。経験値の足りないチームを補うべく戦力を整えた。
▽開幕戦は同じく走力を武器とする湘南ベルマーレ。3バックの一角を務めたDF田上大地がクラブのJ1初ゴールを記録したが、2-1で敗戦。第2節では隣県のサガン鳥栖との対戦となり、クラブ史上初のJ!ホームゲーム開催となったが、2点リードを追いつかれ引き分けとなった。第3節ではホームに浦和レッズを迎えるが、リードを守りきれずにドロー。その後は3連敗と、シーズン序盤からJ1の厳しさを痛感することとなった。
▽昨シーズンまでのエースだったFWファンマがJ1で得点を奪えず、チームの攻撃力に不安を抱えることに。ここで気を吐いたのは、新加入のFW鈴木武蔵だった。2節、3節とゴールを決めてチームに勝ち点をもたらせると、第7節の清水エスパルス戦でもゴールを奪い、チームのJ1発勝利に貢献。その後は苦しい時期も続いたが、自身初のハットトリック(第26節、名古屋グランパス戦)を記録するなど、チーム最多の11得点を記録した。
▽守備面の改善を求め、シドニーFCからオランダ人ヨルディ・バイス、新潟からMF磯村亮太らを獲得。しかし、なかなかチームを立て直すことはできず、第23節のC大阪戦で敗れるとついに最下位に転落し、その後一度盛り返すも、第32節の横浜F・マリノス戦で敗れたことにより17位以下が確定。1年での降格となってしまった。
◆MVP
FW鈴木武蔵(24)
明治安田生命J1リーグ29試合出場(先発21試合)/11得点
▽シーズン序盤は2シャドーの一角として、シーズン途中から1トップとしてもプレー。これまで所属した新潟、松本ではなかなか活かせなかった自身の能力を遺憾なく発揮した。
▽シャドーの位置からの裏への抜け出し、前線での体を張ったプレー、スピードと強さを兼ね備える鈴木は、得点以上にチームの攻撃を牽引。FWファンマ、MF中村慶太、MF澤田崇らとのコンビも良好なものを見せた。
▽自身にとってキャリアハイとなる11得点を記録。エースと呼ぶにはコンスタントに得点を決めてほしいところだったが、高木監督の下で輝きを取り戻すことに成功。J1でも戦える能力があることをしっかりと見せ付けた。
◆補強成功度 《C》※最低E〜最高S
▽徳重(28試合)、徳永(27試合)、黒木(21試合)、鈴木(29試合)、ヨルディ・バイス(16試合)と補強選手が主力としてプレー。結果こそ最下位だが、18チーム制になってから最多勝ち点での最下位ということを考えると、決して悪いサッカーをしていたわけではない。
▽徳重、徳永、ヨルディ・バイスという守備陣を補強したものの、J1クラブの攻撃を抑えることはそう簡単ではないことも痛感したはず。夏に加入したFWハイロ・モリージャス(エスパニョール)が途中出場2試合に終わったことは誤算だっただろう。攻撃面にテコ入れが進んでいれば…という印象は拭えないが、チームとして機能させた高木琢也監督の手腕は評価すべきだろう。
◆総合評価 《C》※最低E〜最高S
▽しかし、18チーム制で最多となる勝ち点30での降格。シーズンが違えば残留圏で終えられる勝ち点ということを考えれば、初挑戦で見せた長崎の戦いは評価すべきだろう。
▽初勝利まで時間がかかったこと、また連敗をなかなか止められなかったことは、チームとしての経験不足が否めない。また、局面での選手個々のクオリティには不安があり、リードを守り切れない、押し込む時間帯に押し切れない、接戦で勝ち点を拾えないという形で、勝ち点を積み上げられなかった。
▽初のJ1挑戦で感じた差は少なくないが、下を向くべきではない。高田社長の下、クラブとしてこの先大きくなるための一歩と考えれば、J1を戦い抜いた1シーズンは決して無駄ではなかったはず。そして、何よりも他クラブに与えた影響は大きい。
▽6年間指揮を執った高木監督が退任。来シーズンはJ2での戦いとなり、新指揮官にはU-23日本代表を率いてリオ・デ・ジャネイロ・オリンピックを戦った手倉森誠監督を招へいした。
▽高田社長を船頭とした長崎の航海はスタートしたばかり。クラブとして夢を持ち続けることは、クラブの発展、選手の慰留にも繋がるはずだ。この1年で得たかけがえのない経験値を、来シーズン以降の飛躍に繋げてもらいたい。
◆シーズン振り返り

(C)CWS Brains,LTD
▽2017シーズンの明治安田生命J2リーグで2位となり、クラブ史上初のJ1昇格を果たした長崎。チームは2017年4月に就任した高田明社長に牽引されるように、J1でものびのびとしたプレーを見せた。▽J1を戦うにあたり、長崎県に所縁のある選手を中心に大型補強。GK徳重健太(ヴィッセル神戸)、DF徳永悠平(FC東京)、MF中村北斗(アビスパ福岡)と国見高校出身の3選手の他、FW鈴木武蔵(アルビレックス新潟)、MF黒木聖仁(ヴァンフォーレ甲府)、MF中原彰吾(北海道コンサドーレ札幌)を補強。経験値の足りないチームを補うべく戦力を整えた。
▽昨シーズンまでのエースだったFWファンマがJ1で得点を奪えず、チームの攻撃力に不安を抱えることに。ここで気を吐いたのは、新加入のFW鈴木武蔵だった。2節、3節とゴールを決めてチームに勝ち点をもたらせると、第7節の清水エスパルス戦でもゴールを奪い、チームのJ1発勝利に貢献。その後は苦しい時期も続いたが、自身初のハットトリック(第26節、名古屋グランパス戦)を記録するなど、チーム最多の11得点を記録した。
▽初勝利の勢いに乗った長崎は、持ち前の堅守を取り戻し4連勝を記録。しかし、サンフレッチェ広島、鹿島アントラーズ、セレッソ大阪と力のあるクラブの前に再び連敗。ロシア・ワールドカップ開催による中断期間を前に5勝2分け8敗で終えた。
▽守備面の改善を求め、シドニーFCからオランダ人ヨルディ・バイス、新潟からMF磯村亮太らを獲得。しかし、なかなかチームを立て直すことはできず、第23節のC大阪戦で敗れるとついに最下位に転落し、その後一度盛り返すも、第32節の横浜F・マリノス戦で敗れたことにより17位以下が確定。1年での降格となってしまった。
◆MVP
FW鈴木武蔵(24)
明治安田生命J1リーグ29試合出場(先発21試合)/11得点

(C)J.LEAGUE PHOTO
▽初のJ1挑戦となった長崎。結果として最下位に終わったが、チーム内のMVPを挙げるならばFW鈴木武蔵だろう。▽シーズン序盤は2シャドーの一角として、シーズン途中から1トップとしてもプレー。これまで所属した新潟、松本ではなかなか活かせなかった自身の能力を遺憾なく発揮した。
▽シャドーの位置からの裏への抜け出し、前線での体を張ったプレー、スピードと強さを兼ね備える鈴木は、得点以上にチームの攻撃を牽引。FWファンマ、MF中村慶太、MF澤田崇らとのコンビも良好なものを見せた。
▽自身にとってキャリアハイとなる11得点を記録。エースと呼ぶにはコンスタントに得点を決めてほしいところだったが、高木監督の下で輝きを取り戻すことに成功。J1でも戦える能力があることをしっかりと見せ付けた。
◆補強成功度 《C》※最低E〜最高S

(C)J.LEAGUE PHOTO
▽期限付き移籍、中断期間での途中加入を含め、16名の新戦力がチームに加わった。前述の通り、J1を戦うための戦力を整えること、経験のある選手を揃えることが重要視され、その中でも徳重、徳永、中村と長崎に所縁のある選手を補強した。▽徳重(28試合)、徳永(27試合)、黒木(21試合)、鈴木(29試合)、ヨルディ・バイス(16試合)と補強選手が主力としてプレー。結果こそ最下位だが、18チーム制になってから最多勝ち点での最下位ということを考えると、決して悪いサッカーをしていたわけではない。
▽徳重、徳永、ヨルディ・バイスという守備陣を補強したものの、J1クラブの攻撃を抑えることはそう簡単ではないことも痛感したはず。夏に加入したFWハイロ・モリージャス(エスパニョール)が途中出場2試合に終わったことは誤算だっただろう。攻撃面にテコ入れが進んでいれば…という印象は拭えないが、チームとして機能させた高木琢也監督の手腕は評価すべきだろう。
◆総合評価 《C》※最低E〜最高S

(C)J.LEAGUE PHOTO
▽長崎の目標はJ1残留だった。そのことを考えれば、最下位、そして1年でのJ2降格は結果としては評価できない。▽しかし、18チーム制で最多となる勝ち点30での降格。シーズンが違えば残留圏で終えられる勝ち点ということを考えれば、初挑戦で見せた長崎の戦いは評価すべきだろう。
▽初勝利まで時間がかかったこと、また連敗をなかなか止められなかったことは、チームとしての経験不足が否めない。また、局面での選手個々のクオリティには不安があり、リードを守り切れない、押し込む時間帯に押し切れない、接戦で勝ち点を拾えないという形で、勝ち点を積み上げられなかった。
▽初のJ1挑戦で感じた差は少なくないが、下を向くべきではない。高田社長の下、クラブとしてこの先大きくなるための一歩と考えれば、J1を戦い抜いた1シーズンは決して無駄ではなかったはず。そして、何よりも他クラブに与えた影響は大きい。
▽6年間指揮を執った高木監督が退任。来シーズンはJ2での戦いとなり、新指揮官にはU-23日本代表を率いてリオ・デ・ジャネイロ・オリンピックを戦った手倉森誠監督を招へいした。
▽高田社長を船頭とした長崎の航海はスタートしたばかり。クラブとして夢を持ち続けることは、クラブの発展、選手の慰留にも繋がるはずだ。この1年で得たかけがえのない経験値を、来シーズン以降の飛躍に繋げてもらいたい。
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【ルヴァンカップまとめ】J2で降格圏に沈む山口が鹿島をPK戦で撃破! J1首位の町田がPKの1点を守り切り3回戦へ、“静岡ダービー”はJ2の磐田に軍配
9日、YBCルヴァンカップ2回戦の6試合が各地で行われた。 <h3>【甲府vs町田】J1首位の町田がPKの1点を守り切る</h3> J1で首位を走るFC町田ゼルビアはJ2のヴァンフォーレ甲府と対戦した。 試合は地力勝る町田が主導権を握って進んでいく中、なかなかゴールを奪えず。29分にはアクシデントで菊池流帆が昌子源と交代するなどした中、前半アディショナルタイムに仙頭啓矢がPKを決めて先制する。 良いタイミングで先制した町田。後半は甲府が盛り返し、町田ゴールに迫っていくがゴールが遠い。町田はしっかりと時間を使っていきそのままタイムアップ。PKの1点を守った町田が3回戦に駒を進めた。 <h3>【山口vs鹿島】PKまでもつれた激闘は山口が下剋上</h3> J1で3位の鹿島アントラーズがアウェイでJ2で降格圏に苦しむレノファ山口FCと対戦。ターンオーバーをしたチームだったが、荒木遼太郎や田川が積極的にゴールに迫っていく。 18歳のDF佐藤海宏が積極的なプレーを見せるなど、若手が躍動する中ゴールが遠い鹿島。押し込みながらもゴールを奪えないでいると、後半に山口が先にスコアを動かす。 64分、ボックス左で山口がFKを獲得。池上丈二がクロスではなくマイナスのボールを入れると、小澤亮太がトラップからそのまま左足一閃。サイドネットを揺らし、プロ初ゴールで山口が先制する。 先手を奪われてしまった鹿島はレオ・セアラや柴崎岳、植田直通、安西幸輝と主力を続々と投入して流れを掴みにいくが山口が粘りの戦いの前にゴールを奪えず。それでも81分、自陣からのロングボールをレオ・セアラが競り勝つと、ボックス内右から師岡柊生がボレーで蹴り込み追いついた。 延長戦にもつれ込んだ試合は互いにゴールを奪えずPK戦へ。1人目は共に成功すると、鹿島2人目の柴崎のシュートをGK田口潤人がセーブ。山口は5人全員が成功しPK5-3で山口が下剋上を達成した。 <h3>【磐田vs清水】“静岡ダービー”はJ2の磐田に軍配</h3> J2を戦うジュビロ磐田とJ1を戦う清水エスパルスの“静岡ダービー”。今季はリーグ戦では起こり得ないダービーが実現した中、試合はいきなり動く。 開始24秒、右サイドの中原輝のスルーパスに抜け出した小竹知恩の正確なクロスをゴール前のアフメド・アフメドフが頭で合わせ清水が先制する。 あっという間にリードを奪った清水だが、その後はゴールを奪えず。耐える磐田は53分に川﨑一輝が頭で合わせて同点に追いつくと、80分にはデザインされたセットプレーからリカルド・グラッサがボレーで決めて逆転。そのまま逃げ切り2-1で勝利を収めた。 <h3>【今治vs徳島】J2の四国対決は今治に軍配</h3> 共にJ2を戦う四国勢の対決。今治市長沢での林野火災の影響で延期となっていた1回戦の最後の試合が行われた。 前半からペースを握ったのは徳島ヴォルティス。しかし、何度もゴールに迫るがゴールを奪えない展開となる。一方のFC今治は耐える展開となる中、前半はゴールレスで終えると、後半早々にゴール。54分、日野友貴がボックス中央から決めて先制する。 押し込まれながらも先にスコアを動かした今治。すると64分には右サイドからの笹修大のクロスを藤岡浩介が決めてリードを広げる。 2点ビハインドとなった徳島は72分に坪井清志郎が1点を返すも、その後はゴールを奪えず。2-1で今治が2回戦に駒を進めた。 <h3>◆YBCルヴァンカップ2回戦</h3> ▽4/9(水) モンテディオ山形(J2) 0-1 京都サンガF.C.(J1) 【京都】 永田倖大(前45+1) ヴァンフォーレ甲府(J2) 0-1 FC町田ゼルビア(J1) 【町田】 仙頭啓矢(前45+2) 松本山雅FC(J3) 0-2 アルビレックス新潟 【新潟】 笠井佳祐(前19) 奥村仁(後18) ジュビロ磐田(J2) 2-1 清水エスパルス(J1) 【磐田】 川﨑一輝(後8) リカルド・グラッサ(後35) 【清水】 アフメド・アフメドフ(前1) レノファ山口FC(J2) 1-1(PK:5-3) 鹿島アントラーズ(J1) 【山口】 小澤亮太(後19) 【鹿島】 師岡柊生(後36) V・ファーレン長崎(J2) 1-2 湘南ベルマーレ(J1) 【長崎】 七牟禮蒼杜(後19) 【湘南】 ルイス・フェリッピ(前34) 鈴木章斗(延前13) <h3>◆YBCルヴァンカップ1回戦</h3> ▽4/9(水) FC今治 2-1 徳島ヴォルティス 【今治】 日野友貴(後9) 藤岡浩介(後19) 【徳島】 坪井清志郎(後27) 2025.04.09 21:49 Wed2
【明治安田J2第10節まとめ】愛媛&いわきが揃って待望のシーズン初勝利! 首位・千葉は3連勝で独走中、8チームが勝ち点「12」で並ぶ大混戦
19日、20日にかけて明治安田J2リーグ第10節の10試合が全国各地で行われた。 <h3>【山形vs愛媛】愛媛が待望の今季初白星 </h3> 10位に位置するモンテディオ山形(勝ち点12)と今季未勝利で19位の降格圏に位置する愛媛FC(勝ち点3)の対戦となった。 試合は開始7分に愛媛が先制。右サイドからのクロスをクリアされるも、後方から走り込んだ谷本駿介が強烈なミドルシュートを突き刺し、愛媛が先制した。 アウェイの愛媛が先制した中、ホームの山形は前半のうちに追いつくことに。ボックス右のFKから田中渉がクロスを送ると、ファーサイドにフリーで飛び込んだディサロ燦シルヴァーノが豪快にヘッドで決めて追いついた。 1-1で迎えたな後半は愛媛が攻め込む展開となるが、GK寺門陸がビッグセーブで防ぐことに。それでも79分、愛媛は甲田英將がアーリークロスを入れると、前に出たGK寺門に対して対応した川井歩が押し込んでしまいオウンゴールで愛媛が勝ち越しに成功。さらに愛媛は82分に甲田のボックス内右のクロスを行友翔哉がヘディングで決めて2点差に。山形は後半アディショナルタイムに藤本佳希が1点を返すが、2-3で敗れ、愛媛がシーズン初勝利を記録した。 <h3>【富山vsいわき】いわきが待望の今季初勝利!</h3> 昇格組ながら11位につけるカターレ富山(勝ち点12)と、今季未勝利で最下位のいわきFC(勝ち点3)の対戦となった。 試合は開始7分、右CKからのクロスを谷村海那がボックス内でダイレクトボレー。いわきが幸先良く先制するが、富山が徐々に盛り返していくことに。すると39分、自陣からのロングボールに対して碓井聖生が裏に抜け出すと、GK早坂勇希が前に出た際に転倒。碓井はガラ空きのゴールに蹴り込みラッキーな形で同点に追いついた。 嫌な流れとなったいわきだが、後半も攻め込んでいく形に。富山はミッドウィークのYBCルヴァンカップの勝利の勢いに乗って逆転といきたいところだった。しかし、83分右CKからのクロスを山口大輝がニアでフリック。ファーにいた谷口が押し込み勝ち越し。いわきが今季初勝利を収めた。 <h3>【千葉vs大分】強すぎる千葉が初黒星から3連勝</h3> ここまでわずか1敗で首位に立つジェフユナイテッド千葉(勝ち点24)と11位に位置する大分トリニータ(勝ち点12)の戦いとなった。 試合は前半から首位の千葉が大分ゴールに何度も迫ることに。前半だけでシュート8本を放った千葉だが、GK濵田太郎の好セーブなどもあり無得点に終わる。 0-0で迎えた後半に大分が反撃。しかし、千葉もしっかりと守り得点を許さず。それでも54分、離れた位置でパスを受けたエドゥアルドが前にスペースがあると見ると右足一閃。高速の無回転ミドルがゴール右に突き刺さりGK濱田もノーチャンス。スーパーゴールで千葉が1-0と勝利し、3連勝を収めた。 <h3>【今治vsRB大宮】J3からの昇格組対決はゴールレスドロー</h3> 昨シーズンのJ3で優勝し現在2位のRB大宮アルディージャ(勝ち点19)と初のJ2昇格を果たし4位につけているFC今治(勝ち点16)の上位対決となった。 ミッドウィークに共にYBCルヴァンカップで延長戦まで戦った両者。互いに前半は多くの決定機を迎えられなかったものの、ゴールレスで迎えた後半には今治が押し込む形に。それでもGK笠原昂史のスーパーセーブもあり、RB大宮がゴールを許さない。 後半もなかなか攻撃で良い形を作れなかったRB大宮は86分。左サイドから泉柊椰のグラウンダーのクロスをボックス手前でカプリーニが左足ミドル。しかし、今度はGK立川小太郎がセーブ。さらにRB大宮はアディショナルタイムにセットプレーの流れから、最後はボックス内で藤井一志がボレーを放つが、これもGK立川がセーブ。両守護神の活躍が目立ち、0-0のゴールレスに終わった。 <h3>◆明治安田J2リーグ第10節</h3> ▽4/12(土) モンテディオ山形 2-3 愛媛FC 【山形】 ディサロ燦シルヴァーノ(前45+4) 藤本佳希(後45+1) 【愛媛】 谷本駿介(前7) オウンゴール(後34) 行友翔哉(後37) ヴァンフォーレ甲府 1-1 V・ファーレン長崎 【甲府】 孫大河(前15) 【長崎】 マテウス・ジェズス(前2) サガン鳥栖 2-2 レノファ山口FC 【鳥栖】 新井晴樹(前9) 堺屋佳介(後45+3) 【山口】 下堂竜聖(後5) 末永透瑛(後10) ▽4/20(日) ロアッソ熊本 0-1 ベガルタ仙台 【仙台】 宮崎鴻(前37) 北海道コンサドーレ札幌 2-1 藤枝MYFC 【札幌】 田中克幸(前30) アマドゥ・バカヨコ(後9) 【藤枝】 楠本卓海(前7) ブラウブリッツ秋田 2-1 ジュビロ磐田 【秋田】 梶谷政仁(後23) 佐川洸介(後45+2) 【磐田】 川合徳孟(後38) ジェフユナイテッド千葉 1-0 大分トリニータ 【千葉】 エドゥアルド(後9) カターレ富山 1-2 いわきFC 【富山】 碓井聖生(前39) 【いわき】 谷村海那(前7、後38) 徳島ヴォルティス 0-1 水戸ホーリーホック 【水戸】 渡邉新太(後4) FC今治 0-0 RB大宮アルディージャ 2025.04.20 17:05 Sun3
【明治安田J2第9節まとめ】首位千葉が藤枝との打ち合いを制す!RB大宮も杉本健勇の決勝弾で追走に成功、九州ダービーは鳥栖に軍配
12日、13日にかけて明治安田J2リーグ第9節の10試合が全国各地で行われた。 <h3>【藤枝vs千葉】前半のゴールで逃げ切った千葉が首位堅守!</h3> 首位を走るジェフユナイテッド千葉(勝ち点21)は、アウェイで8位藤枝MYFC(勝ち点12)とホームで対戦した。 連勝を狙う千葉は開始早々の4分、ロングスルーパスで左サイドを駆け上がった椿直起の折り返しをカルリーニョス・ジュニオが蹴り込み、ファーストチャンスでの先制に成功。 幸先よく先制した千葉は、16分にも右サイドを抜け出した石川大地の折り返しをカルリーニョスが流し込むと、26分には左サイドでパスを受けた椿がピンポイントクロスから石川がボレーシュートを叩き込んだ。 3点を追う展開の藤枝は32分、左サイド深くまで持ち上がったディアマンカ・センゴール・チェクの折り返しを川上エドオジョン智慧がシュート。これは相手DFにブロックされたが、こぼれ球を再び川上が押し込み、1点を返す。 さらに藤枝は40分にも、敵陣でのボール奪取からカウンターを仕掛けると、ボックス右でパスを受けた川上の折り返しを杉田真彦が流し込んだ。 迎えた後半は1点を追う藤枝が積極的な入りを見せると、53分にシマブク・カズヨシのミドルシュートが右ポストを直撃。さらに75分には、19の左クロスからチャンスを作るが、ファーサイドの走りこんだ川上には合わず。 結局、藤枝の猛攻をしのぎ切った千葉が、前半の3ゴールで逃げ切り連勝。首位をキープしている。 <h3>【秋田vsRB大宮】杉本健勇が決勝弾でRB大宮が首位を追走! </h3> 2位で追いかけるRB大宮アルディージャ(勝ち点16)が、17位のブラウブリッツ秋田(勝ち点9)のホームに乗り込んだ一戦。3試合ぶりの勝利を目指すRB大宮は23分に左CKから発生した混戦の中、濱田水輝のシュートが相手DFに当たり浮き球となると村上陽介がヘディングでゴールに押し込んだ。 1点リードで前半を終えたRB大宮は、後半開始早々の47分に井上竜太のゴールで追いつかれたが、80分に泉柊椰のクロスがDF畑橋拓輝のハンドを誘い、PKを獲得。杉本健勇のPKはGK山田元気に弾かれたが、跳ね返りを杉本が押し込んだ。 勝ち越しに成功したRB大宮だったが、87分に主審の笛が鳴ったにもかかわらず、杉本がボールを蹴ってしまうと遅延行為と判定され、2枚目のイエローカードを受けて退場を命じられる。 それでも最後までRB大宮がしっかりと戦いタイムアップ。杉本の決勝弾を守り抜いたRB大宮が、しっかりと首位・千葉を追走している。 <h3>【磐田vs熊本】磐田が2戦連続ドローで上位追走ならず</h3> リーグ戦4試合負けなしの3位ジュビロ磐田(勝ち点16)は、ホームに11位のロアッソ熊本(勝ち点11)を迎えての一戦に。試合は開始早々の3分に塩浜遼のゴールで熊本が先制する。 1点を追う磐田は6割近いボール保持率を誇ったが、なかなか決定機までボールを運ぶことができない。それでも72分、角昂志郎のシュートのこぼれ球から二次攻撃を仕掛けると、川﨑一輝の左クロスから金子大毅がヘディングシュートをゴール左に突き刺した。 その後も互いに選手を入れ替えながらゴールを目指したが、最後までスコアは動かず。1-1のドローでタイムアップ。磐田は2戦連続のドローで上位追走のチャンスを逃した。 <h3>【長崎vs鳥栖】鳥栖がV・長崎との九州ダービーで完勝!</h3> 公式戦3連敗中の5位V・ファーレン長崎(勝ち点14)はホームで13位のサガン鳥栖(勝ち点10)と対戦。試合が動いたのは31分、鳥栖は敵陣でボールを奪ったスリヴカがボックス左に侵入すると、折り返しを山田寛人が流し込んだ。 後半は立ち上がりから1点を追うV・長崎が攻勢に出ると、65分にネットを揺らす。バイタルエリア右手前から3がゴール前へロングパスを送ると、飛び出したGKとフアンマが交錯。このこぼれ球を拾ったマテウス・ジェズスが左足のトラップからバイシクルシュートを決めたが、直前のプレーでGKチャージを取られ、ゴールは取り消された。 やや劣勢の時間が続いた鳥栖だが、ワンチャンスをモノにする。73分に櫻井辰徳のロングスルーパスでDFの裏に抜け出した山田がボックスの外からダイレクトシュートをゴール右隅流し込んだ。 結局、試合はそのまま2-0でタイムアップ。山田の2ゴールでV・長崎との九州ダービーに完勝した鳥栖が連勝で8位に浮上している。 <h3>◆明治安田J2リーグ第9節</h3> ▽4/13(日) 藤枝MYFC 2-3 ジェフユナイテッド千葉 ブラウブリッツ秋田 1-2 RB大宮アルディージャ カターレ富山 2-2 レノファ山口 V・ファーレン長崎 0-2 サガン鳥栖 大分トリニータ 1-1 徳島ヴォルティス ジュビロ磐田 1-1 ロアッソ熊本 愛媛FC 0-0 ヴァンフォーレ甲府 ▽4/12(土) ベガルタ仙台 0-0 FC今治 いわきFC 0-1 モンテディオ山形 水戸ホーリーホック 3-1 北海道コンサドーレ札幌 2025.04.13 18:30 Sun4
首位千葉、2位RB大宮、3位V長崎が揃って敗れる! 今季未勝利いわき&愛媛はまたも敗れて初白星お預け【明治安田J2第7節】
30日、明治安田J2リーグ第7節の9試合が各地で行われた。 ◆磐田 1-0 千葉 開幕6連勝で首位に立つジェフユナイテッド千葉はジュビロ磐田(4位)とのアウェイゲーム。開始6分で磐田のルーキー角昂志郎に先制点を許すと、そのまま逃げ切られて今季初黒星となった。2位との勝ち点「3」差は変わらず。 ◆徳島 1-0 RB大宮 2位のRB大宮アルディージャは徳島ヴォルティスとのアウェイゲーム。0-0で迎えた57分、ホーム徳島は渡大生の絶妙なポストプレーから鹿沼直生が右足ミドルで先制点…RB大宮は反撃ならず、今季2敗目で首位千葉を追い上げれず。 ◆藤枝 3-2 V長崎 2連勝で3位につけるV・ファーレン長崎は藤枝MYFCとのアウェイゲーム。2点ビハインドの状況から53分に米田隼也、54分に関口正大が決めて同点とするも、61分に藤枝の浅倉廉が右足ゴラッソを叩き込んで決勝点に。敗れたV長崎は千葉と同様の今季初黒星で4位に降下した。 ◆水戸 4-1 いわき 開幕6試合未勝利のいわきFC(19位)は水戸ホーリーホックとのアウェイゲームに臨み、いきなり開始2分に先制被弾。そして、17分に谷村海那の左足弾で一度追いつくも、その後水戸に3発を喰らって今季最多の4失点に。いわきは新年度を未勝利で迎えることとなった。 ◆愛媛 0-1 大分 いわきと同じく開幕6試合未勝利の最下位・愛媛FCも、大分トリニータとのホームゲームを落として7試合未勝利に。開始12分、大分のFKからクリアが細谷航平に当たって自軍ゴールへ吸い込まれるオウンゴールで先手を取られ、そのまま巻き返せず、敗れ去った。 ◆第7節 ▽3月30日(日) ジュビロ磐田 1-0 ジェフユナイテッド千葉 徳島ヴォルティス 1-0 RB大宮アルディージャ 藤枝MYFC 3-2 V・ファーレン長崎 FC今治 2-2 モンテディオ山形 カターレ富山 0-1 ベガルタ仙台 ロアッソ熊本 3-1 サガン鳥栖 ブラウブリッツ秋田 1-0 レノファ山口FC 水戸ホーリーホック 4-1 いわきFC 愛媛FC 0-1 大分トリニータ ▽3月29日(土) 北海道コンサドーレ札幌 0-1 ヴァンフォーレ甲府 2025.03.30 18:10 Sun5