10人の東京V、大宮破り横浜FCの待つ2回戦へ!《J1参入PO》

2018.11.25 15:00 Sun
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▽25日にNACK5スタジアム大宮で行われたJ1参入プレーオフ1回戦の大宮アルディージャvs東京ヴェルディは、アウェイの東京Vが1-0の勝利を収め、2回戦進出を果たした。

▽1年でのJ1復帰を目指す大宮は、富山を右サイドハーフで起用。2トップに最終節を出場停止で欠場のマテウスとJ2得点王の大前を並べた。2008年以来のJ1昇格を狙う東京Vは、ドウグラス・ヴィエイラや泉澤の負傷組が引き続き欠場に。前節から変更を1点にとどめ、アラン・ピニェイロに代えて佐藤をスタート起用した。

▽試合は序盤、主導権の握り合いとなる。引き分けでも勝ち上がりのアドバンテージを有する大宮がマテウスと大前を軸に攻め入れば、勝利が絶対条件の東京Vも丁寧なビルドアップを軸に1トップ+2シャドーを中心に攻撃のリズムを構築していく。
▽試合が進むにつれて、ボールの支配率で大宮を圧倒した東京Vだが、最後の部分で相手の守備網を攻略し切れず。反撃の活路を見いだしたい大宮も粘り強い守備から反撃姿勢を強めるが、決定的な場面を作りだすには至らず、じりじりした展開が続く。

▽迎えた後半も完全にボールを支配する東京V。攻撃の活性化を図るべく、レアンドロ投入の動きを強めるが、その直前に内田がマテウスに対するファウルで2枚目のイエローカード。勝たなければ先のない東京Vが敵地で数的不利の戦いを強いられる。
▽だが、渡辺、奈良輪を下げて李栄直、レアンドロを立て続けに投入した東京Vが71分に敵陣左サイドで得たFKから均衡を破る。キッカーの佐藤が右足でゴール前にクロスを送ると、平の頭をかすめたボールがゴール右隅へ。10人の東京Vがリードする。

▽劣勢の大宮は、富山と茨田に代えて、奥抜とロビン・シモヴィッチを立て続けに投入。さらに、負傷の大山に代えて横谷をピッチに送り込む。だが、先制後に林を下げて若狭を投入することでバランスを整えてきた東京Vからなかなかゴールを奪えない。

▽結局、ポストにも助けられる運をも味方につけた東京Vが最後まで大宮の反撃から1点のリードを守り抜き、2008年以来のJ1昇格に一歩前進。J1リーグ16位チームとの対戦権をかけ、12月2日に2回戦が行われる横浜FCのホームに乗り込む。

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