【日本代表プレビュー】好調・前線の継続力、課題を残す最終ラインの修正力は《日本vsベネズエラ》
2018.11.16 11:30 Fri
▽日本代表は16日(金)、キリンチャレンジカップ2018でベネズエラ代表と対戦する。
▽森保体制の4戦目。コスタリカ代表戦(3-0)、パナマ代表戦(3-0)、ウルグアイ代表戦(4-3)とここまで3連勝。しかも、3戦連続3得点以上と結果を残している。
▽新たなメンバーを加え、チームを再構築している段階であり、対戦国もベストメンバー、ベストコンディションではない。しかし、それでも中南米勢に対して3連勝と結果を残していることは大きい。4戦目の相手は南米のベネズエラ。来年1月に控えるアジアカップに向けた最後の戦いが始まる。
◆アジアカップへの品定め
▽11月に行われるベネズエラ戦、そして20日に予定されているキルギス代表戦が最後のチャンス。森保一監督としては、手元においてトレーニングや実戦で、選手のパフォーマンスを見極める必要がある。
◆決着が付かない侮れない相手
▽最後に対戦したのは2014年9月。ブラジル・ワールドカップで惨敗し、ハビエル・アギーレ監督に率いられた日本は、日産スタジアムで2-2の引き分けに終わった。当時は、FW武藤嘉紀(ニューカッスル)、MF柴崎岳(ヘタフェ)のゴールで2度リードするも、追いつかれての引き分けとなっていた。
◆U-20W杯では敗戦…
▽2017年のU-20ワールドカップでも指揮を執っており、ラウンド16では日本とも対戦。堂安、冨安健洋(シント=トロイデン)は同じピッチで戦った相手だ。試合は0-0で90分間を終えるも、延長戦では今回来日しているMFヤンヘル・エレーラにゴールを許し、日本は敗退した。
▽若手とベテランの融合を図っているベネズエラは侮れない相手。日本にとっては苦しい戦いが強いられる可能性も高い。
◆継続したトライを
▽「一人でも多くの選手にプレーしてもらう」と前日会見で語った森保監督。また、「ベネズエラ戦ではウルグアイ代表戦のメンバーをベースにして戦っていきたい」と語り、南米勢に対して継続したメンバーを試すことを明かした。
▽一方で、「個の良さを出すということと、チームでの戦いを向上させていくこと」とテーマを掲げ、よりチーム作りを進めたいと意気込んだ。いずれにしても、これまでの3試合で出せた良い部分に関しては継続し、チームとしての規律をしっかりとピッチで体現できるかに注目だ。
▽また、チーム内の序列も徐々に見え始めている状況。切磋琢磨しながらも、森保監督が口にした「個の良さ」を出せるかどうか。選手個々の成長も気にしたいところだ。
★予想フォーメーション[4-2-3-1]
GK:東口順昭
DF:酒井宏樹、冨安健洋、吉田麻也、佐々木翔
MF:遠藤航、柴崎岳
MF:堂安律、南野拓実、中島翔哉
FW:大迫勇也
▽森保監督が前日会見で語ったとおり、10月のウルグアイ代表戦のメンバーがメインとなる。ウルグアイ戦に出場していたDF長友佑都(ガラタサライ)は負傷により招集外。DF佐々木翔(サンフレッチェ広島)が入ると予想する。
▽また、DF三浦弦太(ガンバ大阪)がウルグアイ戦では起用されていたが、冨安が先発する可能性もある。DF吉田麻也(サウサンプトン)とコンビを組んだことはないが、世代別のレギュラーセンターバックのコンビとなれば、どの様な守備を見せるかが楽しみだ。
▽中盤から前線にかけては、同じメンバーとなると予想。1トップにFW大迫勇也(ブレーメン)が入り、2列目は堂安、南野、中島が並ぶ。ボランチはMF遠藤航(シント=トロイデン)、柴崎となるだろう。
◆前線は継続、最終ラインは進化を
▽一方で、軽率なプレーから3失点を喫した最終ラインは成長を見せなくてはいけない。判断力、連係面、個の勝負で負けないこと。これらをしっかりと見せることが重要だ。前回と顔ぶれが変わったのは初招集を受けたDF山中亮輔(横浜F・マリノス)だけ。継続している意味を見せてもらいたい。
▽2018年のラスト2を迎えるベネズエラ戦は16日(金)の19時30分にキックオフを迎える。
▽森保体制の4戦目。コスタリカ代表戦(3-0)、パナマ代表戦(3-0)、ウルグアイ代表戦(4-3)とここまで3連勝。しかも、3戦連続3得点以上と結果を残している。
◆アジアカップへの品定め
Getty Images
▽アジアカップまで残された時間は1カ月半余り。Jリーグも佳境を迎えており、国内組をチェックする時間は残されていない。▽11月に行われるベネズエラ戦、そして20日に予定されているキルギス代表戦が最後のチャンス。森保一監督としては、手元においてトレーニングや実戦で、選手のパフォーマンスを見極める必要がある。
▽一方で、ここまで結果を残している2列目のMF堂安律(フローニンヘン)、MF中島翔哉(ポルティモネンセ)、MF南野拓実(ザルツブルク)の3人は、この2試合でも結果を残したい所。その他の海外組選手は12月も試合があるため、コンディション維持とクラブでの活躍が期待される。
◆決着が付かない侮れない相手
Getty Images
▽対戦相手のベネズエラとは、これまで3度対戦。いずれも日本でのキリンチャレンジカップだが、3戦3分けと決着が付いたことがない。▽最後に対戦したのは2014年9月。ブラジル・ワールドカップで惨敗し、ハビエル・アギーレ監督に率いられた日本は、日産スタジアムで2-2の引き分けに終わった。当時は、FW武藤嘉紀(ニューカッスル)、MF柴崎岳(ヘタフェ)のゴールで2度リードするも、追いつかれての引き分けとなっていた。
◆U-20W杯では敗戦…
Getty Images
▽ベネズエラを率いるラファエル・ドゥダメル監督は、アンダー世代のベネズエラ代表も指揮。現在の森保監督と同じ状況だ。▽2017年のU-20ワールドカップでも指揮を執っており、ラウンド16では日本とも対戦。堂安、冨安健洋(シント=トロイデン)は同じピッチで戦った相手だ。試合は0-0で90分間を終えるも、延長戦では今回来日しているMFヤンヘル・エレーラにゴールを許し、日本は敗退した。
▽若手とベテランの融合を図っているベネズエラは侮れない相手。日本にとっては苦しい戦いが強いられる可能性も高い。
◆継続したトライを
▽「一人でも多くの選手にプレーしてもらう」と前日会見で語った森保監督。また、「ベネズエラ戦ではウルグアイ代表戦のメンバーをベースにして戦っていきたい」と語り、南米勢に対して継続したメンバーを試すことを明かした。
▽一方で、「個の良さを出すということと、チームでの戦いを向上させていくこと」とテーマを掲げ、よりチーム作りを進めたいと意気込んだ。いずれにしても、これまでの3試合で出せた良い部分に関しては継続し、チームとしての規律をしっかりとピッチで体現できるかに注目だ。
▽また、チーム内の序列も徐々に見え始めている状況。切磋琢磨しながらも、森保監督が口にした「個の良さ」を出せるかどうか。選手個々の成長も気にしたいところだ。
★予想フォーメーション[4-2-3-1]
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◆日本代表GK:東口順昭
DF:酒井宏樹、冨安健洋、吉田麻也、佐々木翔
MF:遠藤航、柴崎岳
MF:堂安律、南野拓実、中島翔哉
FW:大迫勇也
▽森保監督が前日会見で語ったとおり、10月のウルグアイ代表戦のメンバーがメインとなる。ウルグアイ戦に出場していたDF長友佑都(ガラタサライ)は負傷により招集外。DF佐々木翔(サンフレッチェ広島)が入ると予想する。
▽また、DF三浦弦太(ガンバ大阪)がウルグアイ戦では起用されていたが、冨安が先発する可能性もある。DF吉田麻也(サウサンプトン)とコンビを組んだことはないが、世代別のレギュラーセンターバックのコンビとなれば、どの様な守備を見せるかが楽しみだ。
▽中盤から前線にかけては、同じメンバーとなると予想。1トップにFW大迫勇也(ブレーメン)が入り、2列目は堂安、南野、中島が並ぶ。ボランチはMF遠藤航(シント=トロイデン)、柴崎となるだろう。
◆前線は継続、最終ラインは進化を
Getty Images
▽選手を見極めることは監督の仕事だが、選手としては前回の反省をいかに生かすことができるかだ。前線に関しては、4得点を奪った連動性と、思い切りの良い攻撃を発揮できるか。ウルグアイ戦のパフォーマンスを自信とし、ベネズエラ戦でも期待感が持てる攻撃を見せてもらいたい。▽一方で、軽率なプレーから3失点を喫した最終ラインは成長を見せなくてはいけない。判断力、連係面、個の勝負で負けないこと。これらをしっかりと見せることが重要だ。前回と顔ぶれが変わったのは初招集を受けたDF山中亮輔(横浜F・マリノス)だけ。継続している意味を見せてもらいたい。
▽2018年のラスト2を迎えるベネズエラ戦は16日(金)の19時30分にキックオフを迎える。
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