審判失格? ユニフォームを脱いでもお咎め無しの理由…

2018.11.12 21:20 Mon
Getty Images
▽通常では起こりえない事件がピッチ内で起きた。10日に行われたプレミアリーグ第12節のカーディフvsブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンの一戦。試合は2-1でカーディフが勝利したが、目を疑う光景があった。
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▽試合は開始6分にブライトンのレウィス・ダンクが先制ゴールを記録。しかし、カーディフも28分にカラム・パターソンがネットを揺らし、1-1で試合は推移する。しかし、互いに決定力を欠き、引き分けで終わるかと思われた90分、ソル・バンバが値千金のゴールを記録。2-1でカーディフが勝利した。▽事件が怒ったのは、S・バンバのゴール後だった。土壇場での決勝ゴールを喜んだS・バンバは自身のユニフォームを脱ぎ、喜びを爆発。当然のことながら、ユニフォームを脱いだことでイエローカードが提示されるものと思われた。
▽しかし、主審のマーティン・アトキンソンはイエローカードを提示せず。さらに、S・バンバにユニフォームを脱いだのかを尋ねた所、「ノー」と答え、それを信じてお咎め無しに終わった。

▽S・バンバがユニフォームを脱いでいたことは明らかであり、試合映像や写真にまで記録されている。しかし、イングランドサッカー協会(FA)のルールでは、イエローカードを遡って提示することはできず、S・バンバは処分を免れることとなった。
▽なお、先日行われたカーディフvsレスター・シティでは、レスターのFWデマライ・グレイが決勝ゴールを記録。ヘリコプター墜落事故で急逝したヴィチャイ・スリヴァッダナプラバ会長を追悼する「スリヴァッタナプラバのために」というメッセージが書かれたアンダーシャツを見せたことで、イエローカードを提示されていた。

▽この行為には賛否両論が巻き起こったが、ルール上審判の判断は間違っていない。しかし、今回の見逃しには、各方面から喝が入れられることとなりそうだ。

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