中国代表監督リッピ、契約延長を固辞「引き受ける気分になれない」アジア杯後に退任へ

2018.11.02 14:14 Fri
中国代表指揮官のマルチェロ・リッピが1日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、来年1月のアジアカップ終了後に退任する意向であることを明かした。

イタリア代表監督として2006年ドイツ・ワールドカップを制した名将リッピは、広州恒大の指揮を経て、2016年10月に中国代表監督に就任。ロシアW杯出場を目指したが力及ばず、アジア最終予選グループAで5位に終わり敗退した。リッピはその後、中国サッカー協会から2022年のカタールW杯に向けて契約延長の打診を受けたことを認めつつ、オファーを固辞したことを明かした。70歳のイタリア人の名将は、休養期間を経たのち、改めて代表監督として復帰を目指す。

「協会からカタールまでの4年半の契約を提示された。だが今後の見通しを考えた上でも、引き受ける気分になれなかった。クラブ監督としてのキャリアは完全に終えたつもりだ。(イタリアに)もう少し近いヨーロッパや中東などの代表チームを検討するかもしれない」

■名将リッピが振り返る過去の失敗またリッピは過去を振り返り、ドイツW杯優勝後、イタリア代表監督の座を退任したことを悔やんだ。また後任となったロベルト・ドナドーニの解任後、2008年に復帰を決めたことも失敗だったと告白。グループリーグ敗退で終わった2010年南アフリカW杯での指揮を後悔した。

「退任するべきではなかったし、その後、復帰するべきではなかった。世界タイトルを獲得した後、退任したのは間違いだったと考えて復帰したのだが、2度にわたって重大な過ちを犯してしまった。そして南アフリカで3度目の過ちを犯した。情に流され、一部の選手がすでに力を出し尽くしてしまっていたことに気付くのが遅れて選択を誤った。それに(ジャンルイジ)ブッフォン、(アンドレア)ピルロを失い、(ダニエレ)デ・ロッシもふくらはぎにトラブルを抱えていたことは大きな不運だった」


提供:goal.com

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日本代表と1月に対戦する中国代表、李鉄監督が突如辞任

中国サッカー協会(CFA)は3日、中国代表の李鉄(リー・ティエ)監督(44)の辞任を発表した。なお、後任には李小鵬(リー・シャオペン)氏(46)が就任する。 李鉄監督は、現役時代はプレミアリーグのエバートンでプレーし、中国人として初めてのプレミアリーガーになった実力の持ち主。当時のデイビッド・モイーズ監督(現ウェストハム)の信頼を得て、トーマス・グラベセンとボランチでコンビを組んだ。 その後、ケガの影響で出場機会を失うと、シェフィールド・ユナイテッドへと移籍するも、ここでも出番はなし。その後中国へと戻って現役を引退した。 河北華夏(現:河北FC)や武漢卓爾(現:武漢FC)で監督を務めた後、2020年からマルチェロ・リッピ監督の後任として中国代表監督に就任。カタール・ワールドカップ(W杯)出場を目指すチームを率いていた。 2次予選を勝ち抜いた中国は、最終予選で日本代表と同じグループBに所属。ここまで6試合を戦い、1勝2分け3敗で5位と苦しい戦いを続けていた。 来年1月27日には日本代表と対戦する予定だったが、CFAは李鉄監督が数日前に辞任を申し出たとし、それを承認したと発表した。 後任となる李小鵬氏は、元中国代表の選手で、中国女子代表や青島中能、山東泰山などで監督を務めていた。 2021.12.04 21:28 Sat

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