今季最初の太陽デルビーはドロー決着! 猛攻実ったナポリが土壇場で勝ち点1を拾う《セリエA》
2018.10.29 06:39 Mon
▽セリエA第10節、ナポリvsローマによる“デルビー・デル・ソーレ”が28日にサン・パオロで行われ、1-1のドローに終わった。
▽首位ユベントスを勝ち点4差で追走する2位のナポリ(勝ち点21)と、トップ4フィニッシュに向け前半戦でこれ以上の取りこぼしが許されない7位のローマ(勝ち点14)による重要なデルビー。
▽今季アンチェロッティ監督を新指揮官に迎えたナポリはサンプドリア、ユベントス相手に敵地で大敗したものの、4戦全勝のサン・パオロでの強さを武器にここまで7勝2敗と上位をキープ。また、リバプール、パリ・サンジェルマンと同居するチャンピオンズリーグ(CL)でも1勝2分けの無敗と上々の戦いぶりを見せている。久々の古巣対戦に向けてアンチェロッティ監督は2-2で引き分けた直近のPSG戦からマクシモビッチとメルテンスに代えてヒサイ、ミリクを起用した以外同じメンバーを起用。なお、ハムシクはこの試合でナポリ通算511試合出場を達成し、ジュゼッペ・ブルスコロッティ氏と並び歴代最多出場選手となった。
▽一方、今夏の大幅なスカッド刷新によって出入りの激しいシーズン序盤を過ごすローマは、フロジノーネ、ローマとのデルビー連勝をキッカケに公式戦4連勝を飾り、復調気配を漂わせたものの、代表ウィーク明けとなった前節はホームでSPAL相手にまさかの敗戦。直近のCSKAモスクワ戦ではエースFWジェコのドッピエッタなどで3-0の快勝を収めたものの、好不調の波の激しさは懸念材料だ。勝ち点を持ち帰りたい今回の一戦に向けてはこちらも先発2人を変更。フロレンツィとファシオに代えてファン・ジェズス、コラロフを起用した。
▽立ち上がりからローマのビルドアップを盛んに牽制するホームのナポリがペースを握る。開始7分にはボックス左でパスを受けたファビアン・ルイスがDFを剥がしてシュートチャンスも、ここは利き足とは逆の右足でのシュートを逡巡し近づいてきたインシーニェに落とす。ここでインシーニェがすかさずシュートも戻ったDFマノラスのブロックに遭う。
▽ファーストチャンスをモノにされてビハインドを背負ったナポリだが、立ち上がりと同様にハイプレスと質の高い繋ぎを組み合わせた攻撃でゴールを目指していく。19分と20分にはミリク、ハムシクの強烈なミドルシュートを見舞っていく。その後も連動したプレスとことごとくセカンドボール、球際の争いを制すアランを起点に波状攻撃を続ける。しかし、ハムシクやミリクらの決定的なシュートは相手GKオルセンの再三のビッグセーブや相手守備陣の決死のブロックに阻まれる。
▽一方、自陣に完全に押し込められたローマだが、35分にジェンギズとの連携でボックス右に抜け出したジェコがGKをつり出して無人のゴールへ決定的なシュートを放つが、これは相手DFアルビオルの決死のゴールカバーに阻まれ、追加点とはならず。その後、足を痛めたデ・ロッシがプレー続行不可能となり、43分にはクリスタンテが緊急投入されるも前半を1点リードで終えることに成功した。
▽迎えた後半、立ち上がりこそ互いに攻め合う姿勢を見せたものの、時間の経過と共にナポリが前半同様に圧倒的に押し込んでいく。さらに56分にはやや精彩を欠いたミリクを下げてメルテンスをピッチに送り込む。より密集地帯で仕掛けられる小兵アタッカーの投入で仕掛けのバリエーションを増やすホームチームはインシーニェらがシュートの雨あられを浴びせかけるが、依然として集中力を切らさないローマの粘りに遭う。
▽後半半ばから終盤にかけてもナポリがいつゴールをこじ開けてもおかしくない状況が続く。流れを変えたい両者は積極的に交代カードを切っていく。何とか押し切りたいナポリはハムシク、ヒサイを下げてジエリンスキ、マルキュイを。逃げ切りたいローマはジェンギズに代えてフロレンツィ、負傷したマノラスに代えてファシオを投入する。
▽試合内容を考えれば、勝ち点1でも物足りないナポリは最後の力を絞って猛攻に打って出るが、メルテンスのゴールがオフサイドで取り消されるなど、ツキにも恵まれない。それでも、諦めずに攻め続けるホームチームは90分、左サイドのマリオ・ルイへの大きな展開からマイナスパスを受けたインシーニェが浮き球のクロス。これをゴール前のカジェホンがボレーで狙うと、当たり損ねのボールがゴール右に走り込むメルテンスへの絶妙なラストパスに。これをベルギー代表FWが難なく蹴り込んで最後の最後に同点ゴールを奪った。
▽しかし、イケイケのナポリに追加点を奪うまでの時間は残されておらず、試合はこのまま1-1でタイムアップ。劇的同点弾で辛くも勝ち点1を拾ったナポリだが、サン・パオロでの連勝がストップ。一方、土壇場で勝ち点3を逃したローマだが、試合内容を考えれば敵地での勝ち点1獲得は悪くない結果となった。
▽首位ユベントスを勝ち点4差で追走する2位のナポリ(勝ち点21)と、トップ4フィニッシュに向け前半戦でこれ以上の取りこぼしが許されない7位のローマ(勝ち点14)による重要なデルビー。
▽今季アンチェロッティ監督を新指揮官に迎えたナポリはサンプドリア、ユベントス相手に敵地で大敗したものの、4戦全勝のサン・パオロでの強さを武器にここまで7勝2敗と上位をキープ。また、リバプール、パリ・サンジェルマンと同居するチャンピオンズリーグ(CL)でも1勝2分けの無敗と上々の戦いぶりを見せている。久々の古巣対戦に向けてアンチェロッティ監督は2-2で引き分けた直近のPSG戦からマクシモビッチとメルテンスに代えてヒサイ、ミリクを起用した以外同じメンバーを起用。なお、ハムシクはこの試合でナポリ通算511試合出場を達成し、ジュゼッペ・ブルスコロッティ氏と並び歴代最多出場選手となった。
▽立ち上がりからローマのビルドアップを盛んに牽制するホームのナポリがペースを握る。開始7分にはボックス左でパスを受けたファビアン・ルイスがDFを剥がしてシュートチャンスも、ここは利き足とは逆の右足でのシュートを逡巡し近づいてきたインシーニェに落とす。ここでインシーニェがすかさずシュートも戻ったDFマノラスのブロックに遭う。
▽一方、相手のハイプレスに嵌められる場面が目立つローマだが、10分を過ぎて散発ながら相手のプレスを剥がして前線の選手に縦パスを入れられるようになる。すると14分、右サイドでのスローインの流れからボックス右に抜け出したジェンギズ・ウンデルがDFを剥がしてライン際からマイナスのクロス。これをニアに走り込んだジェコがスルーし、中央でドフリーのエル・シャーラウィが冷静にゴールネットへ流し込んだ。
▽ファーストチャンスをモノにされてビハインドを背負ったナポリだが、立ち上がりと同様にハイプレスと質の高い繋ぎを組み合わせた攻撃でゴールを目指していく。19分と20分にはミリク、ハムシクの強烈なミドルシュートを見舞っていく。その後も連動したプレスとことごとくセカンドボール、球際の争いを制すアランを起点に波状攻撃を続ける。しかし、ハムシクやミリクらの決定的なシュートは相手GKオルセンの再三のビッグセーブや相手守備陣の決死のブロックに阻まれる。
▽一方、自陣に完全に押し込められたローマだが、35分にジェンギズとの連携でボックス右に抜け出したジェコがGKをつり出して無人のゴールへ決定的なシュートを放つが、これは相手DFアルビオルの決死のゴールカバーに阻まれ、追加点とはならず。その後、足を痛めたデ・ロッシがプレー続行不可能となり、43分にはクリスタンテが緊急投入されるも前半を1点リードで終えることに成功した。
▽迎えた後半、立ち上がりこそ互いに攻め合う姿勢を見せたものの、時間の経過と共にナポリが前半同様に圧倒的に押し込んでいく。さらに56分にはやや精彩を欠いたミリクを下げてメルテンスをピッチに送り込む。より密集地帯で仕掛けられる小兵アタッカーの投入で仕掛けのバリエーションを増やすホームチームはインシーニェらがシュートの雨あられを浴びせかけるが、依然として集中力を切らさないローマの粘りに遭う。
▽後半半ばから終盤にかけてもナポリがいつゴールをこじ開けてもおかしくない状況が続く。流れを変えたい両者は積極的に交代カードを切っていく。何とか押し切りたいナポリはハムシク、ヒサイを下げてジエリンスキ、マルキュイを。逃げ切りたいローマはジェンギズに代えてフロレンツィ、負傷したマノラスに代えてファシオを投入する。
▽試合内容を考えれば、勝ち点1でも物足りないナポリは最後の力を絞って猛攻に打って出るが、メルテンスのゴールがオフサイドで取り消されるなど、ツキにも恵まれない。それでも、諦めずに攻め続けるホームチームは90分、左サイドのマリオ・ルイへの大きな展開からマイナスパスを受けたインシーニェが浮き球のクロス。これをゴール前のカジェホンがボレーで狙うと、当たり損ねのボールがゴール右に走り込むメルテンスへの絶妙なラストパスに。これをベルギー代表FWが難なく蹴り込んで最後の最後に同点ゴールを奪った。
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