【セリエAプレビュー】カルレットが久々の古巣対戦! 今季最初の太陽デルビー《ナポリvsローマ》

2018.10.28 13:00 Sun
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▽セリエA第10節、ナポリvsローマによる“デルビー・デル・ソーレ”が日本時間28日28:30にサン・パオロでキックオフされる。首位ユベントスを勝ち点4差で追走する2位のナポリ(勝ち点21)と、トップ4フィニッシュに向け前半戦でこれ以上の取りこぼしが許されない7位のローマ(勝ち点14)による重要なデルビーだ。
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▽今季アンチェロッティ監督を新指揮官に迎えたナポリはサンプドリア、ユベントス相手に敵地で大敗したものの、4戦全勝のサン・パオロでの強さを武器にここまで7勝2敗としっかりと上位をキープ。また、リバプール、パリ・サンジェルマンと同居するチャンピオンズリーグ(CL)でも絶好調のリバプールに今季初黒星を与えるなど、1勝2分けの無敗と上々の戦いぶりを見せている。しかし、リーグ戦では絶好調のユベントスの急失速が期待できないだけに、昨季ホームで2-4の大敗を喫したローマ相手のビッグマッチできっちり勝ち点3を手にしたいところだ。▽一方、今夏の大幅なスカッド刷新によって出入りの激しいシーズン序盤を過ごすローマは、フロジノーネ、ローマとのデルビー連勝をキッカケに公式戦4連勝を飾り、復調気配を漂わせたものの、代表ウィーク明けとなった前節はホームでSPAL相手にまさかの敗戦。直近のCSKAモスクワ戦ではエースFWジェコのドッピエッタなどで3-0の快勝を収めたものの、好不調の波の激しさは懸念材料だ。今節からはCSKAモスクワ戦を挟んでナポリ、フィオレンティーナ、サンプドリアとの3連戦を控えており、その初戦となるナポリとデルビーは今後に向けて非常に重要な一戦だ。
▽なお、今回のデルビーでは現役時代にローマに在籍し、将来的な監督就任の夢を公言するナポリ指揮官のカルレットに注目が集まるところだ。ミランを率いた2009年5月以来の古巣対戦となる同監督だが、直近の対戦では5敗3分けと8試合勝利がない。今回の一戦では愛する古巣相手に心を鬼にして9戦ぶりの白星を手にしたい。

◆ナポリ◆
【4-4-2】

▽ナポリ予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:オスピナ
DF:ヒサイ、アルビオル、クリバリ、マリオ・ルイ
MF:カジェホン、アラン、ハムシク、ジエリンスキ
FW:ミリク、インシーニェ
負傷者:DFキリケシュ、MFユネス、FWヴェルディ
出場停止者:なし
▽出場停止者はいない。負傷者に関しては長期離脱中のキリケシュに加え、ユネスとヴェルディの欠場が決定している。

▽スタメンに関してはPSG戦から右サイドバックのマクシモビッチと、左サイドハーフのファビアン・ルイス、2トップのメルテンスに代えてヒサイ、ジエリンスキ、ミリクが復帰する見込みだ。

◆ローマ◆
【4-2-3-1】

▽ローマ予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:オルセン
DF:フロレンツィ、マノラス、ファシオ、コラロフ
MF:デ・ロッシ、エンゾンジ
MF:ジェンギズ・ウンデル、ペッレグリーニ、エル・シャーラウィ
FW:ジェコ
負傷者:DFカルスドルプ、MFパストーレ、FWクライファート、ペロッティ
出場停止者:なし

▽出場停止者はいない。負傷者に関してはカルスドルプ、パストーレ、クライファート、ペロッティの4選手がケガの影響で招集外となった。また、軽傷を抱えるデ・ロッシとコラロフ、フロレンツィに関してもコンディションが整うかは微妙なところだ。

▽システムに関しては[4-2-3-1]を引き続き継続する模様だが、スタメンに関しては前述のフロレンツィとコラロフ、デ・ロッシに代わってサントン、ファン・ジェズス、クリスタンテが代役を担う可能性もある。

★注目選手
◆ナポリ:FWロレンツォ・インシーニェ
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▽ナポリの注目プレーヤーはチームの攻撃を牽引するインシーニェだ。サッリ前監督からアンチェロッティ監督への指揮官交代に伴い、これまでの[4-3-3]の左ウイングから[4-4-2]のセカンドトップにポジションを移した27歳のエースはは、相手の急所を射抜く抜群のポジション取りとより自由度の高い仕掛けを武器に躍動。ここまで公式戦11試合で8ゴール1アシストとハイペースでゴールを重ねている。
▽ローマとのデルビーでは昨季2試合共にゴールを記録し、直近3試合連続で2ゴール2アシストと相性が良い相手だ。今回の一戦では2センターバックに加え、屈強なデ・ロッシ、エンゾンジのセントラルMFコンビからの徹底マークが予想される中、持ち味のクイックネスと創造性を武器に局面の打開を図りたいところだ。

◆ローマ:MFジェンギズ・ウンデル
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▽ローマの注目プレーヤーは今年に入ってからのブレイクで国外のビッグクラブからの関心を集めているジェンギズだ。昨季、終盤から右ウイングのレギュラーポジションを手にしたトルコ代表MFは、高いアジリティと質の高いフリーランに高精度の左足、抜群の攻撃センスを武器に躍動。今季も公式戦10試合で3ゴール4アシストと主砲ジェコと共にローマの攻撃陣を牽引している。

▽全体的にバランスが取れたナポリにおいて唯一ウィークポイントとなっているのが、左サイドバックに入るマリオ・ルイの守備。背後へのケアの甘さとボールホルダーに食いつきやすいポルトガル代表DFに対して前回対戦時のようにジェンギズが優位性を保てれば、右サイドを起点とした攻撃や左センターバックのクリバリをつり出す動きからジェコの負担軽減に繋がるはずだ。

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