覚醒の“大学No.1ストライカー”仲川輝人、大学時代に誓った恩返しを今/編集部コラム
2018.10.26 23:00 Fri
▽横浜F・マリノスは27日、YBCルヴァンカップ決勝で17年ぶり2度目の優勝を懸けて湘南ベルマーレ戦に挑む。その舞台に“有言実行”に燃え滾る一人のストライカーがいる。それはプロ4年目を迎えるFW仲川輝人だ。
◆大学No.1ストライカーを襲った選手生命危機の大ケガ
▽今でこそ横浜FMに欠かせない右翼として君臨する仲川だが、これまでのキャリアは苦難の連続。遡れば4年前、当時黄金期を迎えていた専修大学で50m5秒台の快速を武器に得点を量産していた仲川は“大学No.1ストライカー”として大学サッカー界のトップを走り続けていた。しかし、シーズン終盤の2014年10月19日、関東大学リーグ第18節の駒澤大学戦で右ヒザの前十字じん帯と内側側副じん帯断裂、右ヒザ半月板損傷の大ケガ。順風満帆な大学生活を送っていた仲川に選手生命さえも危ぶまれる重傷が襲った。
▽順風満帆なキャリアから一転してプロ入り断念の危機に。それでも28日、横浜FM加入内定が発表された。
「まずはケガを治して、少しでもマリノスに恩返しができるように一生懸命プレーしたい」
▽11月16日、専修大学が4連覇の快挙を成し遂げた関東大学リーグ最終節の順天堂大学戦で、仲川はこの誓いを残してケガを抱えたままプロの世界へと足を踏み入れた。
▽復活を目指した新シーズンからもJ1クラブの高い壁に苦しめられる。リーグ戦での出場機会に恵まれず、プロ2年目にはJ2のFC町田ゼルビア、3年目にはJ2のアビスパ福岡にシーズン途中から武者修行へ。福岡ではノーゴールに終わるも、J2リーグ18試合出場に加え、J1昇格プレーオフ準決勝と決勝という緊張感ある舞台を戦うなど、着々と経験値を積み上げた。
◆掴んだ転機、横浜FMに不可欠の右翼に
▽そして迎えた今シーズン、仲川はプロ4年目にしてついに横浜FMでの居場所を見つける。チームは新たに招へいしたアンジェ・ポステコグルー監督の下、伝統の堅守ベースのサッカーからアタッキングボールへと転換。フラットな状態からの競争に序盤こそベンチに入ることもままならなかった。それでも今シーズン初先発を飾った4月18日のYBCルヴァンカップ・グループA第4節FC東京戦でアシスト含めキレのあるプレーを印象付けると、21日の明治安田生命J1リーグ第9節湘南ベルマーレ戦で今シーズンリーグ戦初出場を勝ち取る。
▽その後、仲川は第10節の北海道コンサドーレ札幌戦で横浜FM入団後初のリーグ戦先発、第11節の鹿島アントラーズ戦ではアシストを記録し、徐々に主力の座へと接近。迎えた5月2日の第12節ジュビロ磐田戦、72分にクロスの流れ球に爆発的なスピードで相手より先に触ると、PKを獲得。キッカーを務めたウーゴ・ヴィエイラのシュートはGKに弾かれたが、このボールにもいち早く反応して右足でゴールに叩き込んだ。横浜FM入団後のJ1初ゴール。これを機に仲川は横浜FMの右翼としてアタッキングフットボールに欠かせない存在へと上り詰めていった。
◆覚醒、ルヴァンの主役に…そして恩返しへ
▽その勢いは並行するリーグ戦でも。9月29日の第28節ベガルタ仙台戦で月間ベストゴールに選出されたドリブル独走弾含む2発を決めると、10月5日の第29節札幌戦、20日の第30節G大阪戦で1点ずつ奪い、3試合連続ゴールを記録した。
▽公式戦直近9試合7ゴール3アシスト。大学時代の大ケガを乗り越え、苦しい時期を乗り越えたハマのスピードスターが、来る27日のYBCルヴァンカップ決勝という栄光の舞台に最高の状態で立つ。
▽大学No.1ストライカーと謳われながら選手生命も脅かす大ケガを負った仲川。そんな選手を獲得するのはリスクが大きかったはず。それでも4年前、横浜FMは仲川を獲得。もしあの当時、横浜FMが入団内定を見送っていれば、今の仲川はなかったかもしれない。大学時代に誓った「マリノスへの恩返し」。それを果たす時がきた。《超ワールドサッカー編集部・長尾優輝》
◆大学No.1ストライカーを襲った選手生命危機の大ケガ
▽今でこそ横浜FMに欠かせない右翼として君臨する仲川だが、これまでのキャリアは苦難の連続。遡れば4年前、当時黄金期を迎えていた専修大学で50m5秒台の快速を武器に得点を量産していた仲川は“大学No.1ストライカー”として大学サッカー界のトップを走り続けていた。しかし、シーズン終盤の2014年10月19日、関東大学リーグ第18節の駒澤大学戦で右ヒザの前十字じん帯と内側側副じん帯断裂、右ヒザ半月板損傷の大ケガ。順風満帆な大学生活を送っていた仲川に選手生命さえも危ぶまれる重傷が襲った。
▽順風満帆なキャリアから一転してプロ入り断念の危機に。それでも28日、横浜FM加入内定が発表された。
▽11月16日、専修大学が4連覇の快挙を成し遂げた関東大学リーグ最終節の順天堂大学戦で、仲川はこの誓いを残してケガを抱えたままプロの世界へと足を踏み入れた。
◆長期間のリハビリ、2年間の武者修行

(c)J.LEAGUE PHOTOS
▽約10カ月間のリハビリ生活を経て、ようやくプレーできる状態にまで回復した仲川。しかし、2015年10月11日の天皇杯2回戦のMIOびわこ戦で待望のプロデビュー後、負傷により再び右ヒザを手術。ルーキーイヤーは公式戦3試合にとどまった。▽復活を目指した新シーズンからもJ1クラブの高い壁に苦しめられる。リーグ戦での出場機会に恵まれず、プロ2年目にはJ2のFC町田ゼルビア、3年目にはJ2のアビスパ福岡にシーズン途中から武者修行へ。福岡ではノーゴールに終わるも、J2リーグ18試合出場に加え、J1昇格プレーオフ準決勝と決勝という緊張感ある舞台を戦うなど、着々と経験値を積み上げた。
◆掴んだ転機、横浜FMに不可欠の右翼に
▽そして迎えた今シーズン、仲川はプロ4年目にしてついに横浜FMでの居場所を見つける。チームは新たに招へいしたアンジェ・ポステコグルー監督の下、伝統の堅守ベースのサッカーからアタッキングボールへと転換。フラットな状態からの競争に序盤こそベンチに入ることもままならなかった。それでも今シーズン初先発を飾った4月18日のYBCルヴァンカップ・グループA第4節FC東京戦でアシスト含めキレのあるプレーを印象付けると、21日の明治安田生命J1リーグ第9節湘南ベルマーレ戦で今シーズンリーグ戦初出場を勝ち取る。
▽その後、仲川は第10節の北海道コンサドーレ札幌戦で横浜FM入団後初のリーグ戦先発、第11節の鹿島アントラーズ戦ではアシストを記録し、徐々に主力の座へと接近。迎えた5月2日の第12節ジュビロ磐田戦、72分にクロスの流れ球に爆発的なスピードで相手より先に触ると、PKを獲得。キッカーを務めたウーゴ・ヴィエイラのシュートはGKに弾かれたが、このボールにもいち早く反応して右足でゴールに叩き込んだ。横浜FM入団後のJ1初ゴール。これを機に仲川は横浜FMの右翼としてアタッキングフットボールに欠かせない存在へと上り詰めていった。
◆覚醒、ルヴァンの主役に…そして恩返しへ

(c)J.LEAGUE PHOTOS
▽そして今、仲川は覚醒した。9月に行われたガンバ大阪戦とのYBCルヴァンカップ準々決勝(2戦合計スコア:7-1)では、2ゴール3アシストの大活躍。第1戦を2-1で勝利して迎えた10月14日の鹿島アントラーズとの準決勝第2戦では、2-2で引き分けるも、決勝へ導くゴールを奪った。▽その勢いは並行するリーグ戦でも。9月29日の第28節ベガルタ仙台戦で月間ベストゴールに選出されたドリブル独走弾含む2発を決めると、10月5日の第29節札幌戦、20日の第30節G大阪戦で1点ずつ奪い、3試合連続ゴールを記録した。
▽公式戦直近9試合7ゴール3アシスト。大学時代の大ケガを乗り越え、苦しい時期を乗り越えたハマのスピードスターが、来る27日のYBCルヴァンカップ決勝という栄光の舞台に最高の状態で立つ。
▽大学No.1ストライカーと謳われながら選手生命も脅かす大ケガを負った仲川。そんな選手を獲得するのはリスクが大きかったはず。それでも4年前、横浜FMは仲川を獲得。もしあの当時、横浜FMが入団内定を見送っていれば、今の仲川はなかったかもしれない。大学時代に誓った「マリノスへの恩返し」。それを果たす時がきた。《超ワールドサッカー編集部・長尾優輝》
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「とっても綺麗」日本で8年プレーしたマテウスがJリーグ時代からの恋人と婚約!元同僚やファンも祝福「なんてかわいいの!」
名古屋グランパスからサウジ・プロ・リーグのアル・タアーウンへと移籍したFWマテウス・カストロが婚約を報告した。 大宮アルディージャや名古屋グランパス、横浜F・マリノスでプレーしたマテウスは、2023年8月に名古屋からアル・タアーウンへと完全移籍した。 今シーズンはサウジ・プロ・リーグで19試合に出場し6ゴール6アシストと活躍。しかし、左足アキレス腱断裂の重傷で手術を行い、現在は長期離脱を余儀なくされている。 そのマテウスは24日にインスタグラムを更新。2023年11月12日にドバイで、交際中の女性にプロポーズしたことを明かしている。 マテウスは、『ハリーウィンストン(HARRY WINSTON)』の指輪を携え、砂浜でサプライズプロポーズ。無数のバルーンで彩られた「MARRY ME(結婚して)」のメッセージとともにディナーも楽しんだようだ。 幸せ溢れる投稿には、名古屋で共にプレーしたFW柿谷曜一朗(現徳島ヴォルティス)やDF菅原由勢(現AZ)、MF阿部浩之(現湘南ベルマーレ)、GKランゲラックらからも祝福のメッセージ。ファンからも「おめでとう」、「とっても綺麗」、「なんてかわいいの!」、「お幸せに」と多くのメッセージが寄せられている。 <span class="paragraph-title">【写真】マテウスがJリーグ時代からの恋人にプロポーズ!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C45bwIfubjq/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/C45bwIfubjq/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/C45bwIfubjq/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Mateus Castro(@mateuscastro10)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.03.25 11:00 Mon3
2025シーズンのホームグロウン制度、14クラブが不遵守も罰則なし…最多はFC東京の15名
Jリーグは22日、各クラブの2025シーズンのホームグロウン選手の人数を発表した。 ホームグロウン制度は、各クラブが選手育成にコミットし、アカデミーの現場を変えていくことを目的に導入したもの。12歳の誕生日を迎える年度から21歳の誕生日を迎える年度までの期間において、990日以上、自クラブで登録していた選手が対象となる。 期限付移籍の選手は、移籍先クラブでの登録となり、21歳以下の期限付移籍選手の育成期間は、移籍元クラブでカウント。JFA・Jリーグ特別指定選手は、ホームグロウン選手とはみなされない。 2025シーズンに関しては、J1のクラブは4名、J2・J3のクラブは2名以上と定められている中、14クラブが不遵守となっており、昨シーズンから2クラブ増えることとなった。 明治安田J2リーグではいわきFCと藤枝MYFCが昨シーズンに続いて「0人」、明治安田J3リーグではヴァンラーレ八戸、福島ユナイテッドFC、栃木シティ、SC相模原、FC大阪、高知ユナイテッドSC、テゲバジャーロ宮崎が「0人」、ザスパ群馬、FC岐阜、奈良クラブが「1人」となっている。 これまで不遵守となったクラブは、翌シーズンのプロA契約選手の「25名枠」から不足人数分減じられることとなっていたが、2026シーズンからはプロ契約の区分が撤退されるため、処分はない。 なお、全部60クラブで最も多くホームグロウン選手を登録しているのはFC東京で15名。続いて13名の鹿島アントラーズとサンフレッチェ広島、12名の柏レイソル、11名の川崎フロンターレ、RB大宮アルディージャと続いている。 <h3>◆明治安田J1リーグ(合計160人)</h3> 鹿島アントラーズ:13人 浦和レッズ:7人 柏レイソル:12人 FC東京:15人 東京ヴェルディ:9人 FC町田ゼルビア:4人 川崎フロンターレ:11人 横浜F・マリノス:9人 横浜FC:4人 湘南ベルマーレ:8人 アルビレックス新潟:7人 清水エスパルス:7人 名古屋グランパス:5人 京都サンガF.C.:8人 ガンバ大阪:8人 セレッソ大阪:7人 ヴィッセル神戸:6人 ファジアーノ岡山:2人 サンフレッチェ広島:13人 アビスパ福岡:5人 <h3>◆明治安田J2リーグ(合計83人)</h3> 北海道コンサドーレ札幌:8人 ベガルタ仙台:4人 ブラウブリッツ秋田:2人 モンテディオ山形:4人 いわきFC:0人 水戸ホーリーホック:1人 RB大宮アルディージャ:11人 ジェフユナイテッド千葉:5人 ヴァンフォーレ甲府:7人 カターレ富山:2人 ジュビロ磐田:6人 藤枝MYFC:0人 レノファ山口FC:2人 徳島ヴォルティス:3人 愛媛FC:3人 FC今治:2人 サガン鳥栖:7人 V・ファーレン長崎:5人 ロアッソ熊本:4人 大分トリニータ:7人 <h3>◆明治安田J3リーグ(合計40人)</h3> ヴァンラーレ八戸:0人 福島ユナイテッドFC:0人 栃木SC:3人 栃木シティ:0人 ザスパ群馬:1人 SC相模原:0人 松本山雅FC:9人 AC長野パルセイロ:3人 ツエーゲン金沢:2人 アスルクラロ沼津:8人 FC岐阜:1人 FC大阪:0人 奈良クラブ:1人 ガイナーレ鳥取:2人 カマタマーレ讃岐:2人 高知ユナイテッドSC:0人 ギラヴァンツ北九州:4人 テゲバジャーロ宮崎:0人 鹿児島ユナイテッドFC:2人 FC琉球:2人 2025.04.22 22:10 Tue4
8月のACLセントラル開催に立候補、Jリーグ野々村芳和チェアマン「日本でやった方が勝つ確率を挙げられるのではないか」
Jリーグは31日、第5回理事会を開催。その後に記者会見を行った。 今回の理事会では、声出し応援の段階的導入の試合が決定したことや、百年構想クラブの審査結果、また、競技規則の適用ミスとなった試合の取り扱いなどが決議された。 様々な決議事項があった中、野々村芳和チェアマンは、5月31日が日韓ワールドカップ(W杯)開幕からちょうど20周年であることに触れ、「森島さん、宮本さんが20年経ったねということから理事会が始まりました」と、理事会に出席したメンバーであり、当時大会に出場していた森島寛晃氏、宮本恒靖氏と、当時を懐かしんだとコメント。「歳をとったねということと、サッカーも前に進んでいるよねという話になりました」と、20年経っての今を考えさせられたとした。 その中で、弾丸でチャンピオンズリーグ(CL)のリバプールvsレアル・マドリーの決勝を観に行ったと明かし、「CL決勝を弾丸で見に行きました。パリは日本人の我々がいくと、コロナがどこに行ったんだというぐらいでした」と環境の違いについてコメント。「スタジアムの雰囲気は、盛り上がることは当然ですが、サッカーにおけるサポーターの皆さんの存在は本当に大きいなと感じて帰ってきました」と、改めてサポーターのありがたさを感じられたとした。 また、会見の中ではAFCチャンピオンズリーグ(ACL)について言及。川崎フロンターレは敗退したものの、浦和レッズ、横浜F・マリノス、ヴィッセル神戸の3チームが勝ち上がっている。 8月には東地区はラウンド16から準決勝までがセントラル開催される予定だが、開催地が未定となっていた。 野々村チェアマンは「ACLの次のステージはセントラル開催になる。日本のサッカー界として、ACLでチャンピオンを目指すという気持ちも含めて、日本でセントラル開催をすることを検討しています」とコメント。アジアサッカー連盟(AFC)に対して、日本が立候補したことを明かした。 今回の立候補した理由については「Jリーグとしてどういうサポートができるかということも考えると、日本でやった方が勝つ確率を挙げられるのではないかということ」と、Jリーグ勢が勝ち上がるための環境を作りたいということを挙げた。 また、日韓W杯以来、東京オリンピックは行ったものの、大規模なサッカーの国際大会は開催されていない。 野々村チェアマンは「日本の国内において、それなりのサイズの国際大会をたくさんやっているわけではないです。(W杯から)20年たって、若いスタッフが増えた中で、国際大会を経験するのはクラブにもリーグにも将来必ず役に立つということで、費用は多少かかってもトライしたいというところです」と語り、日本が大きな大会を実施できることを示したいという狙いもあるようだ。 2022.05.31 19:22 Tue5