英雄トッティが囚人の懲役を1週間延長させる?
2018.09.27 00:21 Thu
▽9月27日に42歳のバースデーを迎えるローマのレジェンド、元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティ氏が新たに発売される自身の自叙伝のプロモーションでとっておきの逸話を披露した。イタリア『RAI』が伝えている。
▽その逸話というのが、2006年に地元レビッビアの刑務所を慰問した際のある囚人とのエピソードだった。
「俺たちは定期的に刑務所への慰問とかをしていたんだ。地元ではローマとラツィオのプレーヤーたちがね。彼ら(囚人)は常に満足そうにしていたよ。彼らにとって俺たちの訪問はローマ法王と謁見するようなものなんじゃないかな」
「その時に俺たちが写真にサインしているテーブルがあったんだけど、多くの人たちがサインしてくれと大声を上げて騒いでいたよ」
「だけど、後から聞いた話によると、彼は俺たちが訪問する1週間前に出所予定だったけど、俺たちの訪問が1週間後にあると聞いて、もう1週間懲役を延長して欲しいと刑務所の人たちに頼んでいたらしい」
「それに彼は刑務所の人たちに“もし1週間延ばしてくれないなら、また馬鹿なことをやってここに戻って来るぞ”とも言っていたらしいんだ」
▽囚人に懲役を1週間延長させてまで会いたいと思わせるそのカリスマ性はさすがの一言だ。
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▽下部組織時代を含めローマで28年間の現役生活を過ごし、イタリア代表としても2006年ドイツ・ワールドカップ優勝に貢献したレジェンドであるトッティ。その強気な性格や独特のユーモアから逸話に事欠かないイル・プリンチペは、今回新たな逸話を披露した。「俺たちは定期的に刑務所への慰問とかをしていたんだ。地元ではローマとラツィオのプレーヤーたちがね。彼ら(囚人)は常に満足そうにしていたよ。彼らにとって俺たちの訪問はローマ法王と謁見するようなものなんじゃないかな」
「その時に俺たちが写真にサインしているテーブルがあったんだけど、多くの人たちがサインしてくれと大声を上げて騒いでいたよ」
「その中の1人が俺と写真を撮ってほしいと叫びながら向かってきた。誰も彼に道を譲らなかったが、彼はその隙間を縫って俺のところまでたどり着いたんだ。正直、俺は彼がなぜそんなに必死なのか理解できなかった」
「だけど、後から聞いた話によると、彼は俺たちが訪問する1週間前に出所予定だったけど、俺たちの訪問が1週間後にあると聞いて、もう1週間懲役を延長して欲しいと刑務所の人たちに頼んでいたらしい」
「それに彼は刑務所の人たちに“もし1週間延ばしてくれないなら、また馬鹿なことをやってここに戻って来るぞ”とも言っていたらしいんだ」
▽囚人に懲役を1週間延長させてまで会いたいと思わせるそのカリスマ性はさすがの一言だ。
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