鹿島、レオ・シルバのFK弾&三竿ミドルで広島下す! 王座奪還へ3年連続ベスト8《天皇杯》

2018.09.26 21:40 Wed
▽第98回天皇杯全日本サッカー選手権4回戦の鹿島アントラーズvsサンフレッチェ広島が、26日に県立カシマサッカースタジアムで行われ、2-0で勝利した鹿島がベスト8に進出した。鹿島は、11月21日にヴァンフォーレ甲府との5回戦を戦う。
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▽明治安田生命J1リーグで首位に立つ広島が、4位に浮上している鹿島のホームに乗り込んだ好カード。試合は鹿島がやや優勢な入りを見せるが、広島の守備をなかなか崩すことができず。▽26分に鹿島陣内中央でボールを奪ったレオ・シルバが、自らボックス手前中央まで持ち上がり右足を振り抜く。これが両クラブ通じて初のシュートになったが、GK林にセーブされスコアを動かすには至らない。
▽さらに33分、山本の左サイドからのクロスにセルジーニョが頭で合わせたがシュートはまたしてもGK林に阻まれ、勢いを失い切らず後方にこぼれボールも右ポストに直撃。膠着状態が続く。

▽試合は、ゴールレスで折り返しを迎えることに。
▽後半に突入しても鹿島優勢は変わらないが、広島の集中力も途切れない。鹿島は元日本代表DF内田が右サイドからのサイドチェンジやオーバーラップなど工夫しつつ揺さぶりをかけるが、シュートに至らない。68分には右サイド深い位置まで侵攻した内田が中央に折り返し、安部がダイレクトで狙う。しかし、これも枠を捉えず均衡は破れない。

▽鹿島は、69分に金森に代えて鈴木を投入し得点をもぎ取りにいく。対する広島も70分に渡に代えてパトリックを送り出し、攻勢に出る。

▽選手交代後は鹿島がさらにチャンスを増やしていくが、決め手に欠くシーンが続く。76分、広島はフェリペ・シウバに代えて青山を、鹿島はセルジーニョに代えて土居を投入。主力格の投入で両クラブともに試合を決めにいく。

▽しかし、お互いにネットを揺らすことはできず、勝負の行方は延長戦に持ち越されることに。延長前半に突入した96分、ついに試合が動く。鹿島が広島陣内中央付近でFKを獲得するとキッカーを務めるのはレオ・シルバ。ゴールに向かうボールが中央の密集地帯を抜けると、GK林の目前でワンバウンドしゴールに吸い込まれた。

▽その後、鹿島は反撃を目指す広島の攻撃を凌ぎつつ、延長戦終了間際の117分にもボックス手前からの三竿のミドルシュートでリードを広げて試合を終了。この結果、2-0で勝利した鹿島が、一昨年以来の優勝を目指すべく3年連続でのベスト8進出を決めた。

◆第98回天皇杯全日本サッカー選手権大会4回戦結果
▽9/26(水)
ジュビロ磐田 4-2 北海道コンサドーレ札幌
鹿島アントラーズ 2-0 サンフレッチェ広島

▽8/22(水)
モンテディオ山形 1-1(PK:7-6)FC東京
浦和レッズ 1-0 東京ヴェルディ
川崎フロンターレ 3-1 湘南ベルマーレ
横浜F・マリノス 2-3 ベガルタ仙台
セレッソ大阪 0-1 ヴァンフォーレ甲府
サガン鳥栖 3-0 ヴィッセル神戸

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