【CLグループF展望】優勝候補シティが圧倒的も2位争いは混戦必至
2018.09.19 18:00 Wed
▽2018-19シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)グループステージが9月18日に開幕する。グループFでは昨季のリーグ戦を圧倒的な強さで制したプレミア王者マンチェスター・シティが突破の大本命だ。残り3チームに関しては昨季実績でシャフタールが勝るものの、初出場のホッフェンハイムを含めて混戦が予想される。
◆編集部予想
◎本命:マンチェスター・シティ
○対抗:シャフタール
△連下:リヨン
☆大穴:ホッフェンハイム
◆負傷者懸念も首位通過濃厚か~マンチェスター・シティ~
▽首位通過が至上命令となる今グループステージに向けては長期離脱中の控えGKブラーボと司令塔MFデ・ブライネの不在となる。加えて、ここに来て主力に軽傷を抱える選手が増えてきており、グアルディオラ監督としてはリーグ戦との二足の草鞋を履く中で積極的なターンオーバーなどコンディション管理を重視していきたいところだ。それでも、昨季からメンバーに大きな入れ替えがなくMFフォーデンなど期待の若手も台頭してきており、やや力が劣る3チーム相手に大崩れする心配はないだろう。
◆主力流出もスタイル揺るがず~シャフタール~
▽なお、今季のリーグ戦では7勝1敗の戦績で首位を快走しており、ディナモ・キエフから新加入のベテランFWジュニオール・モラエスが7ゴールを記録するなど自慢の攻撃陣が爆発している。
▽国内リーグでは自慢の攻撃陣不発によって2勝2敗1分けと出遅れた感があるものの、マリアーノの後釜としてセルティックから新加入のFWムサ・デンベレにフェキル、FWデパイ、FWトラオレで構成されるアタッキングカルテットの破壊力は抜群だ。また、快足FWテリエや進境著しい右サイドバックのデュボワの新加入組、昨季ブレイクしたエンドンベレ、トゥザール、アワールの若手中盤トリオも注目のタレントだ。
◆若き智将ELでの教訓生かせるか~ホッフェンハイム~
▽さらに昨季初めて参戦したヨーロッパリーグ(EL)ではグループ最下位での敗退を強いられており、よりレベルの高いCLの舞台で選手層に不安を抱えるチームが善戦できるかは微妙なところだ。とりわけ、チームの躍進を支えてきた大きな要因が優れた分析力と戦術の引き出しを持つ若き指揮官の手腕によるところが大きかったため、ほぼ3日おきに試合を戦う中で対戦相手を十分に分析することは困難だ。それでも、この厳しい状況をナーゲルスマン監督がいかなる手段で乗り越えていくかに注目したい。
◆編集部予想
◎本命:マンチェスター・シティ
○対抗:シャフタール
△連下:リヨン
☆大穴:ホッフェンハイム
◆負傷者懸念も首位通過濃厚か~マンチェスター・シティ~

Getty Images
▽昨シーズンは天敵リバプールの前にベスト8で散ったものの今大会の優勝候補の一角に挙がるプレミア王者が首位通過の大本命だ。リーグ連覇と共に悲願のCL制覇を目指すグアルディオラ3年目のシティは今夏、意中のMFマフレズの獲得に成功したが、補強ポイントだった守備的MFの獲得に失敗。それでも、各ポジションに圧倒的なタレントを擁するチームはここまでの国内リーグで誤審が影響して引き分けたウォルバーハンプトンを除く4試合で圧倒的な勝ちっぷりを見せて上々のスタートを切っている。▽首位通過が至上命令となる今グループステージに向けては長期離脱中の控えGKブラーボと司令塔MFデ・ブライネの不在となる。加えて、ここに来て主力に軽傷を抱える選手が増えてきており、グアルディオラ監督としてはリーグ戦との二足の草鞋を履く中で積極的なターンオーバーなどコンディション管理を重視していきたいところだ。それでも、昨季からメンバーに大きな入れ替えがなくMFフォーデンなど期待の若手も台頭してきており、やや力が劣る3チーム相手に大崩れする心配はないだろう。

Getty Images
▽昨季と同様にシティと共にグループステージ突破を目指すシャフタールは、今夏に重鎮スルナや司令塔フレッジ、エースMFベルナール、主砲ファクンド・フェレイラと4人の絶対的な主力が旅立ち、大幅な戦力ダウンが見込まれる。それでも、次代の名将の呼び声高いフォンセカ監督や守護神ピアトフ、DFラキツキ、MFステパネンコ、MFタイソン、MFマルロスらその他の主軸は健在。また、南米を中心としたスカウティング力に定評があるクラブは、MFマイコン、FWマルキーニョス・シプリアーノ、FWフェルナンドと20歳前後の新たなブラジル人クラック候補を獲得しており、彼らのブレイク次第では十分にグループステージ突破は可能なはずだ。▽なお、今季のリーグ戦では7勝1敗の戦績で首位を快走しており、ディナモ・キエフから新加入のベテランFWジュニオール・モラエスが7ゴールを記録するなど自慢の攻撃陣が爆発している。
◆リーグ苦戦もタレント力は屈指~リヨン~

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▽シャフタールと僅差ながら3番手としたリヨンだが、シティを除く3チームの中で最も伸びしろを感じさせるチームだ。昨季、リーグ・アン3位のジェネジオ監督率いるチームは今夏に主力FWマリアーノがレアル・マドリーに移籍したが、リバプール行き濃厚と思われたエースFWフェキルを中心にその他の逸材の残留に成功した。▽国内リーグでは自慢の攻撃陣不発によって2勝2敗1分けと出遅れた感があるものの、マリアーノの後釜としてセルティックから新加入のFWムサ・デンベレにフェキル、FWデパイ、FWトラオレで構成されるアタッキングカルテットの破壊力は抜群だ。また、快足FWテリエや進境著しい右サイドバックのデュボワの新加入組、昨季ブレイクしたエンドンベレ、トゥザール、アワールの若手中盤トリオも注目のタレントだ。
◆若き智将ELでの教訓生かせるか~ホッフェンハイム~

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▽若き智将ナーゲルスマン監督の下でクラブ史上初のCLに挑むホッフェンハイム。昨季のブンデスリーガを3位で終えた実力や指揮官の優れた手腕を考えれば、シティの対抗に挙がってもおかしくないかもしれない。ただ、今夏の移籍市場では目立った主力の流出こそなかったものの、新加入選手はMFビッテンコートやMFグリフォ、FWベルフォディルなど国内の中堅クラブからの補強にとどまり、今季リーグ戦でも1勝2敗と出遅れた感は否めない。▽さらに昨季初めて参戦したヨーロッパリーグ(EL)ではグループ最下位での敗退を強いられており、よりレベルの高いCLの舞台で選手層に不安を抱えるチームが善戦できるかは微妙なところだ。とりわけ、チームの躍進を支えてきた大きな要因が優れた分析力と戦術の引き出しを持つ若き指揮官の手腕によるところが大きかったため、ほぼ3日おきに試合を戦う中で対戦相手を十分に分析することは困難だ。それでも、この厳しい状況をナーゲルスマン監督がいかなる手段で乗り越えていくかに注目したい。
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