昨季12得点のミリンコビッチ=サビッチ「僕の役割に誤解がある」
2018.09.15 12:40 Sat
▽ラツィオに所属するセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチが自身の役割を正した。『フットボール・イタリア』が報じた。
「僕の役割に関して、誤解されていることがある。確かにラツィオで多くのゴールを決めているけど、それは僕に求められる役割じゃない。もちろん、チャンスがあれば最大限に生かしたいけどね。セルビアのためにプレーする機会はそう多くない。だから、全ての試合でベストを尽くそうとしているよ」
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▽高さ、強さ、上手さを兼備する中盤として評価を高めるミリンコビッチ=サビッチ。昨シーズンは、セリエAで12ゴールと得点力にもインパクトを残した。▽しかし、本人はその得点力の部分において周囲から過度な期待を感じているようだ。セルビアメディア『zurnal.rs』で次のように話した。PR
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ネイマールが約1年ぶりの戦列復帰!アル・アインとの打ち合いを制したアル・ヒラルが開幕3連勝を飾る【ACLE2024-25】
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“アルバニアの巨人”イグリ・ターレ氏(51)がカルチョに復帰する可能性もあるようだ。 カルチョでは今季、ミランが低迷。この冬にもFWサンティアゴ・ヒメネス、FWジョアン・フェリックスを獲得するなど莫大なコストを投じたが、今のところ、その成果は出ていない。 どうやら“上”を刷新する可能性もあるようで、イタリア『スカイ』によると、ミランは新たなスポーツ・ディレクター(SD)の配置を計画中。筆頭候補にはユベントス時代の不正諸々で悪名高いファビオ・パラティチ氏が挙がる。 ただし、パラティチ氏だけが採用候補というわけではなさそうで、2023年まで15年間、SDとしてラツィオに従事したターレ氏とも接触。 ターレ氏は21世紀初頭のカルチョで人気を博した元アルバニア代表FWで、192cmの巨体から生まれた日本での愛称は“アルバニアの巨人”。ブレシアでロベルト・バッジョ氏と2トップを組み、最後はラツィオで引退した名手である。 ラツィオSD時代の評価は高く、財布の紐を滅多に緩めないクラウディオ・ロティート会長のもと、スクデットならずもコッパ・イタリアを2度制したスカッドを築いた功績は揺るがず。 ただ、シモーネ・インザーギ元監督との関係性が抜群だった一方、退任時点の指揮官だったマウリツィオ・サッリ元監督と折り合いが悪く、半ばロティート会長に追い出される形での任期満了だったとされている。 どうやら、ミランの新SDは「パラティチorターレ」という2択。最終的な決定はまもなく下されるものとみられている。 2025.03.02 22:17 Sun5