ルカクの2発で10人のユナイテッドが連敗ストップ!《プレミアリーグ》

▽マンチェスター・ユナイテッドは2日、プレミアリーグ第4節でバーンリーと対戦し、2-0で勝利した。

▽リーグ戦2連敗中のユナイテッドが、今季リーグ戦で未勝利の続くバーンリーのホームに乗り込んだ一戦。8月27日に行われた前節のトッテナム戦で完敗を喫したユナイテッドは、その一戦からスタメンを4人変更。

▽[4-3-3]の布陣を採用したユナイテッドは、GKにデ・ヘア。4バックは右からバレンシア、スモーリング、リンデロフ、ショーを起用。中盤はマティッチ、フェライニ、ポグバによる3センターハーフ、3トップはリンガードとルカク、サンチェスが起用された。
▽アウェイながら立ち上がりからボールを保持するユナイテッドに対して、バーンリーは自陣でブロックを作り応戦。そんな中、ユナイテッドは3分に決定機を迎える。ロングボールをボックス左で拾ったルカクの落としをサンチェスがつなぐと、ボックス中央で受けたリンガードがワンフェイントからコントロールショットを狙ったが、シュートはわずかにゴール右に逸れた。

▽時間の経過と共に守備に修正を施すバーンリーに対してやや攻撃が停滞したユナイテッドだが、エースストライカーが待望の先制点をもたらす。27分、ボックス左横でボールを受けたサンチェスがクロスを供給すると、ルカクがヘディングシュートでゴールに叩き込んだ。▽先制弾で勢いづくユナイテッドは、36分にもサンチェスとのパス交換でゴールエリア付近まで抜け出したルカクが決定機を迎えたが、チップキックで狙ったシュートは飛び出したGKハートの好セーブに阻まれた。

▽決定機を逃がしこのまま前半終了かと思われたが44分、ショーのパスをボックス中央で受けたルカクが落とすと、リンガードがペナルティアーク内からシュート。これが相手DFにディフレクトすると、素早く反応したルカクが右足でゴールネットを揺らし、ユナイテッドが追加点を奪った。



▽後半は立ち上がりから拮抗した展開が続く中、ユナイテッドは61分にサンチェスを下げてラッシュフォードをピッチに送り出す。すると68分、ルカクの右クロスをゴールエリア付近で受けたラッシュフォードがレノンに倒されPKを獲得。しかし、ポグバのシュートはGKハートの完璧なPKストップに阻まれた。

▽すると71分、追加点のチャンスを逃したユナイテッドにさらなる不運が襲い掛かる。ボックス左深くまで仕掛けたラッシュフォードに対し、バーズリーがタックルで対応。ユナイテッドはこのプレーでCKを獲得したが、ライン外で足払いのような形で倒されたラッシュフォードが激怒。バーズリーに詰め寄ると、そのまま頭で小突いてしまい、レッドカードで一発退場となった。

▽数的不利となるも地力に勝るユナイテッドは、78分にカウンターから決定機。自陣でボールを拾ったポグバが素早く前線にロングパスを供給。これに反応したルカクが相手DFの裏に抜け出すと、飛び出したGKもかわしたが、守備に戻ったミーに寄せられシュートはゴール左に外れた。

▽その後、ユナイテッドはリンガードやポグバを下げてエレーラやバイリーといった守備的な選手をピッチに送りながら試合を締めにかかる。結局、そのまま逃げ切りに成功したユナイテッドが、2-0で勝利。ユナイテッドが、開幕以来リーグ3試合ぶりの白星を飾った。