▽明治安田生命J1リーグ第24節の9試合が24日から26日にかけて行われる。
▽前節注目のサンフレッチェ広島vs川崎フロンターレの天王山はPKを含む小林悠の2得点で川崎に軍配。1試合消化が少ないながらも首位広島との勝ち点差を「6」に縮めることに成功した。一方、彼らを追う3位FC東京は北海道コンサドーレ札幌に敗れ3連敗。優勝争いから一歩後退してしまった。また、残留争いも熾烈を極め、最下位のV・ファーレン長崎から12位の湘南ベルマーレまでの勝ち点差は僅かに「5」。数試合で天国と地獄が入れ替わることもあり得る状況となっている。
▽そんな中迎える今節は、広島は連勝中のセレッソ大阪とアウェイで対戦。3試合ぶりの白星を目指す。また、破竹の5連勝で一気に最下位から脱出した名古屋グランパスはホームで浦和と、イニエスタ擁するヴィッセル神戸は、久保建英加入の横浜F・マリノスとのホーム戦を行う。
▽その他、川崎はベガルタ仙台とのホーム戦、16位サガン鳥栖vs17位ガンバ大阪の残留争いにも注目だ。
▽今節9試合の見どころを、コンパクトにまとめて紹介する。
◆移籍後初弾FW大久保嘉人が爆発か
鹿島アントラーズ vs ジュビロ磐田
[8月24日(金)19:00]
▽鹿島は山本脩斗が前々節から先発に復帰し、それに伴いチームも連勝。古巣戦でも安定感をもたらし、今季初の3連勝に貢献できるか。一方の磐田は、今夏加入の大久保嘉人にようやく移籍後初弾。J1通算200Gまであと18点。ここから爆発なるか。
◆残留に向け大きな一戦
柏レイソル vs V・ファーレン長崎
[8月25日(土)19:00]
▽柏はここ4試合で上位に勝利も中位には敗北。現実的にはより順位の近いクラブを下したい所か…。対する長崎も9戦7敗1分け1勝と最悪の状態で最下位に。大混戦の残留争い、今節にも降格圏脱出が求められる。
◆神出鬼没のエウソンか、ベテランの関口訓充か
川崎フロンターレ vs ベガルタ仙台
[8月25日(土)19:00]
▽前節首位撃破の川崎Fは、見事な飛び出しから同点弾をアシストしたエウシーニョに注目。神出鬼没なポジショニングで仙台を惑わすことができるか。対する仙台はベテラン・関口訓充が好調。豊富な運動量でブラジル人DFの嫌な存在となれるか。
◆勝利に導くゴールハンターは?
清水エスパルス vs 北海道コンサドーレ札幌
[8月25日(土)19:00]
▽清水は前節3度のリードを守り切れず4戦未勝利。今季初複数得点を奪った金子翔太は連発なるか。一方、札幌は頼みのチャナティップが累積警告で出場停止に。そのため2戦連発中の都倉賢に懸かる期待は大きい。
◆ダブルを許すな!好調パトリックがアウェイで牙をむく
セレッソ大阪 vs サンフレッチェ広島
[8月25日(土)19:00]
▽しばらく勝利のなかったC大阪が2連勝と立ち直りを見せている。天皇杯は敗退となったが首位広島からダブルを狙う。その天皇杯で輝きを放ったのが広島のエース・パトリックだ。延長戦でハットトリックを決めた点取り屋がC大阪に牙をむく。
◆5連勝中の名古屋、浦和に借りを返せるか
名古屋グランパス vs 浦和レッズ
[8月26日(日)18:00]
▽目下5連勝中の名古屋の次なる相手は、リーグ戦で最後に黒星を付けられた浦和。借りを返したいところだが、中谷新之介が天皇杯での退場により出場停止に。一方の浦和もベストメンバーで挑んだ天皇杯からの疲労が気がかりだが…
◆イニエスタと久保建英、新旧カンテラーノの夢の共演なるか
ヴィッセル神戸 vs 横浜F・マリノス
[8月26日(日)18:00]
▽イニエスタフィーバーで観客動員数も順位も上昇中の神戸と、リーグ戦6試合で5敗の横浜FMが激突。注目は共にバルセロナの下部組織出身のイニエスタと久保建英の天才対決。年齢差17歳の新旧カンテラーノが火花を散らす。
◆湘南が精神的に優位? ギリギリFC東京が襲い掛かる
湘南ベルマーレ vs FC東京
[8月26日(日)19:00]
▽3連敗中の両クラブによる一戦だが、湘南の現実的な目標が残留であるのに対しFC東京は優勝が目標だ。目指す場所を考慮すればより後がないFC東京。湘南は精神的優位を結果に結び付けたい。
◆下位直接対決制すのは?
サガン鳥栖 vs ガンバ大阪
[8月26日(日)19:00]
▽16位鳥栖はミッドウィークのカップ戦でついにF・トーレスのゴールが誕生。対する17位G大阪は引き続きファン・ウィジョ不在。チーム一丸となり下位直接対決を制すことは出来るのだろうか。
