【超WS的! ロシアW杯出場国ガイド】vol.14/アイスランド代表: ロシアの地でサンダークラップは鳴り響くか
2018.06.13 02:35 Wed
▽6月14日、フットボール界における4年に1度の祭典、ワールドカップがロシアの地で遂に開幕する。約1カ月の激闘がより深く、より楽しむべく、超ワールドサッカー編集部が出場国32カ国ガイドを作成。14カ国目は、アイスランド代表を紹介する。
◆アイスランド代表
監督:ヘイミル・ハルグリムソン
主将:アーロン・グンナルソン
予選成績:7勝/1分け/2敗
W杯出場数:初出場
W杯最高位:-
FIFAランク:22位
◆堅守速攻+セットプレー機能させられるか
▽国を挙げてサッカーの成長に取り組んできたアイスランドは、初出場となったユーロ2016でいきなりベスト8進出の偉業を成し遂げると、その勢いのままに今大会で初めてW杯本大会の切符を手にした。奇しくも今グループステージで同居するクロアチア、トルコ、ウクライナと格上と同居した欧州予選グループIを見事な戦いぶりで首位通過を果たしたチームは今や単なるダークホースと見るべきではないだろう。
▽質実剛健な北欧のチームらしく、中盤フラットの[4-4-2]を基本布陣とする。そして、自陣深くにコンパクトな守備ブロックを形成し、撥ね返したボールを空中戦や競り合いに長けた2トップにシンプルに繋げる、堅守速攻がチームのスタイルだ。
▽同じくユーロ2016で主軸を担った中盤ではエースのシグルドソン、今季バーンリーで躍動したJ・グズムンドソン、キャプテンのグンナルソン、B・ビャルナソンと欧州各国リーグでの実績十分の計算できる選手が揃う。前線では今季のブンデスリーガで12ゴールを記録したフィンボガソンとボドバルソンという屈強なターゲットマンが並ぶ。
◆超WS的注目プレーヤー
MFギルフィ・シグルドソン
(エバートン/イングランド)
▽10代前半から国内屈指のタレントと目されたシグルドソンは早くにイングランドの地に渡ると、下部リーグでの研鑽を経て2010年に加入したドイツのホッフェンハイムでブレイク。その後、スウォンジーやトッテナムでのプレーを経て昨夏エバートンに加入した。しかし、今季はチームのスタイルにうまく順応できず、近年で最も期待外れのシーズンを過ごした。それでも、卓越したキック精度と強さ巧さを兼ね備えた屈指のプレーメーカーはアイスランドにとって最も頼れる存在だ。
◆登録メンバー
1.ハネス・ハルドルソン(ラナース/デンマーク)
12.フレデリック・スクラム(ロスキレ/デンマーク)
13.ルーナル・アレックス・ルーナルソン(ノアシェラン/デンマーク)
DF
2.ビルキル・マール・サエバルソン(ヴァルル)
3.サムエル・フリズヨンソン(ヴァレレンガ/ノルウェー)
5.スベリル・インギ・インガソン(FCロストフ/ロシア)
6.ラグナル・シグルドソン(FCロストフ/ロシア)
14.カリ・アルナソン(アバディーン/スコットランド)
15.ホルマル・エイヨルフソン(レフスキ・ソフィア/ブルガリア)
18.ハルダール・マグヌソン(ブリストル・シティ/イングランド)
23.アリ・フレイル・スクラソン(ロケレン/ベルギー)
MF
7.ヨアン・ベルグ・グズムンドソン(バーンリー/イングランド)
8.ビルキル・ビャルナソン(アストン・ビラ/イングランド)
10.ギルフィ・シグルドソン(エバートン/イングランド)
16.オラフル・インギ・スクラソン(カルデミル・カラビュックシュポル/トルコ)
17.アーロン・グンナルソン(カーディフ・シティ/ウェールズ)
19.ルリク・ギスラソン(サンドハウゼン/ドイツ)
20.エミル・ハルフレドソン(ウディネーゼ/イタリア)
21.アーノル・イングヴィ・トラウスタソン(マルメ/スウェーデン)
FW
4.アルベルト・グズムンドソン(PSV/オランダ)
9ビョルン・シグルダルソン(FCロストフ/ロシア)
11.アルフレズ・フィンボガソン(アウグスブルク/ドイツ)
22.ヨン・ダディ・ボドバルソン(レディング/イングランド)
◆グループステージ日程
▽6/16
《22:00》
vsアルゼンチン代表
@スパルタク・スタジアム
▽6/22
《24:00》
vsナイジェリア代表
@ヴォルゴグラード・アリーナ
▽6/26
《27:00》
vsクロアチア代表
@ロストフ・アリーナ
★いそっぺFCロシアW杯篇~アイスランド代表~
◆アイスランド代表
監督:ヘイミル・ハルグリムソン
主将:アーロン・グンナルソン
予選成績:7勝/1分け/2敗
W杯出場数:初出場
W杯最高位:-
FIFAランク:22位
◆堅守速攻+セットプレー機能させられるか

(C)CWS Brains,LTD.
▽人口33万人と今大会出場チーム最少国のアイスランドは国民の夢を背負ってロシアの地に乗り込む。初出場となる今大会では歴史的なW杯初勝利が第一の目標となる。▽質実剛健な北欧のチームらしく、中盤フラットの[4-4-2]を基本布陣とする。そして、自陣深くにコンパクトな守備ブロックを形成し、撥ね返したボールを空中戦や競り合いに長けた2トップにシンプルに繋げる、堅守速攻がチームのスタイルだ。
▽ユーロ2016とほぼ顔触れが変わらない守備陣では守護神ハルドルソン、ディフェンスリーダーのラグナル・シグルドソンが主軸を担う。また、インガソンやマグヌソンと比較的若いタレントの突き上げも期待される。
▽同じくユーロ2016で主軸を担った中盤ではエースのシグルドソン、今季バーンリーで躍動したJ・グズムンドソン、キャプテンのグンナルソン、B・ビャルナソンと欧州各国リーグでの実績十分の計算できる選手が揃う。前線では今季のブンデスリーガで12ゴールを記録したフィンボガソンとボドバルソンという屈強なターゲットマンが並ぶ。
◆超WS的注目プレーヤー
MFギルフィ・シグルドソン
(エバートン/イングランド)

Getty Images
▽パナマやチュニジア、サウジアラビアらと並んで今大会出場チームで最も無名なチームであるアイスランドにおいて最も知名度のあるプレーヤーがプレミアリーグで活躍するシグルドソンだ。そして、歴史的な大会初勝利を目指すチームにおいて最も重要なプレーヤーでもあるだろう。▽10代前半から国内屈指のタレントと目されたシグルドソンは早くにイングランドの地に渡ると、下部リーグでの研鑽を経て2010年に加入したドイツのホッフェンハイムでブレイク。その後、スウォンジーやトッテナムでのプレーを経て昨夏エバートンに加入した。しかし、今季はチームのスタイルにうまく順応できず、近年で最も期待外れのシーズンを過ごした。それでも、卓越したキック精度と強さ巧さを兼ね備えた屈指のプレーメーカーはアイスランドにとって最も頼れる存在だ。
◆登録メンバー
1.ハネス・ハルドルソン(ラナース/デンマーク)
12.フレデリック・スクラム(ロスキレ/デンマーク)
13.ルーナル・アレックス・ルーナルソン(ノアシェラン/デンマーク)
DF
2.ビルキル・マール・サエバルソン(ヴァルル)
3.サムエル・フリズヨンソン(ヴァレレンガ/ノルウェー)
5.スベリル・インギ・インガソン(FCロストフ/ロシア)
6.ラグナル・シグルドソン(FCロストフ/ロシア)
14.カリ・アルナソン(アバディーン/スコットランド)
15.ホルマル・エイヨルフソン(レフスキ・ソフィア/ブルガリア)
18.ハルダール・マグヌソン(ブリストル・シティ/イングランド)
23.アリ・フレイル・スクラソン(ロケレン/ベルギー)
MF
7.ヨアン・ベルグ・グズムンドソン(バーンリー/イングランド)
8.ビルキル・ビャルナソン(アストン・ビラ/イングランド)
10.ギルフィ・シグルドソン(エバートン/イングランド)
16.オラフル・インギ・スクラソン(カルデミル・カラビュックシュポル/トルコ)
17.アーロン・グンナルソン(カーディフ・シティ/ウェールズ)
19.ルリク・ギスラソン(サンドハウゼン/ドイツ)
20.エミル・ハルフレドソン(ウディネーゼ/イタリア)
21.アーノル・イングヴィ・トラウスタソン(マルメ/スウェーデン)
FW
4.アルベルト・グズムンドソン(PSV/オランダ)
9ビョルン・シグルダルソン(FCロストフ/ロシア)
11.アルフレズ・フィンボガソン(アウグスブルク/ドイツ)
22.ヨン・ダディ・ボドバルソン(レディング/イングランド)
◆グループステージ日程
▽6/16
《22:00》
vsアルゼンチン代表
@スパルタク・スタジアム
▽6/22
《24:00》
vsナイジェリア代表
@ヴォルゴグラード・アリーナ
▽6/26
《27:00》
vsクロアチア代表
@ロストフ・アリーナ
★いそっぺFCロシアW杯篇~アイスランド代表~
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謎に包まれたキャリア中断から2年…シグルドソンが853日ぶりに公式戦復帰へ
元アイスランド代表MFギルフィ・シグルドソン(33)が853日ぶりに公式戦復帰する。イギリス『サン』が伝えている。 小国アイスランドの大躍進を支えたシグルドソン。ユーロ2016のイングランド代表撃破とベスト8進出、さらにロシア・ワールドカップ(W杯)出場の立役者となった司令塔は、クラブキャリアでは2017-18シーズンからエバートンに所属していた。 しかし、選手キャリアは2021年7月にストップ。当時、「プレミアリーグでプレーする31歳に未成年者への性的暴行嫌疑がかけられている」との情報が流れ、時を同じくしてエバートンが個人名を避けつつ、自クラブの選手が当局の捜査対象になっていると公表した。 これがシグルドソンであると断定できる材料は一切なく、逮捕・起訴されたという情報もなし。ただ、それ以来、2年以上にわたって表舞台から姿を消し、2021-22シーズン終了後にはエバートン退団が発表された。 今夏まで行方不明状態が続いていたわけだが、先月31日、デンマーク・スーペルリーガのリンビーBKがシグルドソンとの1年契約締結を発表。加入に際し、「シグルドソンはここ数年サッカーをしていない。コンディション回復をゆっくり待つ方針だ」と声明を発表している。 エバートン時代に最後にプレーしたのは2021年5月のマンチェスター・シティ戦。リンビーでは現在までに出場がないものの、23日に行われるスーペルリーガ第9節のヴェイレBK戦でデビューする見通しだという。 シグルドソンの同胞であり、リンビーを率いるフレイヤー・アレクサンダーソン監督は地元メディアの取材に対し、「23日の試合で間違いなく出場する。とてもコンディションが良い」と初のメンバー入り・起用を明言。エバートン時代以来、853日ぶりの公式戦復帰が確実となっている。 2023.09.19 16:13 Tue2