ミニョレ、同僚カリウスへ…「僕らが決勝戦まで進めた理由、決勝のピッチに立てた理由、それを考えてほしい」

2018.05.29 10:30 Tue
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リバプールに所属するベルギー代表GKシモン・ミニョレが、同僚のGKロリス・カリウスをかばっている。イギリス『BBC』が伝えた。

▽リバプールは26日、CL決勝でレアル・マドリーと対戦。GKカリウスはこの日先発出場を果たしたが、後半立ち上がりにスローイングミスからFWカリム・ベンゼマに先制点を許してしまう。その後、チームは1-1と同点に追いついたが、途中出場のMFガレス・ベイルに圧巻のオーバーヘッドシュートを決められると、試合終盤にはベイルの無回転のミドルシュートを弾き損ねてしまい、最終的に1-3の敗戦を喫した。

▽試合後、カリウスは「今は何も考えることができない。今日、僕のせいでチームが負けてしまった」涙を流してサポーターへ謝罪。試合翌日の27日にも自身のインスタグラムで改めて謝罪していた。
▽同僚カリウスのプレーをベンチで観ていたミニョレは、同じゴールキーパーとしてピッチに立つ重圧を理解して擁護。「僕らが決勝戦まで進めた理由、なぜ決勝のピッチに立てたのかを考えてほしい」と励ましの言葉をかけた。

「彼がもし話したいのなら、僕はそばに近寄るよ。全てのゴールキーパーが理解してくれるよ」
「僕もかつてこういう状況になったことがある。彼に伝えたことは『僕らが決勝戦まで進めた理由、なぜ決勝のピッチに立てたのか』それを考えてほしいということ。もちろん今はどんな言葉をかけても理解することはとても難しいことだと思う」

「リバプールは団結し、『全てが共に』ということを示す。それは僕らの理想だけでなく、常に続いてきた歴史、そしてこれからも続ていく未来なんだ」

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