倉田2戦連発でG大阪今季初連勝! …仙台は5戦勝ちなし《J1》

▽明治安田生命J1リーグ第12節のガンバ大阪vsベガルタ仙台が5月2日にパナソニックスタジアム吹田で行われ、1-0でG大阪が勝利した。

▽連勝を目指す16位G大阪は、3-0で勝利した前節のサガン鳥栖戦からスタメンを変更せず。過密日程の中、現状のベストメンバーで試合に臨んだ。

▽一方、リーグ4試合勝ちのない6位仙台は、2-2で引き分けた前節の北海道コンサドーレ札幌戦からスタメンを6名変更。GK関、菅井、常田、梁勇基、中野、ジャーメイン良に代えて、GKシュミット・ダニエル、金正也、蜂須賀、奥埜、富田、石原を起用した。
▽試合開始直後の1分、G大阪がチャンスを迎える。倉田からのスルーパスに反応した藤春が、深い位置まで侵攻してクロスを供給。しかし、ボックス内のファン・ウィジョが合わせたシュートは枠を捉えない。

▽反撃に出る仙台は、5分に石原が、6分には西村がミドルシュートを放つが、どちらもGK林がセーブ。ゴールを死守した。▽その後、お互いに危険なゾーンまで迫ることができない時間が続くが、20分にG大阪が再び決定機を得る。仙台陣内やや右で得たFKの場面でキッカーの藤本が左足でクロスを供給。すると、ボックス内のDF三浦が頭で合わせたシュートは枠を捉えたが、GKシュミット・ダニエルの好守に阻まれた。


▽さらに37分、ボックス右で浮き球のスルーパスを受けた米倉が、ヒールでマイナス方向に落とす。しかし、反応したファン・ウィジョが放った鋭いシュートを、またしてもGKシュミット・ダニエルがセーブ。一進一退の攻防が続く試合は、ゴールレスで折り返しを迎えることとなった。

▽G大阪はハーフタイム中にオ・ジェソクに代えて今野を投入。米倉を右サイドバックに下ろし、遠藤を高い位置に配してバランスを整えて後半に入っていく。

▽しかし、51分には仙台にチャンスが訪れる。左サイドの永戸がボックス内にパスを送ると、混戦がもたらされてボックス手前の蜂須賀にボールが渡る。蜂須賀が放ったシュートは枠を外れたが、G大阪ゴールを脅かした。

▽それでも62分、遠藤と連携した今野が仙台陣内中央でフリーの状態に。間延びしたセンターバック2枚の間にポジションを取っていた倉田がボックス手前でパスを受けると、倒れ込みながらも右足でシュートを放ち、2戦連続となる得点をゴール右隅に決め切った。

▽さらに72分、ディフェンスラインの裏に抜け出したファン・ウィジョが、GKキム・スンギュとの一対一を迎える。しかし、ここではGKキム・スンギュに軍配。追加点とはならなかった。

▽その後、仙台が猛攻をかけるが、G大阪は守備に人数を割き対応。82分には疲れのみえる遠藤に代えて食野を、87分にはファン・ウィジョに代えて中村を投入し、試合を締める。

▽結局、G大阪が倉田の得点を最後まで守り抜いて試合が終了。この結果、G大阪は今シーズン初の連勝を手にすることに。対する仙台は、リーグ5試合白星なしとなった。