長谷部フル出場のフランクフルトが劣勢ながらも2年連続決勝進出《DFBポカール》

2018.04.19 06:14 Thu
Getty Images
▽DFBポカール準決勝、シャルケvsフランクフルトが18日に行われ、0-1でフランクフルトが勝利し、2年連続決勝進出を決めた。フランクフルトのMF長谷部誠はフル出場し、鎌田大地はベンチ入りしなかった。

▽準々決勝でヴォルフスブルクに勝利したシャルケと、マインツに勝利したフランクフルトの決勝進出を懸けた一戦。

▽3日前に行われたドルトムントとのレヴィア・ダービーを2-0と快勝したシャルケは、ドルトムント戦のスタメンからコノプリャンカに代えてピアツァのみを変更した。
▽一方、レバークーゼン戦を1-4と惨敗したフランクフルトは、長谷部が3バックの中央で先発となった。

▽試合は長谷部とマスカレルを軸にボールを動かすフランクフルトが後方でポゼッションする慎重な入りとなった。
▽自陣に引いてカウンターを狙うシャルケは13分、FKからケフラーがヘディングシュートで狙うも、叩きつけ過ぎて枠の上に外れる。

▽引き続きリスクを嫌う慎重な試合展開が続く中32分、再びシャルケに決定機。カリジウリのミドルシュートがDFにディフレクトしてゴールに向かったが、わずかに枠の左に外れた。さらに直後の左CKからブルクシュタラーのヘディングシュートが枠を捉えたが、GKフラデツキーのファインセーブに阻まれる。

▽チャンスを作れないフランクフルトは42分、負傷したK・ボアテングに代えてガシノビッチを投入し、後半へ折り返した。

▽互いに攻め手を欠く中、52分にまずはシャルケが動く。存在感のなかったピアツァに代えてコノプリャンカを投入した。

▽すると67分、シャルケに決定機。カリジウリのドリブル突破からボックス内のブルクシュタラーがシュート。しかし、GKフラデツキーのファインセーブに阻まれる。直後にもコノプリャンカがGKを強襲するシュートを浴びせたシャルケだったが、先制したのはフランクフルト。

▽75分、左CKからニアサイドのヨビッチが巧みなヒールシュートでゴール右に流し込んだ。逃げ切りたいフランクフルトだったが80分、3分前に投入されていたジェルソン・フェルナンデスがゴレツカの足首にスパイクしてVARの末に一発退場となった。

▽数的優位となったシャルケが終盤にかけて押し込み続ける中、追加タイム3分にCKの流れからディ・サントがネットを揺らすも、オフェンスファウルを取られてフランクフルトが逃げ切り。2年連続決勝に進出し、バイエルンとタイトルを懸けて戦うこととなった。

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