“悪童”バートンが来季から英3部フリートウッド・タウンの新監督に就任! 賭博処分明けの6月2日から監督キャリアをスタート

2018.04.19 00:30 Thu
Getty Images
▽フットボール・リーグ1(イングランド3部)に所属するフリートウッド・タウンは18日、元イングランド代表MFジョーイ・バートン(35)が2018年6月2日から新監督に就任することを発表した。契約期間は2021年までの3年となる。

▽これまでマンチェスター・シティやニューカッスル、QPR、マルセイユ、バーンリーで活躍してきたバートンは、そのキャリアを通じて幾度となく暴力事件などの騒動を起こしてきた“悪童”として知られる。

▽2016-17シーズン限りでバーンリーを退団した同選手は、2006年3月26日から2016年5月13日までの間、イングランドサッカー協会(FA)の規則で禁止されている賭博に関与し、1260回にわたってベッティングを行っていた容疑で、現在13カ月間のサッカー活動禁止処分を科されている。
▽しかし、その“悪童”のこれまでの経歴を高く評価するフリートウッド・タウンは、同選手の処分が明ける2018年6月2日から新監督に任命することを決断した。

▽バートンはヘッドコーチ就任に際して、クラブ公式サイトで以下のようなコメントを残している。
「フリートウッド・タウンでの新たな挑戦とプロジェクトへの参加にとても興奮しているよ」

「以前から長い間、このクラブを知っていたし、俺と会長はすでに旧知の仲だ」

「自分にとって初めてとなるマネジメントの仕事を行うことは大きな決断だった。ただ、このチャンスを前向きに捉えて喜んでやりたい。俺は大きな野心を持ってこのクラブに参加するし、仕事が始まる6月2日を楽しみにしているよ」

▽一方、バートンという劇薬を投入することを選んだアンディ・ピリー会長は“悪童”招へいの理由に関して以下のように説明している。

「フリートウッド・タウンにとって彼の任命は非常に大きな決断だったが、私は興奮しているよ」

「ジョーイにはプレーヤーとしての豊富な経験だけでなく、新世代のコーチの中で最高の指導者になるポテンシャルを持っていると思う。彼のことは以前からよく知っているし、彼がマネジメントの領域にステップアップする準備ができていると確信している。そして、今後大きな成功を掴むはずだ」

▽バートンが新監督に就任するフリートウッド・タウンは今季ここまでのリーグ1で24チーム中14位に位置しており、すでに残留を決めている。

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