ナポリが終盤の2ゴールで劇的逆転勝利! ユーベとの4ポイント差をキープ《セリエA》

2018.04.09 00:19 Mon
Getty Images
ナポリは8日、セリエA第31節でキエーボをホームに迎え、2-1で逆転勝利した。

▽前節サッスオーロ戦を1-1と引き分けて、首位ユベントスとのポイント差が再び4に広がってしまった2位ナポリ(勝ち点74)は、アルビオルとジョルジーニョを出場停止で欠く中、A・ディアワラとトネッリがスタメンとなった。

▽14位キエーボ(勝ち点29)に対し、グラウンダーのパスを駆使して攻め込むナポリが流れを引き寄せると、16分に決定機。左サイドからのインシーニェのクロスにファーサイドのカジェホンがボレー。しかし、枠の上に外れた。
▽その後もインシーニェとハムシクの左サイドを起点に攻め立てたナポリだったが、水際で身体を張るキエーボを崩しきることができない状況が続く。

▽そんな中、34分にボックス左からハムシクがシュートに持ち込めば、37分にはボックス左で仕掛けたインシーニェが際どいシュートを浴びせていったが、ゴールを割れずに前半を終えた。
▽後半開始2分、インシーニェが決定的なシュートを浴びせたナポリは、49分にPKを獲得する。メルテンスがカジェホンとのワンツーでボックス内に進入したところでデパオリに倒された。しかし、キッカーのメルテンスがゴール左を狙ったシュートはGKソレンティーノに完璧に読まれて止められてしまった。

▽絶好の先制機を逸したナポリは、引き続き堅守キエーボを攻めあぐねると、64分にハムシクに代えてミリクを2トップの一角に投入。すると70分、インシーニェのフィードに抜け出したミリクがボックス内からシュート。しかし、GKソレンティーノの好守に阻まれてしまった。

▽好機をモノにできないナポリは74分、ワンチャンスを生かされて失点する。クリバリの自陣でのミスパスから最後はステピンスキにシュートを決められてしまった。

▽まさかの失点を喫したナポリはCKからトネッリの強烈なヘディングシュートでゴールに迫るも、ここもGKソレンティーノのファインセーブに阻止されてしまう。

▽終盤にかけて猛攻を仕掛けるナポリは89分、インシーニェのフィードに反応したミリクがゴールエリア右に走り込んでヘディング。シュートが枠の左に決まって土壇場で同点に追いついた。

▽引き分けでも逆転スクデットに向けて厳しい状況のナポリだったが、試合終了間際の追加タイム3分にドラマが待っていた。右CKの流れからボックス中央のA・ディアワラのもとにルーズボールがこぼれると、A・ディアワラは正確なコントロールシュートをゴール右に流し込んでナポリが劇的逆転勝利。ユベントスとのポイント差4を辛くもキープした。

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