途中出場の南野がゴールもラツィオが4発勝利で先勝《EL》

2018.04.06 06:13 Fri
Getty Images
▽ヨーロッパリーグ準々決勝1stレグ、ラツィオvsザルツブルクが5日に行われ、4-2でラツィオが勝利した。ザルツブルクのFW南野拓実は70分から出場している。

▽ディナモ・キエフとのラウンド16を2戦合計4-2で競り勝ったラツィオは、国内リーグでは3戦未勝利と調子を崩していたものの、直近のベネヴェント戦で6-2の大勝を飾り、悪い流れを払拭。そのラツィオは現状のベストメンバーを送り込んだ。

▽一方、優勝候補ドルトムントとのラウンド16を2戦合計2-1と制し、オーストリア勢として初めて準々決勝の舞台に到達した。国内リーグでも直近のリーグ戦を2連勝しており、昨年8月末からの公式戦無敗記録(35試合)を更新し続けている。そのザルツブルクは南野をベンチスタートとした。
▽試合は開始8分、ラツィオが先制する。インモービレのパスを受けたバスタがボックス右に侵入。グラウンダーのクロスを送り、ファーサイドのルリッチが蹴り込んだ。

▽先制して自陣に引いたラツィオに対し、ザルツブルクは28分にPKを獲得する。サマセッコウがボックス内でバスタに倒された。これをベリシャが決めて、ザルツブルクが試合を振り出しに戻した。
▽アウェイゴールを許したことを受けて前がかったラツィオが反撃に転じると、前半終盤の44分にチャンス。ルリッチのボックス左からのクロスにファーサイドのミリンコビッチ=サビッチがヘディングシュート。しかし、枠を捉えきれず、前半を1点ビハインドで終えた。

▽迎えた後半開始4分、ラツィオが勝ち越す。ルリッチのパスでボックス右のスペースを突いたルイス・アルベルトがグラウンダーのクロスを入れ、パローロが巧みなヒールシュートで流し込んだ。

▽65分にL・アルベルトに代えてフェリペ・アンデルソンを投入し、追加点を狙ったラツィオだったが、ザルツブルクが2つ目のアウェイゴールを手にする。71分、1分前に投入されていた南野がダブールとのパス交換からボックス右に侵入してシュートを流し込んだ。

▽しかし74分、フェリペ・アンデルソンが魅せる。ドリブルで中央突破を図った背番号10はスピードでDF3人を剥がしてボックス中央に侵入。確実にシュートを決めた。さらに76分、ショートカウンターから4点目を奪う。ルーカス・レイバのボール奪取から最後はインモービレがシュートを蹴り込んだ。

▽このまま4-2でラツィオが勝利。来週行われる2ndレグに向けてアドバンテージを得ている。

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