【セリエA第31節プレビュー】3位ローマが5連勝中のヴィオラと対戦
2018.04.06 18:00 Fri
▽前節は首位ユベントスがミランとのビッグマッチを3-1で制して首位を堅守。一方で2位ナポリがサッスオーロに引き分け、再び両軍の勝ち点差は4に広がった。チャンピオンズリーグ(CL)出場権争いでは3位ローマ(勝ち点60)がボローニャに引き分けた一方、4位インテル(勝ち点59)と5位ラツィオ(勝ち点57)が勝利し、ローマとの勝ち点差を縮めている。そして、水曜日に行われた延期試合のミラノ・ダービーはゴールレスドローに終わり、勝ち点1を分け合った。迎える第30節はローマvsフィオレンティーナの好カードが組まれている。
▽前節ボローニャ戦をゼコらを温存したこともあって1-1の引き分けに終わり、連勝が3でストップした3位ローマは、水曜日に行われたCLバルセロナ戦を1-4と完敗。ベスト8敗退が濃厚となった中、後続とのポイント差を縮められ、熾烈なCL出場権争いを展開しているセリエAに切り替えられるか。
▽一方、アストーリ急逝後5連勝と絶好調の7位フィオレンティーナ(勝ち点47)は、ヨーロッパリーグ出場権争いに食い込んできた。7位でもEL出場権を得られる可能性が高い中、ローマをも撃破となるか。
▽ミラン戦を3-1と競り勝って首位を堅守したユベントス(勝ち点78)は、最下位ベネヴェント(勝ち点13)とのアウェイ戦に臨む。セリエAでは7連覇に邁進しているものの、火曜日に行われたCLレアル・マドリー戦をホームで0-3と完敗し、昨季決勝のリベンジを果たせなかった。同じ相手に完敗の内容を突き付けられたことでショックが大きい中、気持ちを切り替えて勝利することはできるか。
▽前節サッスオーロ戦を1-1と引き分けてしまった2位ナポリ(勝ち点74)は、14位キエーボ(勝ち点29)とのホーム戦に臨む。アルビオルとジョルジーニョを出場停止で欠くものの、ユベントスを追走するためには勝ち点3が必須となる。
▽最下位ベネヴェントに終わってみれば6発圧勝した5位ラツィオは、13位ウディネーゼ(勝ち点33)とのアウェイ戦に臨む。木曜日にELザルツブルク戦を戦った疲労は気になるところだが、EL出場権争いから脱落し、残留争いにも巻き込まれていないモチベーションに欠ける相手を確実に下し、インテルを追走したい。
▽最後にダービーを引き分けてCL出場権争いに加わることが困難となってきた6位ミランは、ガットゥーゾ監督と契約延長に至った中、14位サッスオーロ(勝ち点29)とのホーム戦で3試合ぶりの勝利を目指す。
◆セリエA第31節
▽4/7(土)
《22:00》
ベネヴェント vs ユベントス
《25:00》
ローマ vs フィオレンティーナ
SPAL vs アタランタ
《27:45》
サンプドリア vs ジェノア
▽4/8(日)
《19:30》
トリノ vs インテル
《22:00》
ウディネーゼ vs ラツィオ
ナポリ vs キエーボ
ヴェローナ vs カリアリ
クロトーネ vs ボローニャ
《27:45》
ミラン vs サッスオーロ
▽前節ボローニャ戦をゼコらを温存したこともあって1-1の引き分けに終わり、連勝が3でストップした3位ローマは、水曜日に行われたCLバルセロナ戦を1-4と完敗。ベスト8敗退が濃厚となった中、後続とのポイント差を縮められ、熾烈なCL出場権争いを展開しているセリエAに切り替えられるか。
▽一方、アストーリ急逝後5連勝と絶好調の7位フィオレンティーナ(勝ち点47)は、ヨーロッパリーグ出場権争いに食い込んできた。7位でもEL出場権を得られる可能性が高い中、ローマをも撃破となるか。
▽前節サッスオーロ戦を1-1と引き分けてしまった2位ナポリ(勝ち点74)は、14位キエーボ(勝ち点29)とのホーム戦に臨む。アルビオルとジョルジーニョを出場停止で欠くものの、ユベントスを追走するためには勝ち点3が必須となる。
▽イカルディの開始37秒弾などでヴェローナに快勝した4位インテルは、水曜日に行われたミラノ・ダービーを優勢に運んだ中、引き分けた。ミランとの8ポイント差を維持し、ライバルのCL出場権争いを阻んだ格好のインテルは、10位トリノ(勝ち点42)とのアウェイ戦に臨む。ダービーでは決定機を逸したが、ここ2試合4ゴールと復調しているトリノ相手に、イカルディが再び爆発するかに注目だ。
▽最下位ベネヴェントに終わってみれば6発圧勝した5位ラツィオは、13位ウディネーゼ(勝ち点33)とのアウェイ戦に臨む。木曜日にELザルツブルク戦を戦った疲労は気になるところだが、EL出場権争いから脱落し、残留争いにも巻き込まれていないモチベーションに欠ける相手を確実に下し、インテルを追走したい。
▽最後にダービーを引き分けてCL出場権争いに加わることが困難となってきた6位ミランは、ガットゥーゾ監督と契約延長に至った中、14位サッスオーロ(勝ち点29)とのホーム戦で3試合ぶりの勝利を目指す。
◆セリエA第31節
▽4/7(土)
《22:00》
ベネヴェント vs ユベントス
《25:00》
ローマ vs フィオレンティーナ
SPAL vs アタランタ
《27:45》
サンプドリア vs ジェノア
▽4/8(日)
《19:30》
トリノ vs インテル
《22:00》
ウディネーゼ vs ラツィオ
ナポリ vs キエーボ
ヴェローナ vs カリアリ
クロトーネ vs ボローニャ
《27:45》
ミラン vs サッスオーロ
ローマの関連記事
セリエAの関連記事
|
ローマの人気記事ランキング
1
エル・シャーラウィのドッピエッタも空砲に…ホームで惨敗ローマのユリッチ体制終焉へ【セリエA】
セリエA第12節、ローマvsボローニャが10日にスタディオ・オリンピコで行われ、アウェイのボローニャが2-3で勝利した。 前節、エラス・ヴェローナ相手に土壇場の失点を喫し2-3の敗戦を喫した12位のローマ。続くヨーロッパリーグ(EL)でもユニオン・サン=ジロワーズ相手に逃げ切り失敗の1-1のドロー。公式戦2戦未勝利の苦境で9位のボローニャとのホームゲームに臨んだ。 ディバラなど主力との確執も報じられ、結果に関係なくインターナショナルマッチウィーク期間の解任の可能性も報じられるユリッチ監督は、いずれにしても勝ち点3必須のホームゲームで先発4人を変更。ル・フェ、バルダンツィ、ペッレグリーニ、ショムロドフに代えてエンディカ、ドフビク、スーレ、ピジッリが起用された。 立ち上がりから主導権が争いが繰り広げられ、序盤はシュートを打ち合う展開となったが、ボールの失い方の悪さとマンツーマン守備が嵌らないローマに対して、ボローニャがより効果的にフィニッシュのシーンを作り出す。 20分には右サイドを突破したオルソリーニがボックス内に持ち込んで放ったシュートに詰めたエンドイエがポストに強く体を打ち付けて負傷交代するアクシデントに見舞われ、カールションの投入を余儀なくされる。だが、直後の25分には右CKの流れから生まれたゴール前の混戦を制したカストロのゴールで先制に成功した。 悪い流れで耐え切れずにビハインドを負ったローマも30分にビッグチャンス。左サイドのスペースへ飛び出したマヌ・コネがボックス内に持ち込んでグラウンダーのマイナスクロスを供給。これを中央に走り込んだスーレが左足で巻き込むシュートでゴールに迫るが、これは惜しくもクロスバーを叩いた。 この決定機をきっかけに押し込む形に持ち込んだホームチームは、エル・シャーラウィとアンヘリーニョの左サイドから積極的にクロスを供給していくが、最後の精度や連携の質を欠いて追いつくことはできなかった。 後半もなかなかリズムを掴めないローマはスーレ、ピジッリ、チェリクを下げてショムロドフ、バルダンツィ、ダールを続けて投入。すると、63分には右サイドの深い位置まで侵攻したマンチーニのクロスがディフレクトしてゴール前に流れたところをエル・シャーラウィがヘディングシュート。GKスコルプスキの手をはじいたボールがゴール左隅に決まった。 これでスタジアムの空気がようやく温まるが、直後の66分にはカストロの絶妙なサイドチェンジで右サイドのスペースへ抜けだしたオルソリーニがボックス内に持ち込んで放った左足のカットインシュートがDFアンヘリーニョにディフレクト。これがゴール左隅に決まってボローニャがすぐさま勝ち越しに成功する。 その後、途中出場ダリンガがゴールネットを揺らした場面はハンドの判定で取り消しとなるが、77分にはミランダの斜めのパスで左のポケットを取ったカールションのシュートがGKスヴィラルの脇下を抜けてアウェイチームがこの試合初めてリードを2点に広げた。 これえ敗色濃厚となったジャッロロッシだったが、82分には左サイドをからの崩しでショムロドフからボックス左でラストパスを受けたエル・シャーラウィが強烈な右足シュートをゴール左上隅に突き刺し、勝ち点に望みを繋ぐドッピエッタとした。 その後、リスクを冒して同点ゴールを目指したローマだったが、したたかに時計を進めるボローニャのゲームクローズに苦戦を強いられ、追いつくことができぬままタイムアップを迎えた。 この結果、今季2度目のリーグ連敗を喫したローマは激しいブーイングの中でユリッチ体制終焉を迎える形となり、インターナショナルマッチウィーク期間中に指揮官の解任とともにロベルト・マンチーニらが候補に挙がる後任を決める運びとなる見込みだ。 ローマ 2-3 ボローニャ 【ローマ】 ステファン・エル・シャーラウィ(後18、後37) 【ボローニャ】 サンティアゴ・カストロ(前25) リッカルド・オルソリーニ(後21) イェスパー・カールション(後32) 2024.11.11 01:17 Mon2
W杯初出場へ視界良好のウズベキスタン…激動のローマで奮闘するエースがアジア王者撃破を誓う「敵地だが、必ずや勝つ」
ウズベキスタン代表のキャプテン、FWエルドル・ショムロドフがカタール代表戦へ意気込んだ。『Novosti Uzbekistana』が伝える。 2026年北中米W杯アジア最終予選A組で現在2位のウズベキスタン。3勝1分け0敗、首位イランと勝ち点で並び、史上初の本大会出場へ手堅いサッカーで好位置につけている。 15日は第5節でカタールとのアウェイゲームを戦い、19日には第6節で北朝鮮との第三国ゲーム。もしこの2試合で勝ち点「6」なら、イランとのリターンマッチを残して大きな前進だ。 チーム唯一の欧州5大リーグ組にして、激動のローマで奮闘するエースストライカー、ショムロドフ29歳は「カタール戦の戦果」が今予選で最も大事な要素のひとつになるだろうと語る。 「全選手がカタール戦へ準備できているよ。(主力MF)オストン・ウルノフがケガしてしまったことは残念だけど、彼以外の“全て”が揃っている。今回の目標は『カタールを遠ざけること』。敵地だが、必ずや勝つ」 「僕らが見据えるのは、初めてのW杯。良い機会に恵まれていると感謝すべきだし、神のご意志があれば、僕らがカタールに勝つ。そしてW杯への扉に手をかけることとなる。繰り返す…今回目指すのは『勝ち点3』だけだ」 ウズベキスタンは、前回10月を健康状態悪化で休養していたスレチコ・カタネッツ監督が復帰。選手からの信頼が厚いスロベニア人指揮官は、すでにチーム一行とドーハで合流し、もちろん来たるカタール戦でも指揮を執る。 なお、ウズベキスタンはアジア杯2023準々決勝でカタールと対戦し、1-1からPK戦の末に敗戦。それでも通算対戦成績は「9勝1分け4敗」と勝ち越し、近年の相性も決して悪くない。 ◆最終予選A組 1位 イラン | 勝ち点10 | +5 2位 ウズベキスタン | 勝ち点10 | +3 —本大会切符--- 3位 UAE | 勝ち点4 | ±0 4位 カタール | 勝ち点4 | -3 —アジアプレーオフ— 5位 キルギス | 勝ち点3 | -3 6位 北朝鮮 | 勝ち点2 | -2 2024.11.13 15:30 Wed3
今夏にリバプール加入もコンディション整わずのキエーザ…1月にイタリア復帰の可能性も?
リバプールのイタリア代表FWフェデリコ・キエーザ(27)に、早くも移籍の可能性があるようだ。 これまでフィオレンティーナやユベントスで活躍してきたキエーザだが、今夏にユベントスから構想外の扱いに。多くの移籍先候補が浮上する中で、最終的にリバプールへの完全移籍が発表された。 しかし、ユベントスでプレシーズンに参加できなかった影響もあり、まったくコンディションが整っていなかったキエーザはリバプールでほぼ試合に出られず。ここまで公式戦3試合の出場、プレミアリーグでは18分、チャンピオンズリーグ(CL)では1分の出番に留まっている。 現在は負傷もあって戦列を離れているキエーザだが、ここまでの扱いもあって早くも去就は不透明に。イタリア『カルチョメルカート』によると、リバプールはこのままキエーザのコンディションが整わないようなら、来年1月の移籍市場でローマかミランにレンタルさせる可能性もあるようだ。 特にローマは今夏もキエーザ獲得を狙い続けてきた経緯があり、現在も動向はチェックしている模様。ただし、クラブはすでにダニエレ・デ・ロッシ監督とイバン・ユリッチ監督を続けざまに解任して後任選定中なこともあり、新たな指揮官がどのようなプランを持っているかにも左右されるという。 リバプールはアルネ・スロット監督の下でチームが順調なこともあり、1月に戦力を減らすことは基本的に消極的。とはいえ、この先もキエーザが戦力にならない状態が続く場合は再考の可能性があり、今後も動きは注目されることになりそうだ。 2024.11.13 10:55 Wed4
苦境のローマとともにくすぶり続けてきたフンメルスにようやくチャンス到来か…指揮官交代で前向きに
苦境のローマとともにくすぶり続けてきたドイツ代表DFマッツ・フンメルスだが、ようやくのチャンス到来へモチベーションを高めているようだ。 昨シーズン限りでドルトムントを退団したフンメルスは、9月初旬にローマへフリートランスファーで加入。開幕時点でチームを指揮していたダニエレ・デ・ロッシ監督の熱心なラブコールが加入決断の決定打となっていたが、その指揮官は自身がコンディション調整の時期に解任された。 その後、徐々にコンディションを上げてきたベテランDFだったが、先日に解任されたイバン・ユリッチ前監督の下では構想外に。マンツーマン守備を志向する新指揮官は3バックにスピードを求めており、“戦術的な判断”を理由にベンチを温める日々が続き、デビュー戦にして唯一の出場となったフィオレンティーナ戦では数的不利で投入された直後にオウンゴールで失点に関与する屈辱も味わった。 そのため、今冬の移籍市場での退団が決定的と見られていたが、ここにきてユリッチ監督の解任によって状況が好転している。 イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』によれば、ボローニャ戦の敗戦後に解任を伝えられたユリッチ監督から冷遇に対する謝罪を受けたとされるフンメルスは、直近に「この72時間の自分」とのキャプションとともにスマートフォンを微妙な表情で見つめる自身の写真を投稿。 この投稿に関してはユリッチ前監督の解任、クラウディオ・ラニエリ氏の新監督就任報道を巡る状況を注視し、新たな変化を歓迎する気持ちの移り変わりを示唆したものだとみられる。 ベテランの扱いにも長けたラニエリ氏の下で3バックを採用する場合は新たなディフェンスリーダーとなれる可能性は高く、4バック採用でも過密日程のなかで着実に出場機会が見込める状況であり、百戦錬磨のセンターバックがようやく新天地で本領発揮の予感だ。 2024.11.14 21:10 Thu5