今日の誕生日は誰だ! 4月2日は美しい得点の代名詞となった“20世紀の得点王”

2018.04.02 07:00 Mon
Getty Images
◆フェレンツ・プシュカシュ
【Profile】
国籍:ハンガリー/スペイン
誕生日:1927/4/2
クラブ:レアル・マドリーなど
ポジション:FW
身長:172㎝

▽『今日の誕生日は誰だ!』本日、4月2日は元ハンガリー代表でレアル・マドリーのレジェンドである“世紀のスコアラー”フェレンツ・プシュカシュ氏だ。

▽4歳でサッカーを始めたレフティのプシュカシュ氏は、9歳の時に年齢・氏名を偽り、12歳を下限年齢に定めていた母国ハンガリーのキシュペシュトACのスクールに入団。傑出した才能を示して16歳で同クラブのトップチームデビューを飾った後、1949年から1956年までの8年間所属したホンヴェードでは349試合358ゴールという途方もない数字を記録した。
▽1956年に母国の動乱に巻き込まれてプシュカシュ氏は一時プロのサッカー界から離れるが、1958年に当時マドリーの会長を務めていたサンティアゴ・ベルナベウ氏の誘いを受けて同クラブに入団する。すると、当時エースだったアルフレッド・ディ・ステファノ氏とは好連係を披露し、デビュー戦では2人揃ってハットトリックを達成。以来、プシュカシュ氏は1967年の引退までに3回のチャンピオンズカップ優勝を含む計10度のタイトル獲得に貢献し、マドリーでの成績は528試合512ゴールにまで上った。

▽“マジック・マジャール”とも呼ばれ、当時最強を誇ったハンガリー代表でも85試合84ゴールをマークしたプシュカシュ氏。印象的な得点が多かったそうで、FIFA管轄の大会で最も美しいゴールを記録した選手に与えられる『FIFAプシュカシュ賞』にも、同氏の名前が冠されている。右足をほとんど使わずにゴールを奪う姿は、ディ・ステファノ氏をして「左足で私が手で扱う以上に自在にボールを操る」と言わしめた。
▽国際サッカー歴史統計連盟(IFFHS)によって「20世紀の得点王」に選定されたプシュカシュ氏は、晩年にアルツハイマー病を患い、2006年11月17日に息を引き取った。しかし、現代の選手が『プシュカシュ賞』の名に恥じない美しいゴールを決めている限り、その生涯は喝采を浴び続けるだろう。

※誕生日が同じ主な著名人
ミラレム・ピャニッチ(サッカー選手/ユベントス)
イブラヒム・アフェライ(サッカー選手/ストーク・シティ)
ミゲル・アンヘル・モジャ(サッカー選手/レアル・ソシエダ)
マルコ・アメリア(サッカー選手/無所属)
エドワード・ポール・シェリンガム (元サッカー選手)
グラフィッチ(元サッカー選手)
藤本康太(サッカー選手/セレッソ大阪)
野田樹(サッカー選手/ヴィッセル神戸)
石井快征(サッカー選手/サガン鳥栖)
マーク・クルーン(元野球選手)
高橋尚成(元野球選手)
ジェシー・カーマイケル(キーボーディスト/Maroon 5)
サシャ・ゲルストナー(ギタリスト/Halloween)
忌野清志郎(歌手)
Zeebra(ヒップホップMC)
竹山隆範(お笑い芸人/カンニング)
坂本ちゃん(お笑い芸人)
桜井日奈子(タレント)

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2001年から続いたレアル・マドリーの“ジダン王朝”、三男テオがカスティージャ退団でとうとう終焉へ

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