ベイルのハットなどで中国に6発圧勝のウェールズがギグス新監督の初陣飾る! ウルグアイvsチェコの勝者との決勝へ《チャイナカップ2018》
2018.03.22 22:30 Thu
▽チャイナカップ2018準決勝、中国代表vsウェールズ代表が22日に行われ、6-0で快勝したウェールズが決勝進出を決めた。
▽昨年に創設された『ワンダ・スポーツ・ホールディングス』が主催する国際トーナメントであるチャイナカップ。今大会は開催国の中国と招待国のウェールズ、ウルグアイ代表、チェコ代表の合計4チームで争われる。準決勝では中国vsウェールズ、ウルグアイvsチェコのカードが組まれており、双方の勝者が決勝、敗者が3位決定戦に進む。
▽そのチャイナカップ2018初戦となったこの試合では名将マルチェロ・リッピ率いる開催国と、ロシア・ワールドカップ予選敗退後にライアン・ギグス新監督を招へいしたウェールズが激突。ギグス新監督の初陣としても注目が集まるこの一戦に向けては招集外のラムジーを除き、エースのベイルやベン・デイビス、ジョー・アレン、アンディ・キングなどこれまでの主力が起用された。また、キャプテンは引き続きアシュリー・ウィリアムズが務めた。
▽試合は開始早々に動く。2分、ロングボールをハーフウェイライン付近のボークスが頭で相手ハイラインの裏へ流すと、これに抜け出したベイルがDFに寄せられ体勢を崩しながらもボックス中央から左足のシュートで決めた。
▽エースのゴールで早々にリードを手にしたウェールズは反撃に出た中国の攻撃を危なげなく撥ね返していく。逆に、ベイルのスピードとボークスの高さと強さをシンプルに使うカウンターで相手守備を引っくり返していく。すると21分、高い位置で相手のバックパスをカットしたボークスがすかさずスルーパスを送ると、これに抜け出したベイルが冷静にGKとの一対一を制した。
▽迎えた後半、中国がハーフタイム明けに5選手を入れ替えて攻勢に出るも、守備時に5バックとなるウェールズの守備を前になかなか決定機を作り出せない。すると、後半もウェールズの攻撃陣が爆発する。
▽まずは58分、バイタルエリア中央でボールを持ったウィルソンが最終ラインと駆け引きしたボークスへラストパスを通すと、ボークスが冷静にGKとの一対一を制してこの試合自身2点目とした。続く62分にはジョー・アレンの浮き球パスに反応したベイルが完璧に最終ラインの裏を取り、この試合3本目の左足シュートでハットトリックを達成した。
▽その後、殊勲のベイルやボークスといった主力を次々に下げて代表デビューのメファムやウッドバーンなど若手選手を投入し、試合を締めに入るウェールズはこのまま6-0で圧勝。ベイルのハットトリックの活躍などでギグス新監督の初陣を白星で飾った。
▽なお、今回の勝利で決勝進出を決めたウェールズは23日に行われるウルグアイvsチェコの勝者と26日に対戦。一方、敗れた中国は26日に前述の敗者と3位決定戦を戦う。
▽昨年に創設された『ワンダ・スポーツ・ホールディングス』が主催する国際トーナメントであるチャイナカップ。今大会は開催国の中国と招待国のウェールズ、ウルグアイ代表、チェコ代表の合計4チームで争われる。準決勝では中国vsウェールズ、ウルグアイvsチェコのカードが組まれており、双方の勝者が決勝、敗者が3位決定戦に進む。
▽そのチャイナカップ2018初戦となったこの試合では名将マルチェロ・リッピ率いる開催国と、ロシア・ワールドカップ予選敗退後にライアン・ギグス新監督を招へいしたウェールズが激突。ギグス新監督の初陣としても注目が集まるこの一戦に向けては招集外のラムジーを除き、エースのベイルやベン・デイビス、ジョー・アレン、アンディ・キングなどこれまでの主力が起用された。また、キャプテンは引き続きアシュリー・ウィリアムズが務めた。
▽エースのゴールで早々にリードを手にしたウェールズは反撃に出た中国の攻撃を危なげなく撥ね返していく。逆に、ベイルのスピードとボークスの高さと強さをシンプルに使うカウンターで相手守備を引っくり返していく。すると21分、高い位置で相手のバックパスをカットしたボークスがすかさずスルーパスを送ると、これに抜け出したベイルが冷静にGKとの一対一を制した。
▽その後も畳みかけるウェールズは38分に右サイドでボールを持ったウィルソンからのクロスをボックス左に走り込んだキングが頭で折り返すと、中央でDFにうまく身体を入れたボークスの右足ワンタッチシュートが決まる。さらに前半終了間際にはボックス右でベイルからパスを受けたウィルソンが絶妙な左足のコントロールシュートをファーポストに突き刺し、前半を大量4点リードで終えた。
▽迎えた後半、中国がハーフタイム明けに5選手を入れ替えて攻勢に出るも、守備時に5バックとなるウェールズの守備を前になかなか決定機を作り出せない。すると、後半もウェールズの攻撃陣が爆発する。
▽まずは58分、バイタルエリア中央でボールを持ったウィルソンが最終ラインと駆け引きしたボークスへラストパスを通すと、ボークスが冷静にGKとの一対一を制してこの試合自身2点目とした。続く62分にはジョー・アレンの浮き球パスに反応したベイルが完璧に最終ラインの裏を取り、この試合3本目の左足シュートでハットトリックを達成した。
▽その後、殊勲のベイルやボークスといった主力を次々に下げて代表デビューのメファムやウッドバーンなど若手選手を投入し、試合を締めに入るウェールズはこのまま6-0で圧勝。ベイルのハットトリックの活躍などでギグス新監督の初陣を白星で飾った。
▽なお、今回の勝利で決勝進出を決めたウェールズは23日に行われるウルグアイvsチェコの勝者と26日に対戦。一方、敗れた中国は26日に前述の敗者と3位決定戦を戦う。
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