【J1ピックアッププレビュー】歴史に残る一戦…“ゼイワン”初ホームでの“バトル・オブ・九州”《長崎vs鳥栖》
2018.03.03 11:15 Sat
▽3日、明治安田生命J1リーグ第2節が開催。19時からトランスコスモススタジアムで行われるV・ファーレン長崎vsサガン鳥栖の“バトル・オブ・九州”に注目したい。
▽J1初昇格を果たした長崎にとっては、J1の舞台での初のホームゲームとなる一戦。相手は隣県である佐賀県の鳥栖だ。▽長崎、鳥栖に加え、アビスパ福岡、ギラヴァンツ北九州、ロアッソ熊本、大分トリニータ、鹿児島ユナイテッドFCと九州を本拠地とするクラブが多い中、両チームの対戦は初。その他にも、初物尽くしの一戦となる可能性がある。
◆“ゼイワン”での初ホームゲーム〜V・ファーレン長崎〜
▽長崎にとっては、J1昇格を決めた昨シーズンの明治安田生命J2リーグ第41節のカマタマーレ讃岐戦以来のホームゲーム。歓喜に包まれたトラスタが、J1で初お目見えとなる。
▽開幕戦は同じ昇格組の湘南ベルマーレが相手。先制され一度は追いつくも、勝ち越しを許し、“ゼイワン”初戦は黒星スタートとなった。
▽また、今節は初のホームゲーム、隣県の鳥栖が相手ということもあり、超満員になることが予想される。長崎サポーター、長崎県民の期待を背に、初勝利を狙う。
◆“フライデーナイト”の悔しさを胸に〜サガン鳥栖〜
▽対する鳥栖は、Jリーグ史上初の試みとなった平日金曜日開催のオープニングゲームを戦った。新シーズンの幕開けということもあり、多くの注目を集めたい一戦。早々に先制するも、終盤の失点で勝ち点1にとどまった。
▽マッシモ・フィッカデンティ監督がインフルエンザで指揮を執れないというエクスキューズはあったが、鳥栖が積み上げたものを見せるチャンスでもあった。最後の部分での失点は悔しかったに違いない。
▽隣県での開催ということもあり、ビジター自由席は完売。鳥栖サポーターが多数集まることを考えれば、熱い一戦になることは間違いない。先輩として、長崎に力の差を見せられるかに注目だ。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆V・ファーレン長崎[3-4-2-1]
DF:徳永悠平、髙杉亮太、田上大地
MF:飯尾竜太朗、前田悠佑、島田譲、翁長聖
MF:澤田崇、幸野志有人
FW:ファンマ
監督:高木琢也
▽初のJ1挑戦となった湘南戦とほぼ同じメンバーが先発のピッチに立つと予想。機能していた守備陣は変更せず、いじるとした攻撃面か。昨シーズンの主力であった幸野志有人が先発すると予想する。
◆サガン鳥栖[4-3-2-1]
DF:小林祐三、チョン・スンヒョン、キム・ミンヒョク、吉田豊
MF:福田晃斗、高橋秀人、原川力
MF:河野広貴、小野裕二
FW:田川享介
監督:マッシモ・フィッカデンティ
▽鳥栖も前節からの大きな変更はないと予想。趙東建に変わって、河野広貴が先発すると予想する。開幕戦ゴールの田川は、再び1トップで起用されるだろう。
【注目選手】
◆MF前田悠佑(V・ファーレン長崎)
◆FW田川享介(サガン鳥栖)
◆新たな“バトル・オブ・九州”の幕開け
▽公式戦で初対決となる両チーム。今シーズン初白星を目指し、熱く激しい試合となるだろう。
▽長崎は、高木琢也監督の下で積み上げたサッカーがJ1を戦い続けるチーム相手にどこまで通用するか。ホームに集まる多くのファン・サポーターの前で見せることとなる。チームへの戦術浸透は問題なく、気がかりなの攻撃面。ファンマや澤田らを中心に、堅守の鳥栖をどう打ち破るかがカギとなる。声援の後押しも必要だろう。
▽対する鳥栖も、指揮官が復帰。長崎同様にチーム戦術は問題ない。開幕節では新加入の高橋秀人がアンカーの位置で高パフォーマンスを披露。福田、原川のインサイドハーフがより攻撃に力を掛けられそうだ。長崎のJ1昇格が「一番大事なニュース」と語ったフィッカデンティ監督。注目の集まる“サタデーナイト”で今季初白星を目指す。
PR
◆初対戦の“バトル・オブ・九州”▽J1初昇格を果たした長崎にとっては、J1の舞台での初のホームゲームとなる一戦。相手は隣県である佐賀県の鳥栖だ。▽長崎、鳥栖に加え、アビスパ福岡、ギラヴァンツ北九州、ロアッソ熊本、大分トリニータ、鹿児島ユナイテッドFCと九州を本拠地とするクラブが多い中、両チームの対戦は初。その他にも、初物尽くしの一戦となる可能性がある。
▽長崎にとっては、J1昇格を決めた昨シーズンの明治安田生命J2リーグ第41節のカマタマーレ讃岐戦以来のホームゲーム。歓喜に包まれたトラスタが、J1で初お目見えとなる。
▽開幕戦は同じ昇格組の湘南ベルマーレが相手。先制され一度は追いつくも、勝ち越しを許し、“ゼイワン”初戦は黒星スタートとなった。
▽それでも、守備面ではしっかりと戦えていた部分が多く、課題は攻撃面。J1に定着し、守備戦術が確立されている鳥栖相手にどのような攻撃を見せるかは気になるところだ。
▽また、今節は初のホームゲーム、隣県の鳥栖が相手ということもあり、超満員になることが予想される。長崎サポーター、長崎県民の期待を背に、初勝利を狙う。
◆“フライデーナイト”の悔しさを胸に〜サガン鳥栖〜
▽対する鳥栖は、Jリーグ史上初の試みとなった平日金曜日開催のオープニングゲームを戦った。新シーズンの幕開けということもあり、多くの注目を集めたい一戦。早々に先制するも、終盤の失点で勝ち点1にとどまった。
▽マッシモ・フィッカデンティ監督がインフルエンザで指揮を執れないというエクスキューズはあったが、鳥栖が積み上げたものを見せるチャンスでもあった。最後の部分での失点は悔しかったに違いない。
▽隣県での開催ということもあり、ビジター自由席は完売。鳥栖サポーターが多数集まることを考えれば、熱い一戦になることは間違いない。先輩として、長崎に力の差を見せられるかに注目だ。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆V・ファーレン長崎[3-4-2-1]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:増田卓也DF:徳永悠平、髙杉亮太、田上大地
MF:飯尾竜太朗、前田悠佑、島田譲、翁長聖
MF:澤田崇、幸野志有人
FW:ファンマ
監督:高木琢也
▽初のJ1挑戦となった湘南戦とほぼ同じメンバーが先発のピッチに立つと予想。機能していた守備陣は変更せず、いじるとした攻撃面か。昨シーズンの主力であった幸野志有人が先発すると予想する。
◆サガン鳥栖[4-3-2-1]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:権田修一DF:小林祐三、チョン・スンヒョン、キム・ミンヒョク、吉田豊
MF:福田晃斗、高橋秀人、原川力
MF:河野広貴、小野裕二
FW:田川享介
監督:マッシモ・フィッカデンティ
▽鳥栖も前節からの大きな変更はないと予想。趙東建に変わって、河野広貴が先発すると予想する。開幕戦ゴールの田川は、再び1トップで起用されるだろう。
【注目選手】
◆MF前田悠佑(V・ファーレン長崎)
(c) J.LEAGUE PHOTOS
▽J1初のホームゲーム、注目選手はMF前田悠佑だ。当時JFLに所属していた長崎に、2012年加入。チームのJ2昇格に貢献すると、J2でもチームを支えついにJ1の舞台に。開幕戦でも中盤でチームを支えた。J1昇格を決めた昨季の讃岐戦では決勝ゴールを記録。J1初ゴールでトラスタを沸かせることができるか。◆FW田川享介(サガン鳥栖)
(c) J.LEAGUE PHOTOS
▽鳥栖の注目選手は2018シーズンのオープニングゴールを決めた田川享介だ。出身は長崎県諫早市。試合の舞台であるトランスコスモススタジアムがあるのも諫早市。地元でのゴールが期待される。19歳の田川が開幕から2戦連発となれば、1994年の城彰二(当時ジェフユナイテッド市原)以来となる。激しいポジション争いで生き残るためにも、2戦連発で初白星に貢献なるか。◆新たな“バトル・オブ・九州”の幕開け
▽公式戦で初対決となる両チーム。今シーズン初白星を目指し、熱く激しい試合となるだろう。
▽長崎は、高木琢也監督の下で積み上げたサッカーがJ1を戦い続けるチーム相手にどこまで通用するか。ホームに集まる多くのファン・サポーターの前で見せることとなる。チームへの戦術浸透は問題なく、気がかりなの攻撃面。ファンマや澤田らを中心に、堅守の鳥栖をどう打ち破るかがカギとなる。声援の後押しも必要だろう。
▽対する鳥栖も、指揮官が復帰。長崎同様にチーム戦術は問題ない。開幕節では新加入の高橋秀人がアンカーの位置で高パフォーマンスを披露。福田、原川のインサイドハーフがより攻撃に力を掛けられそうだ。長崎のJ1昇格が「一番大事なニュース」と語ったフィッカデンティ監督。注目の集まる“サタデーナイト”で今季初白星を目指す。
PR
前田悠佑の関連記事
V・ファーレン長崎の関連記事
J1の関連記事
|
V・ファーレン長崎の人気記事ランキング
1
J1の椅子は残り1つ、4チームが争う昇格プレーオフの日程と放送が決定!
Jリーグは12日、2024 J1昇格プレーオフのキックオフ時間等が発表された。 10日に明治安田J2リーグの全日程が終了。清水エスパルスのJ2優勝が決定していた中、最終節では自動昇格の1枠とプレーオフの2枠が争われた。 最終節の結果、横浜FCが2位で自動昇格。V・ファーレン長崎が3位、最終節でジェフユナイテッド千葉に勝利したモンテディオ山形が4位、ファジアーノ岡山が5位、6位にベガルタ仙台が入った。 4チームで最後のJ1昇格1枠を争う戦い。岡山だけがJ1の経験がないクラブであり、残りの3チームはJ1復帰を目指す戦いとなる。 準決勝は長崎vs仙台、山形vs岡山でカードが決定している中、12月1日(日)に開催。長崎vs仙台は13時5分から、山形vs岡山は14時からそれぞれ長崎、山形のホームで開催される。 なお、試合は「DAZN」のほか、長崎vs仙台はNHK長崎とNHK仙台、山形vs岡山はNHK山形とNHK岡山で放送される。 <h3>◆J1昇格プレーオフ</h3> 【準決勝】 ▽12月1日(日) 《13:05》 V・ファーレン長崎(3位) vs ベガルタ仙台(6位) [PEACE STADIUM Connected by SoftBank] 《14:00》 モンテディオ山形(4位) vs ファジアーノ岡山(5位) [NDソフトスタジアム山形] 【決勝】 ▽12月7日(土) 《13:05》 リーグ上位 vs リーグ下位 [リーグ上位のホーム] 2024.11.12 23:30 Tue2
「ガンバの千両役者」FW宇佐美貴史が今季2度目のJ1月間MVPに選出! J2は長崎MFマテウス・ジェズス、J3は岐阜FW藤岡浩介が受賞
Jリーグは12日、10月度の「明治安田Jリーグ KONAMI 月間MVP」を発表した。 各月の明治安田Jリーグにおいて、最も活躍した選手を表彰する「明治Jリーグ KONAMI 月間MVP」。明治安田J1リーグはFW宇佐美貴史(ガンバ大阪)、明治安田J2リーグはMFマテウス・ジェズス(V・ファーレン長崎)、明治安田J3リーグはFW藤岡浩介(FC岐阜)が受賞した。宇佐美と藤岡は今季2度目、マテウス・ジェズスは今回が初受賞となる。 宇佐美は10月に出場した4試合で、2ゴール1アシストの活躍。北海道コンサドーレ札幌戦ではアディショナルタイムでの劇的な2ゴールによって、文字通りチームに勝利をもたらしていた。また、ラストパスやスルーパス、キープ成功率においても高い数字を誇っている。 選考委員会の総評と宇佐美のコメントは以下の通り。 ◆Jリーグ選考委員会による総評 足立修委員長 「年間を通して評価できる。G大阪は彼の活躍により復活してきた」 JFA技術委員 「札幌戦であげたゴールは、技術だけでなく、バックストーリーやサポーターの思いなどを背負って成り立っているのが印象的」 槙野智章委員 「残留がかかった札幌もすごくいいゲームをしていた中、最後のPKやドリブルからのゴールは劇的だった。『サッカー人生で初めて試合後寝られなかった』と言うほど興奮したプレーであり、そういったシチュエーションでゴールを決めた」 北條聡委員 「抜群のインパクトを放ったガンバの千両役者。逆転勝利へ導いた札幌戦の2発、名古屋戦の決勝アシストと絶対的エースにふさわしい活躍」 GAKU-MC特任委員 「チームの最多得点数となる99点目(J1、J2計)というメモリアルゴールをあげたことも評価のひとつ」 ◆FW宇佐美貴史(ガンバ大阪) 「月間MVPにも選出いただき、ありがとうございます。自分でいいのかなというところが率直にはあるのですが、札幌戦の印象が大きかったのかなと思います。大阪ダービーで負けて、どん底に突き落とされた中、次戦の札幌戦、何とかチームを立ち上がらせないといけないという強い思いが自分のところにチャンスを引き寄せてくれた一つの大きな要因だったのかなと思います。そこを決め切ったことでチームの状態も上向いたので、あの試合で勝つことができて良かったです」 「今、チームはいい状態、メンタル的に燃えているような状態だと思うので、それを絶やさないようにシーズン終わりまで走っていきたいですし、リーグは出来る限り上の順位で、また天皇杯のタイトルのチャンスもあるので、必ず、全員で獲れるように頑張っていきたいです」 マテウス・ジェズスは10月の3試合で4ゴール1アシストと大暴れ。PEACE STADIUM Connected by SoftBankでの記念すべき初ゴールも記録しており、昇格争いを続けるチームの原動力となった。 選考委員会の総評とマテウス・ジェズスのコメントは以下の通り。 ◆Jリーグ選考委員会による総評 足立修委員長 「波に乗っている印象。シーズンを通してしっかりプレーしてきたが、最後に向けてギアを上げてきた」 JFA技術委員 「シーズン通して安定して活躍していて、今月は印象的なゴールもあった」 佐藤寿人委員 「今シーズン良いプレーが多かった。アイデアがあり、驚きのあるプレーも多く、どの試合でも得点を奪うことができる」 寺嶋朋也委員 「シーズン通した素晴らしいパフォーマンスが長崎をけん引している。中盤からポジションを最前線に上げて持ち前の攻撃力を存分に発揮。圧倒的存在感を放った」 丸山桂里奈特任委員 「4ゴール1アシストで、今月のチームの10ゴールの半分に絡んだ。新スタジアムの初ゴールというメモリアルゴールも記録」 植松隼人特任委員 「得点嗅覚が高く、ディフェンス時のポジショニングが参考になる。得点だけではなくアシストもありチームへの貢献度が高い」 ◆MFマテウス・ジェズス(V・ファーレン長崎) 「この賞はみんなの力があってこその賞だと思いますし、自分ひとりでは獲ることができなかったと思います。そして、僕たちはJ1昇格を何としても成し遂げたいです。その目標達成にむけてプレーオフ2試合も頑張っていきたいと思います!」 藤岡は10月度の4試合で6ゴール1アシストの好成績を記録。パス成功率やゴール関与パスにおいても高い数字を誇っており、攻撃面で絶大な存在感を示していた。 選考委員会の総評と藤岡のコメントは以下の通り。 ◆Jリーグ選考委員会による総評 平畠啓史委員 「1試合2ゴールが3試合で、10月6ゴール。ゴールへの嗅覚。ポジショニング。仕留める時の冷静さ。相手のミスも見逃さず、相手ディフェンスにとって常に危険なプレーヤーあり続けた」 橋本英郎委員 「岐阜は元々能力があるチームであり、今年はその結果が出ている中で、自分自身にフォーカスが充てられている選手。得点にはいつも藤岡選手が絡んでいて、チームで一番活躍していると言っても過言ではない。チームも個人としても良い流れ」 丸山桂里奈特任委員 「6ゴール1アシストと大当たりだった。チームをプレーオフ圏内に引き上げるために更に活躍を期待。得点ランクも1位に」 ◆FW藤岡浩介(FC岐阜) 「今シーズン二度目の明治安田J3リーグ月間MVPに選んで頂きありがとうございます。チームが見せてきたパフォーマンスが評価されたからこそ頂ける賞なので、自分のプレーを最大限に生かしてくれるチームメイトに感謝しています。残りのシーズン、FC岐阜の為に全力で戦います!」 <span class="paragraph-title">【動画】月間MVPを受賞した宇佐美貴史らのプレーはこちらでチェック!</span> <span data-other-div="movie"></span> <iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/b-C5f4m_M9o?si=1p4nF9q-s_0_Iy1k" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe> 2024.11.12 16:50 Tue3
横浜FCが1年でJ1復帰! 意地のドローで2位死守、3位長崎はブラジル人コンビが各2得点の大勝もPOに回る【明治安田J2第38節】
10日、明治安田J2リーグの第38節が行われた。 J1自動昇格のラスト1枠を最終節まで争うことになった2位横浜FC(勝ち点75)と3位V・ファーレン長崎(勝ち点72)。横浜FCは引き分け以上なら自力での2位フィニッシュが決まり、長崎は勝利と横浜FCの敗戦が逆転の条件となる。 横浜FCは9位レノファ山口FC(勝ち点52)とアウェイで対戦。迎えたピンチをGK市川暉記のセーブで凌ぐと、カプリーニのシュートなどもありながら、ゴールレスで折り返す。 62分には左CKからのセカンドボールにカプリーニが反応するが、左足シュートは枠の左。一進一退の攻防が続き、引き分けての昇格が現実味を帯びていく。 72分には左サイドタッチライン際でFKを獲得。福森晃斗のクロスにユーリ・ララがニアで合わせたが、枠には飛ばせない。 最後までこじ開けられなかった横浜FCだが、山口にもゴールを許さずゴールレスドローで終了。直近3試合は足踏みが続いたが、1年でのJ1復帰を自力で掴んだ。 一方の長崎は17位愛媛FC(勝ち点40)とのホームゲーム。攻勢のなか、15分には高い位置でボール奪取。マテウス・ジェズスが左ポケットから対角にシュートを決め、貴重な先制点。しかし、34分には愛媛に攻め込まれ、尾崎優成のクロスからオウンゴールが生まれてしまう。 その後もピンチを迎えた長崎だったが、前半アディショナルタイムに勝ち越し。笠柳翼のカットインからマルコソウ・ギリェルメが右ポケットで収め、冷静にゴール右下に流し込んだ。 1点リードの50分にはマテウス・ジェズスのラストパスからマルコス・ギリェルメが2点目。72分には石浦大雅のゴールで再び詰め寄られるが、3分後にマテウス・ジェズスのスルーパスから松澤海斗。落ち着いて流し込み、すぐさま2点差に戻す。 86分にはカウンターからマテウス・ジェズスがGKまでかわし、チーム5点目。5-2で打ち合いを制したが、横浜FCのドローによりJ1昇格プレーオフに回ることとなった。 レノファ山口FC 0-0 横浜FC V・ファーレン長崎 5-2 愛媛FC 【長崎】 マテウス・ジェズス(前15、後41) マルコス・ギリェルメ(前45+1、後5) 松澤海斗(後30) 【愛媛】 OG(前34) 石浦大雅(後27) 2024.11.10 16:07 Sun4
J1昇格PO圏争い、勝利の岡山が進出決定! 千葉は連勝「5」でストップし3連勝の岡山&8連勝の山形にかわされる…残りは2枠【明治安田J2第37節】
3日、明治安田J2リーグの9試合が各地で行われた。 J1昇格プレーオフ出場権争いは残り3枠を4チームで争う形。4位ジェフユナイテッド千葉、5位ファジアーノ岡山、6位ベガルタ仙台が勝ち点「61」で並び、7位モンテディオ山形が勝ち点「60」で追いかける。 4位千葉は自動昇格に望みを繋ぎたい3位V・ファーレン長崎(勝ち点69)とのホームゲーム。4分にPKを与えてしまい、マルコス・ギリェルメに先制点を奪われるが、25分にはFKのクロスからエドゥアルドが頭で決め、同点で折り返す。 逆転ゴールを目指し、68分にはPKを得た千葉だったが、小森飛絢が失敗。84分には素早いリスタートからエジガル・ジュニオに押し込まれ、1-2で試合終了。千葉は最終節を前に連勝が「5」でストップした。 5位岡山は12位藤枝MYFC(勝ち点46)をホームに迎えての一戦。前半はゴールレスで折り返すも、67分にはカウンターから決定機を迎え、岩渕弘人がGKとの一対一をループで制す。 3分後には田部井涼が右CKから追加点。3点目にも迫りながら2-0で終えた岡山は、3連勝で千葉をかわして4位に浮上した。 また、7連勝中と猛烈な追い上げを見せる7位山形は、13位水戸ホーリーホック(勝ち点44)とアウェイ戦。先手を取ったのは山形で、デザインされた左CKから高江麗央が22分に決める。 1点リードで後半に入ると、58分に長澤シヴァタファリに同点ゴールを許すが、64分にはディサロ燦シルヴァーノがクロスにファーで合わせて再び勝ち越し。高橋潤哉の3点目もあった山形がクラブ新記録の8連勝を達成し、ついに昇格PO圏内の5位に浮上した。 その他、すでにJ1自動昇格を決めている首位清水エスパルス(勝ち点76)は、8位いわきFC(勝ち点51)に1-0で勝利。2位横浜FC(勝ち点74)がゴールレスドローで終えたため、J2優勝が決まった。 残り1節となった中、2位・横浜FCと3位・長崎のJ1自動昇格争いは最終節に持ち越されることに。また、最終節で5位の山雅と6位の千葉が直接対決となるため、4位・岡山の昇格プレーオフ行きが決定した。昇格プレーオフは5位・山形(勝ち点63)、6位・千葉(勝ち点61)、7位・仙台(勝ち点61)の3チームが2枠を争うこととなり、4日の仙台の結果次第で最終節の様相が変わってくる。 ◆明治安田J2第37節 ▽11月3日(日) ファジアーノ岡山 2-0 藤枝MYFC ジェフユナイテッド千葉 1-2 V・ファーレン長崎 横浜FC 0-0 栃木SC 清水エスパルス 1-0 いわきFC 徳島ヴォルティス 1-0 鹿児島ユナイテッドFC 大分トリニータ 2-1 ザスパ群馬 ヴァンフォーレ甲府 1-2 ブラウブリッツ秋田 水戸ホーリーホック 1-3 モンテディオ山形 愛媛FC 1-1 レノファ山口FC ▽11月4日(月) 《14:00》 ロアッソ熊本vsベガルタ仙台 2024.11.03 18:41 Sun5