守備崩壊のなでしこジャパン、欧州女子王者オランダに6発大敗…前回大会のリベンジならず黒星スタート《アルガルベカップ2018》
2018.03.01 02:40 Thu
▽なでしこジャパン(日本女子代表)は2月28日、ポルトガルのアルガルベで開催されているアルガルベカップ2018のグループC第1節でオランダ女子代表と対戦し、2-6で敗戦した。
▽前回大会の5位決定戦で苦杯を喫したユーロ女子王者のオランダとのリベンジマッチとなる初戦に臨むなでしこは、[4-4-2]の布陣を採用。GKに池田咲紀子、最終ラインは右から有吉佐織、三宅史織、市瀬菜々、鮫島彩。フラットに並べたMFは右から中島依美、阪口夢穂、隅田凛、長谷川唯と並べ、2トップには田中美南と櫨まどかが起用された。
▽試合は開始早々にスコアが動く。4分、ロングボールをボックス右深くで収めたベーレンスタインの折り返しをマルテンスがゴール左隅に流し込み、オランダが先制する。
▽反撃に出たいなでしこだが、再び試合を動かしたのはオランダ。8分、マルテンスのスルーパスに抜け出したベーレンスタインが、ゴールエリア左付近からダイレクトシュートをゴール右隅に流し込んだ。
▽リードを広げられたなでしこだが、徐々に連動したパスワークで果敢に敵陣へと迫ると19分に決定機。長谷川のスルーパスに抜け出した田中がボックス左からダイレクトシュートを狙ったが、このシュートはわずかにゴール左に逸れた。
▽前半のうちに1点でも返したいなでしこは38分、長谷川のスルーパスをボックス右から走り込んだ中島がダイレクトでゴール左隅に流し込み1点を返した。しかし、オランダも44分に左CKからファン・デル・グレースがヘディングを叩き込み、1-5で前半を終えた。
▽迎えた後半、なでしこは櫨、三宅、有吉を下げて横山、高木、清水を投入する3枚替えを敢行した。しかし、後半も先にスコアを動かしたのはオランダ。52分、右サイドを持ち上がったベーレンスタインのアーリークロスのこぼれ球をフルーネンがシュート。これは清水がブロックするも、こぼれ球をマルテンスがゴールに流し込んだ。
▽大量リードを許したなでしこの反撃は55分。左サイドでスローインを受けた横山のパスでゴールエリア左付近まで侵攻した隅田の折り返しを最後は中島がダイレクトで合わせたが、シュートは枠の上。さらに60分にも、左サイドをオーバーラップした鮫島の折り返しから田中がシュートを放ったが、これは相手GKの正面を突いた。
▽なでしこは71分、田中と中島を下げて岩渕と増矢を投入。すると82分、バイタルエリア右でボールを受けた岩渕がドリブルで仕掛けると、相手DF2枚をかわしゴールエリア右付近まで侵攻し、シュートをゴール左隅に突き刺した。
▽結局、試合はそのまま2-6で終了。大量失点を喫したなでしこは、前回大会のリベンジを果たすことができなかった。なお、なでしこは3月2日に行われるフルーネンC第2節でアイスランド女子代表と対戦する。
▽前回大会の5位決定戦で苦杯を喫したユーロ女子王者のオランダとのリベンジマッチとなる初戦に臨むなでしこは、[4-4-2]の布陣を採用。GKに池田咲紀子、最終ラインは右から有吉佐織、三宅史織、市瀬菜々、鮫島彩。フラットに並べたMFは右から中島依美、阪口夢穂、隅田凛、長谷川唯と並べ、2トップには田中美南と櫨まどかが起用された。
▽試合は開始早々にスコアが動く。4分、ロングボールをボックス右深くで収めたベーレンスタインの折り返しをマルテンスがゴール左隅に流し込み、オランダが先制する。
▽リードを広げられたなでしこだが、徐々に連動したパスワークで果敢に敵陣へと迫ると19分に決定機。長谷川のスルーパスに抜け出した田中がボックス左からダイレクトシュートを狙ったが、このシュートはわずかにゴール左に逸れた。
▽良い流れを掴みかけたなでしこだったが、31分に再び失点を喫する。左CKのクリアボールをペナルティアーク手前に走り込んだヴォルムがダイレクトシュート。ブロックに入った中島にディフレクトしたボールがゴール左に吸い込まれた。さらに35分には、GK池田のパスミスを奪ったファン・デ・サンデンにゴールネットを揺らされた。
▽前半のうちに1点でも返したいなでしこは38分、長谷川のスルーパスをボックス右から走り込んだ中島がダイレクトでゴール左隅に流し込み1点を返した。しかし、オランダも44分に左CKからファン・デル・グレースがヘディングを叩き込み、1-5で前半を終えた。
▽迎えた後半、なでしこは櫨、三宅、有吉を下げて横山、高木、清水を投入する3枚替えを敢行した。しかし、後半も先にスコアを動かしたのはオランダ。52分、右サイドを持ち上がったベーレンスタインのアーリークロスのこぼれ球をフルーネンがシュート。これは清水がブロックするも、こぼれ球をマルテンスがゴールに流し込んだ。
▽大量リードを許したなでしこの反撃は55分。左サイドでスローインを受けた横山のパスでゴールエリア左付近まで侵攻した隅田の折り返しを最後は中島がダイレクトで合わせたが、シュートは枠の上。さらに60分にも、左サイドをオーバーラップした鮫島の折り返しから田中がシュートを放ったが、これは相手GKの正面を突いた。
▽なでしこは71分、田中と中島を下げて岩渕と増矢を投入。すると82分、バイタルエリア右でボールを受けた岩渕がドリブルで仕掛けると、相手DF2枚をかわしゴールエリア右付近まで侵攻し、シュートをゴール左隅に突き刺した。
▽結局、試合はそのまま2-6で終了。大量失点を喫したなでしこは、前回大会のリベンジを果たすことができなかった。なお、なでしこは3月2日に行われるフルーネンC第2節でアイスランド女子代表と対戦する。
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