【ELプレビュー】ラウンド16進出を懸けた運命の第2戦! 香川ドルトや南野ザルツに注目!

2018.02.22 18:00 Thu
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▽ヨーロッパリーグ(EL)・ラウンド32の2ndレグが22日に開催される。先週に行われた1stレグでは優勝候補がいずれも順当に勝利を重ねたが、ラウンド16進出を懸けた運命の第2戦の行方はいかに。ドルトムントやアーセナル、アトレティコ・マドリー、ナポリ、ミランといった優勝候補、日本人選手所属クラブを中心にラウンド32第2戦の見どころを紹介していく。
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◆ラウンド32・1stレグ結果◆
レッドスター 0-0 CSKAモスクワ
アスタナ 1-3 スポルティング・リスボン
ドルトムント 3-2 アタランタ
ルドゴレツ 0-3 ミラン
マルセイユ 3-0 ブラガニース 2-3 ロコモティフ・モスクワ
エステルスンド 0-3 アーセナル
レアル・ソシエダ 2-2 ザルツブルク
スパルタク・モスクワ 1-3 ビルバオ
AEKアテネ 1-1 ディナモ・キエフ
セルティック 1-0 ゼニト
ステアウア・ブカレスト 0-1 ラツィオ
コペンハーゲン 1-4 アトレティコ・マドリー
リヨン 3-1 ビジャレアル
パルチザン 1-1 ビクトリア・プルゼニ
ナポリ 1-3 RBライプツィヒ

◆ラウンド32・2ndレグ◆
▽2/21(水)
CSKAモスクワ 1-0(AGG:1-0) レッドスター
▽2/22(木)
《25:00》
ロコモティフ・モスクワ vs ニース
《27:00》
アトレティコ・マドリー vs コペンハーゲン
ディナモ・キエフ vs AEKアテネ
ラツィオ vs ステアウア・ブカレスト
RBライプツィヒ vs ナポリ
スポルティング・リスボン vs アスタナ
ビクトリア・プルゼニ vs パルチザン
ビジャレアル vs リヨン
ゼニト vs セルティック
《29:05》
ミラン vs ルドゴレツ
アーセナル vs エステルスンド
アタランタ vs ドルトムント
ビルバオ vs スパルタク・モスクワ
ブラガ vs マルセイユ
ザルツブルク vs レアル・ソシエダ

★注目はアタランタvs香川ドルト、南野ザルツvsソシエダ!
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▽前述のようにビッグクラブが概ね順当に勝利を重ねた中、この第2戦でより緊迫感のある勝負が期待されるのがアタランタvsドルトムントと、ザルツブルクvsレアル・ソシエダの2カードだ。

▽ドルトムントホームで行われた初戦は、ドルトムントがMFシュールレのゴールで先制に成功するも、追いすがるアタランタが後半立ち上がりにMFイリチッチの連続ゴールで逆転。しかし、好調を維持するドルトムントは新エースFWバチュアイの2ゴールによって再逆転に成功し、ホームで3-2の勝利を手にした。

▽しかし、2ndレグに向けてアタランタは2つのアウェイゴールを持ち帰っており、セリエAの強豪を苦しめるベルガモの地での逆転は十分に可能だ。直近のフィオレンティーナ戦では一部主力を温存した中、フィオレンティーナ相手に追いついての1-1のドローと調子を維持している。

▽対するドルトムントは先週末に行われたボルシアMG戦を苦しみながらもMFロイスの復帰弾と守護神ビュルキの好守で1-0の勝利を収め、公式戦4連勝を飾っている。足首を負傷中のMF香川真司の欠場は決定的となっているが、過密日程の中でラウンド16進出を果たしたいところだ。

▽また、MF南野拓実の試合終了間際の劇的な同点弾によって難所アノエタで2-2のドローという好結果を持ち帰ったザルツブルクは、ホームに舞台を移して行われる今回の2ndレグでラウンド16進出を目指す。前回対戦ではセットプレーと相手の個人技から失点を喫したものの、チームとして崩される場面は少なく、今回の一戦でも1stレグ同様のアプローチで臨むと思われる。その中で先発出場が期待される南野にはポジショニングミスや集中力に難がある相手守備陣に対して、積極的なオフ・ザ・ボールの動きで揺さぶりをかけていきたい。とりわけ、カウンターの場面では得点のチャンスがありそうだ。

★初戦大勝のアーセナルら強豪は週末のビッグマッチに向け主力温存へ
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▽格下との対戦となったアーセナル、ミラン、アトレティコ・マドリー、マルセイユら優勝候補はいずれも初戦を大勝で飾り、余程のことがなければ、ラウンド16進出が濃厚だ。そのため、今回の2ndレグは一部主力を温存して若手や控えメンバー主体で戦うことになりそうだ。

▽エステルスンド(スウェーデン)との敵地での初戦を3-0で快勝したアーセナルは、今週末にマンチェスター・シティとのEFLカップ決勝というビッグマッチを控えており、その試合に万全の状態で臨むため1stレグで起用したMFエジルやMFムヒタリアン、DFモンレアルらの主力を温存する見込みだ。代わってFWエンケティアやFWネルソン、MFナイルズといった期待の若手に加え、DFコラシナツなどの控えメンバーがスタメンに名を連ねる見込みだ。

▽同様にルドゴレツ(ブルガリア)とのアウェイゲームを3-0で快勝したミランは、こちらも今週末にセリエAのローマ戦、来週ミッドウィークにラツィオとのコッパ・イタリア準決勝という重要な連戦を控えており、主力温存が濃厚だ。

▽さらに、コペンハーゲンとのアウェイゲームを4-1で逆転勝利したアトレティコは今週末にセビージャとの上位対決を控えており、今回の2ndレグではFWトーレスやMFビトロら控え組にチャンスが与えられそうだ。

▽また、途中出場のDF酒井宏樹のアシストなどによってホームで3-0の勝利を収めたマルセイユは、ブラガの本拠地に乗り込む今回の2ndレグに向けて同じく主力を温存する構え。今週末にはリーグ首位パリ・サンジェルマンとの“フランス・ダービー”が予定されており、酒井やFWトヴァン、MFサンソンらが温存される見込みだ。

★ゼニトやラツィオ、ナポリの逆転は?
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▽また、敵地での初戦を落としたゼニトやラツィオ、ビジャレアルといった強豪チームはホームで戦うこの2ndレグで逆転突破を目指す。

▽ロジャーズvsマンチーニという名将対決に注目が集まったセルティックとの初戦を終盤の失点により0-1で落としたゼニト。だが、その1stレグがウィンターブレーク明け最初の公式戦だったという事情もあり、試合勘を取り戻した中で戦う極寒のホームでのリターンマッチに向けて十分に望みはあるはずだ。MFパレデスやFWドリウッシなどアルゼンチン人プレーヤーの活躍に期待がかかるところだ。

▽また、ステアウア・ブカレストとの1stレグを0-1で落としたラツィオだが、月曜に行われたヴェローナ戦ではここ数試合沈黙が続いていた主砲FWインモービレのドッピエッタの活躍で公式戦6試合ぶりの勝利。勢いを取り戻した中、アウェイチームにとっては難しいオリンピコを舞台に逆転突破を狙う。

▽前述の2チームとは異なり、ビジャレアルは厳しい立場に立たされている。昨季セミファイナリストのリヨンのホームに乗り込んだ初戦ではミス絡みの連続失点で流れを失うと、MFフォルナルスのゴールで貴重なアウェイゴールを奪うも、後半終盤に相手FWデパイのスーパーゴールで突き放され、1-3の敗戦を喫した。また、先週末のリーガでも格下エスパニョールに勝ち切れず、公式戦4戦未勝利となっている。もちろん、対戦相手のリヨンもEL直後のリーグ戦を引き分けているが、相手の強力な攻撃陣を抑え込んでの2-0の逆転突破は非常に困難なミッションだ。

▽一方、ラウンド32に屈指の好カードとなったライプツィヒとの初戦でホームで1-3の大敗を喫したナポリは、ビジャレアル以上に厳しい状況だ。そのため、1stレグと同様に一部主力を温存して敵地での2ndレグに臨む構えだ。セリエAでは直近のSPAL戦を1-0で勝ち切ってクラブ記録タイの9連勝で2位ユベントスとの勝ち点1差をキープしており、チームのプライオリティーは完全にスクデットへと向いている。

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