【CLプレビュー】ウクライナ王者とセリエA強豪が7年ぶりの再戦! ベスト16の壁を破るのは《シャフタールvsローマ》

2018.02.21 12:00 Wed
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▽チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦1stレグ、シャフタールvsローマが日本時間21日28:45にOSKメタリスト・スタジアムでキックオフされる。共にベスト16の壁に苦しんできたウクライナ王者とセリエA強豪による、2010-11シーズン以来となる通算5度目の対戦だ。

▽世界屈指の魅力的なフットボールを展開するマンチェスター・シティ、ナポリの2チームに1度ずつ土を付けるなど、堂々とした戦いぶりでグループFをシティに次ぐ2位で通過したシャフタール。また、国内リーグでは約2カ月間のウィンターブレーク明けとなった直近のチョルノモレツ戦を5-0の快勝で飾り、宿敵ディナモ・キエフと勝ち点3差の首位をキープしている。ただ、極寒のハルキウで迎える今回の初戦に向けてはコンディション面の良好さ、試合勘の欠如、いずれの側面が出るかが気がかりな点だ。

▽一方、アトレティコ・マドリーとチェルシーと同居した“死のグループC”を見事に首位通過したローマ。しかし、昨年末から急激に失速したチームは公式戦7試合未勝利という泥沼の状況を経験。それでも、格下との対戦が続いた直近の3試合では完全覚醒の気配を漂わせるMFジェンギズ・ユンデルや守護神アリソンの活躍で3連勝を飾っており、良い形で今回の一戦を迎えた。
▽両チームは近年ラウンド16の壁をなかなか突破できておらず、シャフタールは通算3度の挑戦のうち2度敗退。一方、ローマは2007-08シーズンにレアル・マドリーに勝利して以降、3度ラウンド16に進出もそのすべてで敗れている。なお、シャフタールが唯一ラウンド16を突破したのは、2010-11シーズンの対戦相手は奇しくも今回の対戦相手のローマであり、そのときは1stレグを3-2、2ndレグを3-0で快勝していた。

◆シャフタール◆
【4-2-3-1】

▽シャフタール予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:ピアトフ
DF:ブトコ、オルテツ、ラキツキ、イスマイリ
MF:フレッジ、ステパネンコ
MF:マルロス、タイソン、ベルナール
FW:ファクンド・フェレイラ
負傷者:MFマリシェフ
出場停止者:DFスルナ
▽キャプテンのスルナがドーピング違反疑惑の暫定出場停止処置のため引き続き欠場する。負傷者に関してはマリシェフの欠場が決定的となっている一方、軽傷を抱えるベルナールにも欠場の可能性がある。

▽スタメンに関してはベルナールの起用が難しい場合、コバレンコかデンチーニョが代役を担うことになる。ただ、それ以外はグループステージを戦ったベストメンバーが並ぶ見込みだ。

◆ローマ◆
【4-2-3-1】

▽ローマ予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:アリソン
DF:フロレンツィ、マノラス、ファシオ、コラロフ
MF:デ・ロッシ、ストロートマン
MF:ジェンギズ・ユンデル、ナインゴラン、ペロッティ
FW:ゼコ
負傷者:DFカルスドルプ、ホナタン・シルバ、MFゴナロン、フロレンツィ
出場停止者:なし

▽出場停止者はいない。負傷者に関してはカルスドルプとホナタン・シルバ、ゴナロンの欠場が確定。また、体調不良のフロレンツィに関しては試合当日まで状態を確認する必要がある模様だ。仮に、欠場する場合はブルーノ・ペレスが代役を担う。

▽システムに関しては[4-3-3]と[4-2-3-1]を併用しているが、ナインゴランをトップ下に配してより前から圧力をかけていく後者の採用が濃厚だ。メンバー選考に関してはデ・ロッシとペロッティに代わってペッレグリーニ、エル・シャーラウィが起用される可能性もありそうだ。

★注目選手
◆シャフタール:MFフレッジ
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▽シャフタールの注目プレーヤーは、中盤の要を担うフレッジだ。2013年にインテルナシオナルからシャフタールに加入したフレッジは、セントラルMFの主力として活躍。ボールを奪えて運べて捌けるうえ、シュートセンスにも優れる万能型MFにはグループステージで対戦したマンチェスター・シティの智将グアルディオラ監督もぞっこんの模様だ。現在最も旬なタレントであるブラジル代表MFとしては、ナインゴランを筆頭に実力者を揃えるローマの中盤に対して、奮闘が期待される。

◆ローマ:MFジェンギズ・ユンデル
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▽ローマの注目プレーヤーは、直近のセリエA3試合で4ゴール1アシストと絶好調のジェンギズだ。昨夏、イスタンブール・バシャクシェヒルから加入した20歳のトルコ代表MFは、開幕から定期的に出場機会を与えられながらも、語学の問題による連携面やセリエAへの適応に加え、線の細さが目立って思うような活躍を披露できず。それでも、2018年に入ってからは“トルコのディバラ”と評される巨大なポテンシャルを発揮し始め、ヴェローナ戦でのセリエA初ゴールから3試合連続ゴール中だ。とりわけ、縦への推進力と小さなモーションから繰り出す正確且つ破壊力のある左足のシュートは圧巻の一言だ。徐々に周囲の信頼を得てボールが集まり出している中、よりインテンシティの高いシャフタール相手にプレゼンスを示せれば、前任の右ウイング・FWサラー(現リバプール)に続く新たなレフティーモンスターの誕生となるはずだ。

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