【J1開幕直前クラブガイド】長谷川体制始動、心機一転を図る新シーズン《FC東京》
2018.02.18 15:10 Sun
▽2018シーズンの明治安田生命J1リーグが史上初の金曜開催の23日を皮切りに幕を開ける。“蹴”春到来を先駆けて、超WS編集部が今シーズンのJ1を彩る全18クラブを徹底分析。チームのノルマ、補強達成度、イチオシ選手、予想布陣をお届けしていく。第6弾はFC東京を紹介する。
【IN】
MF大森晃太郎(25)←ヴィッセル神戸/完全
MF品田愛斗(18)←FC東京U-18/昇格
FW富樫敬真(24)←横浜F・マリノス/期限付き
FWディエゴ・オリヴェイラ(27)←柏レイソル/期限付き
FW原大智(18)←FC東京U-18/昇格
FW矢島輝一(22)←中央大学/新加入
【OUT】
DF徳永悠平(34)→V・ファーレン長崎/完全
MFユ・インス(23)→アビスパ福岡/期限付き
MF野澤英之(23)→愛媛FC/期限付き
MF佐々木渉(21)→カマタマーレ讃岐/完全
MF石川直宏(36)→引退
FW大久保嘉人(35)→川崎フロンターレ/完全
FWピーター・ウタカ(34)→サンフレッチェ広島/期限付き満了
◆超WS編集部イチオシ選手
2017シーズン(J1) 26試合出場4得点
▽キープレーヤーは、ガンバ大阪時代に長谷川監督の指導の下でタイトル獲得に貢献したMF大森晃太郎だ。中盤でのダイナミックな動き、攻撃に推進力を持たせられる点が魅力な選手であり、監督も「ああいうタイプの選手はいなかった」と述べている通り、FC東京に変化を持たせることができる。恩師が直々に補強を持ち掛けたことも伝えられており、飛躍を遂げるためにはこの選手の活躍が鍵となることは間違いない。
◆2018シーズンの予想布陣
▽バックラインに関しては、両サイドバックのDF太田宏介、DF室屋成は固い。センターバックには負傷から回復したDF森重真人、その相方にはDF丸山祐市ではなく新キャプテンに任命されたDFチャン・ヒョンスが収まる可能性は高い。
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◆“3冠監督”の下でのリスタート【ノルマ:ACL出場権争い】(C)CWS Brains,LTD.
▽2017シーズンはリーグ屈指の大型補強を行い優勝候補に名乗りを上げたが、最後までポテンシャルを発揮することなく、終わってみれば13位。仕切り直しを図る新シーズンに向けては、ガンバ大阪時代に2014シーズンの3冠を含む6度のタイトル獲得にチームを導いた長谷川健太監督を招へいし、新体制発表会でも優勝を掲げていた。とはいえ、昨シーズン終盤の状態を考えれば攻守ともに課題は多い。特にリーグ13位の37得点に留まった得点数について、長谷川監督は「50得点以上を目指す」、「そういった数字をクリアしなければタイトルには手が届かない」と口にしており、優勝を目指すには劇的な改善が求められる。FW大久保嘉人、FWピーター・ウタカと、昨シーズンそれぞれ8得点でチーム内得点王となった2選手が退団していることもあり、攻撃の構築には時間がかかるだろう。まずは長谷川監督が基軸とする守備組織を熟成させた上で、一歩ずつ着実に前進していくことが必要だ。◆長谷川体制構築に向けた補強【補強達成度:C】(C)CWS Brains,LTD.
▽即戦力としての補強はMF大森晃太郎、FW富樫敬真、FWディエゴ・オリヴェイラに留まった。しかし、長谷川監督が「ポテンシャルの高い選手が多い」と口にしていた通り戦力的に十分と考えたために、昨シーズンのような派手な補強は控えたのだろう。逆に監督のスタイルに合致した、求める選手のみをピンポイントで補強したとも表現できる。とはいえ、FW大久保嘉人、FWピーター・ウタカといったスコアラーや、MF石川直宏、DF徳永悠平の両ベテランが抜けた精神的な穴は大きい。特にDF徳永悠平の放出に際して、右サイドバックのバックアッパーを獲得しなかったことは、不安要素となりそうだ。【IN】
MF大森晃太郎(25)←ヴィッセル神戸/完全
MF品田愛斗(18)←FC東京U-18/昇格
FW富樫敬真(24)←横浜F・マリノス/期限付き
FWディエゴ・オリヴェイラ(27)←柏レイソル/期限付き
FW原大智(18)←FC東京U-18/昇格
FW矢島輝一(22)←中央大学/新加入
DF徳永悠平(34)→V・ファーレン長崎/完全
MFユ・インス(23)→アビスパ福岡/期限付き
MF野澤英之(23)→愛媛FC/期限付き
MF佐々木渉(21)→カマタマーレ讃岐/完全
MF石川直宏(36)→引退
FW大久保嘉人(35)→川崎フロンターレ/完全
FWピーター・ウタカ(34)→サンフレッチェ広島/期限付き満了
◆超WS編集部イチオシ選手
(C)CWS Brains,LTD.
MF大森晃太郎(25)2017シーズン(J1) 26試合出場4得点
▽キープレーヤーは、ガンバ大阪時代に長谷川監督の指導の下でタイトル獲得に貢献したMF大森晃太郎だ。中盤でのダイナミックな動き、攻撃に推進力を持たせられる点が魅力な選手であり、監督も「ああいうタイプの選手はいなかった」と述べている通り、FC東京に変化を持たせることができる。恩師が直々に補強を持ち掛けたことも伝えられており、飛躍を遂げるためにはこの選手の活躍が鍵となることは間違いない。
◆2018シーズンの予想布陣
(C)CWS Brains,LTD.
▽昨シーズン用いていた[3-1-4-2]ではなく、[4-4-2]もしくは[4-4-1-1]を基軸とする可能性が高い。最前線には、自ら仕掛けてチャンスを作ることができるFWディエゴ・オリヴェイラがファーストチョイスとなり、相方にFW前田遼一、FW富樫敬真、FW永井謙佑の候補が挙がる。相性を考えれば、衛星のような動きができ経験にも秀でているFW前田遼一が有力だ。▽中盤に関しては、サイドハーフの一枚はMF大森晃太郎に。逆サイドにはMF東慶悟とFW永井謙佑が競合するが、プレシーズン中の試合ではより推進力のあるFW永井謙佑を右に置き、MF東慶悟はボランチで起用されていた。中盤中央の2枚には、ゲームをコントロールするためにもMF高萩洋次郎は欠かせない。ボール奪取から積極的に最前線に顔を出すMF橋本拳人がその相方となり、MF東慶悟は状況に応じた起用となるだろう。
▽バックラインに関しては、両サイドバックのDF太田宏介、DF室屋成は固い。センターバックには負傷から回復したDF森重真人、その相方にはDF丸山祐市ではなく新キャプテンに任命されたDFチャン・ヒョンスが収まる可能性は高い。
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