天皇杯王者・C大阪がルヴァン再現で初優勝! Jリーグ王者・川崎Fを3発撃破!《FUJI XEROX SUPER CUP 2018》

2018.02.10 15:31 Sat
©超ワールドサッカー
▽FUJI XEROX SUPER CUP 2018の川崎フロンターレvsセレッソ大阪が10日に埼玉スタジアム2002で行われ、3-2でC大阪が勝利した。
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▽2017シーズンのJリーグ王者と天皇杯王者が相対する一戦。昨シーズンの明治安田生命J1リーグで悲願の初タイトルを獲得した川崎Fは、GKチョン・ソンリョン、最終ラインには右から田坂、奈良、谷口、車屋を並べた。ボランチではエドゥアルド・ネットと森谷がコンビを組み、二列目は右から家長、中村、阿部、ワントップに昨季JリーグMVPと得点王を獲得した小林が入った。▽一方、昨シーズンにYBCルヴァンカップと天皇杯を制して初タイトルと同時に2冠を達成したC大阪は、GKキム・ジンヒョン、最終ラインには右から松田、マテイ・ヨニッチ、山下、丸橋が入った。中盤の底には山口と山村、右に水沼、左に清武、前線では杉本と柿谷がツートップを組んだ。
▽YBCルヴァンカップ決勝で初タイトルを争った激突した両者の試合は立ち上がりからC大阪が果敢に川崎F陣内へと攻め込む。7分、流動的なパスワークからボックス左外の清武がクロスを供給。これに柿谷が飛び込んだが、GKチョン・ソンリョンがパンチングで跳ね返す。この際に柿谷の足が顔面に当たったGKチョン・ソンリョンがピッチに倒れこんだが、手当てした後にプレーを再開させた。

▽ヒヤリとする場面を迎えた川崎Fはボールを落ち着かせてペースを引き寄せたいものの、ボックス付近で息が合わずシュートまで結びつけることができない。一方のC大阪は両サイドからうまくボックス内に侵攻して川崎Fに迫る。19分、丸橋、杉本とつないでボックス内へ侵攻。最後は柿谷がボックス左からダイレクトでシュートを放つも、ミートしきれずボールは枠外に飛んでしまう。
▽前半半ばに差し掛かると、川崎Fにボールを持たせながらもチャンスの芽を摘み続けるC大阪が先制点。26分、右サイド敵陣深い位置に流れた山村がクロス。これをニアサイドで受けた杉本がボックス手前に落とすと、走り込んだ山口が右足で丁寧にコースを狙い、ゴール右下へと突き刺した。

▽流れを変えたい川崎Fは、失点後も停滞が続いたが、徐々にシュートチャンスを作り始める。33分、家長からパスを受けた阿部がボックス手前やや右から左足でシュート。しかし、これはGKキム・ジンヒョンの正面。さらに37分、森谷とのワンツーでボックス内に侵攻したエドゥアルド・ネットのパスを小林がボックス右からクロスを入れる。相手DFに当たったこぼれ球を中村が右足を振り抜いてゴールを狙ったが、枠を捉えることができない。

▽追加点が欲しいC大阪は38分に柿谷がボックス左手前から強烈なシュート。しかし、わずかにゴール左へと外れる。対する川崎Fは前半アディショナルタイムに森谷の右から奈良、中村のFKからエドゥアルド・ネットが頭で合わせて同点ゴールを狙うも、どちらも脅かすには至らず、1-0でC大阪がリードして試合を折り返す。

▽後半に入ると、1点を追う川崎Fは森谷に代えて大島、中村に代えて大久保を投入。しかし、それでもC大阪は48分、杉本が空中戦に競り勝つと、走り込んだ清武が最終ラインを突破する。そのままボックス内に侵攻して、GKとの一対一を制し、2-0にする。

▽リードを広げられた川崎F。それでも50分、クロスのこぼれ球に反応した車屋がボックス内で倒されてPKを獲得する。これをキッカーの小林がゴール正面に蹴り込んだ。

▽1点差に詰め寄られたC大阪は56分、敵陣中央右でFKを得ると、キッカーの丸橋がクロスを選択。マテイ・ヨニッチが頭で合わせてゴールネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定が下される。

▽前半よりも敵陣への侵攻回数が増加したものの、リズムを掴みきれない川崎F。これに対してC大阪は、前がかりになる川崎Fのスペースを利用して的確にシュートへと結びつける。すると78分、敵陣中央でボールを持ったヤン・ドンヒョンがスルーパス。これに高木が抜け出してボックス内に侵攻し、ゴール左へと流し込んだ。

▽大きな追加点を奪ったC大阪は直後、杉本に代えて秋山、丸橋に代えて田中を投入して守備固め。しかし、諦めない川崎Fは後半アディショナルタイム、ボックス左外でパスを奪った長谷川が中央へクロスを送る。ゴール前に走り込んだ大久保がプッシュして1点差に詰め寄ったが、反撃はここまで。3発でJリーグ王者に競り勝ったC大阪が同大会初優勝を飾った。

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【J1注目プレビュー|第5節:川崎Fvs横浜FM】チーム状況は大きな差、ACLEを勝ち上がった両者の“神奈川ダービー”

【明治安田J1リーグ第9節】 2025年4月9日(水) 19:00キックオフ 川崎フロンターレ(6位/15pt) vs 横浜F・マリノス(19位/7pt) [Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu] <h3>◆アクシデントをどう乗り越える【川崎フロンターレ】</h3> 前節はFC町田ゼルビアとの上位対決となった川崎Fだが、試合は2-2のドロー。引き分けに終わったこと以上に、前半で橘田健人、ジェジエウが負傷交代したことが気掛かりだ。 アウェイゲームで逆転を許した中でのドローと考えれば悪くはない。7連戦を戦う中で、選手を入れ替えて戦って行きたい矢先のアクシデントは痛恨だが、チーム力を今こそ見せる時とも言える。 河原創の嗅覚を生かした同点ゴールはプラス材料だが、町田前を欠場した高井幸大の状態は気になるところ。万全とは言えない中で、それでも試合はやってくる。ホームではしっかりと勝利を収めたい。 ★予想スタメン[4-2-3-1] GK:山口瑠伊 DF:佐々木旭、高井幸大、丸山祐市、三浦颯太 MF:河原創、山本悠樹 MF:伊藤達哉、脇坂泰斗、マルシーニョ FW:山田新 監督:長谷部茂利 <h3>◆まずは勝利を【横浜F・マリノス】</h3> 前節は東京ヴェルディとの“クラシコ”をホームで迎えたが、試合は0-0のゴールレスドロー。特に攻撃面での不調が気になるところだ。 今季はリーグ戦でまだ1勝に終わっており、選手が大きく入れ替わり、新たなサッカーに取り組んでいるものの、持ち味であった攻撃力の不発がずっと続いている状況。得点数はまさかのリーグワーストで8試合で4点しか決めていない絶望的な状況だ。 さらに、前節はアンデルソン・ロペスがメンバー外。エースの不調も今季はブレーキの原因と言えそうだが、このダービーでしっかりと詰まったケチャップを出して欲しいところだろう。 守備は一定の結果を残しているだけに、いかに点を取るかがチームの課題。ファン・サポーターを含め、ダービーの勝利でチームに火をつけたい。 ★予想スタメン[4-4-2] GK:朴一圭 DF:松原健、ジェイソン・キニョーネス、サンディ・ウォルシュ、永戸勝也 MF:ヤン・マテウス、渡辺皓太、山根陸、遠野大弥 FW:植中朝日、アンデルソン・ロペス 監督:スティーブ・ホーランド 2025.04.09 11:30 Wed
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【明治安田J1第8節まとめ】浦和はマテウス・サヴィオの初ゴールで清水に勝利! 今季苦戦中の神戸、C大阪が名古屋が勝利も横浜FMが降格圏転落

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